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第29話 英雄狩り満腹知らずのまんぷくが、英雄狩りをしている理由

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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「お前たち! 私がなぜ英雄狩りなどをしているか、聞かせてやろう」英雄狩りが、英雄狩りからぼくを守るように立つソフィアお母様をわきにどかせながら言った。

「その前に交差点と信号機を直してもらえますか?」ぼくは、悪人ではないはずの英雄狩りの目を見て言う。

「直せないぞ? お前たちは割った窓ガラスを元に戻せるのか?」英雄狩りが不思議そうに聞いてくる。

「なるほど……空間操作とか空間支配とか言ってたので、勝手に直せるものだと勘違いしてました……」ぼくは、釈然しゃくぜんとしないものを感じたが逆らわないようにごまかす。

「そうだ! だからこそ英雄の力は、世界のバランスを崩しかねない危険な力なのだ! では私が英雄狩りをしている理由を話すぞ?」英雄狩りがぼくの目を見て確認してくる。

「はい」ぼくだけが答える。

「私が学生をやっていたころ、私と私の姉は幼なじみの家に遊びに行ってな。おやつとしてまんじゅうが、一人につき一つ出たのだ……」英雄狩りが悲しそうな表情でしみじみと言う。

「え? 英雄狩りをしている理由を話してくださるはずでは?」ぼくは、まぬけに見える表情で聞き返す。

「もちろんそうだとも!まあ話を聞け。私がゲームに夢中で一口も食べないうちに幼なじみと姉はまんじゅうをそれぞれ食べ終わってな、『まんじゅう食べないんなら、あたしにちょうだい!』と姉が言ってきたのだ」英雄狩りは悲しそうな表情で話を続ける。

「もちろん私は断った!『このまんじゅうは食べないんじゃない!楽しみとして取ってあるんだ!』と言ってな!」英雄狩りは悲しそうな表情はそのままで、怒りを感じさせる口調でノリノリの演説を続ける。

「そうすると姉が『じゃあまったく同じまんじゅうを増殖させる魔法を作るから、そのまんじゅう貸して!』と言ってきたので、それならいいかと渡してしまったのだ!」英雄狩りの悲しそうな表情はすでに、嘆き(なげき)の表情に変わっている。

「姉はまんじゅう増殖魔法の制作に成功した……自身の英雄化のおまけつきでな! そこで何かおかしいと気付くべきだった! まんじゅう増殖魔法を使うと、1つのまんじゅうが大きさも見た目も味もそのままの10個のまんじゅうになってな。『夕飯前にこんなに食べたら、夕飯食べれなくなっちゃうよ!』と笑いあいながら幼なじみと姉と私でそれぞれ1つずつ食べた所で、残った7個のまんじゅうが70個になってな……。『サチちゃん!まんじゅうもう増やさなくていいよ!』と幼なじみがあせって姉に言うと、『止め方、解らない!』と姉が泣きそうになりながら言ってな。そこで幼なじみが『衛兵隊の英雄の人に連絡するね!』と言って部屋から出て行って、私と姉だけになったのだが。私と姉が増え続けるまんじゅうを何とかしようと食べ続けると、今度は私が英雄化してまんじゅうをたくさん食べれるようになったんだが。英雄としての格の違いなんだろうな、多少増殖速度をおさえるだけでまんじゅうは増え続けてな。けっきょく衛兵隊の英雄に、姉の魔力を半分以下まで吸収してもらうまでまんじゅうの増殖は止まらなかった。だがこれで終わりではなかったのだ! 30分後姉の魔力が少し回復すると、またまんじゅうが増殖を始めてな! もう一度衛兵隊の英雄に来てもらって今度は魔力が半分以上に回復しないように、魔力を加減して吸収する首輪をつけられてな! その首輪はずっとつけておくように言われたよ! ここで後の問題は幼なじみの家中にあふれるまんじゅうなんだが、隣近所に手伝ってもらって街中に配ってもらったんだ。幸い包装紙ごと増殖していたからな……。だがこれにも問題があったのだ! その包装紙のまんじゅう店は、創業2400年125代続く老舗しにせまんじゅう店でな。『うちのまんじゅうを大量に配って、うちに損害を出した責任を取れ!』と言ってきてな。『それなら僕、英雄になったのでお金を稼いで返します!』と私は言ったのだが。どうやら姉の簡単に英雄化するほどの存在の力その美貌とプロポーション、魔力を封じられて魔力を使える者に逆らえないその境遇きょうぐうなどに目を付けられたらしくてな。『まんじゅうを増やしてうちに損害を出したのはそのムスメさんなんだから、そのムスメが責任を取るのが筋だろう! 責任を取ってうちの125代目の跡取りと結婚しろ!』と言ってきてな。私の姉は少しためらった後『分かりました。責任を取って結婚します!』と言い実際に結婚したのだ。その後姉は、そのまんじゅう屋一族の家から出してもらえず。30年間で28人の子供を産まされ。境遇をあわれに思った通りすがりの英雄に魔力を吸収している首輪を外され、英雄の力をコントロールするトレーニングを3分されたのち、増え続けるまんじゅうを見て『世界崩壊の直接の原因になりかねない危険な能力だ!』と言われ、そのまま殺されたそうだ……」英雄狩りは悲しそうにしていたが、『』のセリフでは声まで変えてノリノリで話していた。


挿絵(By みてみん)

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「妖精使いアルヴィン」は妖精たちが大活躍する物語ですが、さすがに第1話から活躍はさせてあげられませんでした。

第3話の最初の戦闘で、どのように活躍するのかのおおざっぱな方向性を。

第8話で、一般的なフェアリーと言う種族のしょうがない可愛さを。

第15話で、飛び回る妖精たちの可能性を。

第18話第19話で、フェアリーの木の種のシャレにならないやばさを。

第20話で、フェアリーたちの純粋さを。

第25話で、妖精の集団によるとびぬけた大物狩りを。

第26話で、ピクシーとインプの秘密を。

第28話で、強すぎる英雄狩りの脅威の基本能力を。

第33話で、フェアリーたちの大活躍を。

第35話で、英雄化した者たちの「世界がバランスをたもとうとする」新たな縁の注意点を。

読んで妖精たちのファンになってくださると、僕もアルヴィンもよろこびます!

第35話で1巻想定分ですが、応援されれば果てしなく続きます!

僕に「妖精使いアルヴィン」を書かせてください!

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