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第27話 世界樹キルヒアイスと英雄化

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 転移魔法の光の球から出ると、世界樹になる途中のキルヒアイスの根元から10メートルの位置に出た。

「ほら!ふみつぶされるよ! 早く離れて!」さきにこちらに来ていた妖精たちと共に、素早く転移魔法の光の球から離れて後続を観察する。

「転移魔法の光の球から出たら、あとからくる子のためにすぐに離れてね~~!」転移魔法の光の球から妖精たちや男たちが出てきている間中、同じ言葉を繰り返す。

「転移魔法の光の球から出たら、あとからくる子のためにすぐに離れてね~~!」

 しばらくまって新たに出てくる妖精がいなくなったころ、とつぜんジョンとジェイムズの気配が変わった。

「な!」ぼくが驚愕してジョンとジェイムズを見ると。

「フェアリーの神が少し魔力を返してくれたようだね、総魔力量の四分の三ぐらいかな?」とジョンさん。

「ぼくの8層しかまとえない魔力では相変わらずジョンさんとジェイムズさんの魔力は感じられないんですけど、気配と言うか、戦ってはダメな感じと言うか」

「ああ、私とジェイムズの魔力は英雄に分類される魔力なんだ」とジョンさん。

「つまり英雄でも魔力が半分以下になれば、英雄とは言えない状態になると?」

「そうだね」とジョンさん。

 そんな話をしている間に今度は、ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテの魔力の質が変わった。

「え?ぼくも? 魔力が使いやすくなってる? 魔力の層を14層まとえるようになってる!」

「え? 英雄になるだけで、まとえる魔力の層の数が変わったの? 普通は変わらないんだけど?」とジェイムズさん。

 周りの状態もいつの間にか変わっている、キルヒアイスはさらに大きく、辺りからはダンジョンの中のような魔力が感じられる。

〈キルヒアイス!世界樹になれたの?〉

〈なれたよ!アルヴィンも英雄化おめでとう!〉

〈ありがとう! でも、ジョンさんとジェイムズさんもだけどキルヒアイスの魔力もよく分からないや!〉

 世界樹になったキルヒアイスの身体全体はぼんやり光っていて他の世界樹とは違う神秘的な雰囲気をまとっている。

 魔力精密感知とマナ精密感知と幸運さ精密感知の魔法で世界樹になったキルヒアイスと周囲を見ると、フロレーテ迷宮の世界樹のように虹色に輝く雪のような濃いマナが世界樹全体からあふれ出しぼくたちや周囲の木々に吸い込まれていく所が観察できる。

 若干じゃっかん?いや明らかに、ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテに吸収されていくマナが多くなっているような気がする。

 英雄化の影響もあるだろうが、格上の英雄であるジョンさんとジェイムズさんでもここまでではない。

「ぼくはこれから世界樹の樹液を集めて一度家に帰るんですけど、ぼくの家軍の施設で一緒に帰るとジョンさんとジェイムズさんの事聞かれちゃうんで一緒に帰れないんですけど、これからの予定とかありますか?」

「「いや、ないが」」とジョンさんとジェイムズさん。

「幸運さが低い事に悩んでるようでしたら、ケサランパサラン魔法王国の軍隊に入ると。“ケサランパサラン魔法王国バンザイ!ケサランパサランバンザイ!”と言って200マナ(約40万円)ささげると幸運さがわずかに上がる“ケサランパサランの間接的な加護”と言うのがもらえますんで、考えておいてください。まあ今も少し、幸運さが上がったんですけどね」

「じゃあ、いろいろありがとう!」と言って、ジョンさんが王都の方に走っていく。

「私も追いかけなくては! じゃあ、ありがとう!」と言って、ジェイムズさんもジョンさんを追いかけて走っていく。

「ぼくはフェアリーの木のある場所がなんとなくわかるから、王都の場所わかるけど。ジョンさんとジェイムズさんも、何かを感知してるんだね!」

「人口じゃないかな?」とフィリオーネ。

「じゃあまずは世界樹の樹液のからビンから、世界樹の樹液の残りを集めて、ビンを魔法で洗浄して、また世界樹の樹液を集めようか!」


挿絵(By みてみん)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「妖精使いアルヴィン」は妖精たちが大活躍する物語ですが、さすがに第1話から活躍はさせてあげられませんでした。

第3話の最初の戦闘で、どのように活躍するのかのおおざっぱな方向性を。

第8話で、一般的なフェアリーと言う種族のしょうがない可愛さを。

第15話で、飛び回る妖精たちの可能性を。

第18話第19話で、フェアリーの木の種のシャレにならないやばさを。

第20話で、フェアリーたちの純粋さを。

第25話で、妖精の集団によるとびぬけた大物狩りを。

第26話で、ピクシーとインプの秘密を。

第28話で、強すぎる英雄狩りの脅威の基本能力を。

第33話で、フェアリーたちの大活躍を。

第35話で、英雄化した者たちの「世界がバランスをたもとうとする」新たな縁の注意点を。

読んで妖精たちのファンになってくださると、僕もアルヴィンもよろこびます!

第35話で1巻想定分ですが、応援されれば果てしなく続きます!

僕に「妖精使いアルヴィン」を書かせてください!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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