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全く更新してませんでした本当にすみません
サラリーマンの俺がJKのスマホにジョブチェンジ 第4話 検索履歴
最近、スマホになって分かった事がいくつかある
1.電源をオフにされると眠りにつく
2.動画やらなんやらの音声は普通に流れてくる
3.イヤホンに繋げても、俺の声はイヤホンではなく、直接スマホから聞こえるらしい
4.充電をしても自分には変化が感じられない
とまぁこんな感じで、朝倉さんからしたら何の問題でもないだろう事ばっか分かってくる。 と言っても、一番気になる事があるのだ それは......ツ
「…聞こえてるかしらぁ〜?」
朝倉のお母様が俺に話しかけてる事だ
そもそもの話、これに関しては俺が完璧に悪い。 話は少し前に遡る
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「もし携帯を機種変とか新品に変えるとかしたら、ミトッチはどーなるんだろーね」
突如投げられた疑問に、俺は少々黙り込む。
確かに機種変とかやれば俺の意識全て消え去りそうだが、実際に体験してないからわからない
というかそもそも体験しようとも思わない。
「せいぜい良くても別のスマホに乗り替わるかどうかですよ....、そんな事考えたくもないですね」
そう、いい結果だとしても、別のスマホになれるって事だけだ。
機種変した時に意識を失って、そのまま赤ちゃんになって人生リスタートとかいう事があれば…
いや分かんないけど。
後会社どうなってるかな…
てかそんな事考えた所で分かるはずがないし それに分かる人も居ないだろう
もし居たとしても、「スマホに転生した後機種変されたら人間に生まれ戻ってました!」とか言う人が居たり、記事に載っていたりしたら現状スマホの俺でも鼻で笑える 鼻なんて今付いてないけどね!
という感じで、俺達は日常的な会話…? をしていたのだ
「げッ… そういえば今日友達と買い物行く予定じゃん… 人の意見聞かないで 勝手に予定決定してくるから 嫌なんだよねぇ、あの子」
なんか、俺 と言ってもスマホだが、 そんな面倒くさそうな顔で見られたら 何故か俺まで傷付いてしまう。
まぁ仕方ないんだけどね…
というか、そもそも無機物転生って何だよ、もっとファンタジー要素入れてくれよ
前も言ったけど世界に祝福を的なさぁ…? 何なら陰でも良いから実力者として暗躍したりさぁ…
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なんやかんやあって、朝倉さんは買い物に行った
でも朝倉さんは、携帯である俺を置いて買い物に出かけてしまった
依存症という訳では無いが、スマホは毎日近くにあった方が絶対に良いというのに…
「あーー!体も動かせないし、凄く暇だ!!後会社になんて言おう!!!」
俺はちょっと溜まったストレスを大きな声音でぶちまけてみる。
それがこの結果だ、話を戻そう
*
そんなこんなで お母様に話しかけられているのだが、 この状況をどう打開するか…
俺は朝倉さんの友達で、さっきまで電話してました!的な感じで切り抜けるのは良いんだが、 後々お母様にそんな事言われたら 俺の顔面が液晶をぶっぱなしてしまう。
さぁ、元サラリーマンの俺!三藤 麻木! この危険な状況をどう引っくり返す!
…何も思いつかないのは内緒だ……
次回作は結構時間かかるかもです…