怒りが爆発しそう
棚の後ろに隠れいていたのは………………ダレ?この人?
倒れてますけど、大丈夫ですか?
僕:「ガゥガゥ……」
ちょっと声を出してみたけど無反応。
え、生きてるよね?………まさか殺人現場!?
…………………………
なんてことをかる〜く考えてしまったものの、これは結構危ない状態なのでは………?
暗くてよく見えないけど、体ガリガリだし、服ボロボロだし、動かないし………
一応、存命であるのかどうか確認しなくては………
………最近本当にコソコソすることが多くなった。
ゆっくり、ゆっくり…………
僕も随分手慣れたものだ。
もう足音を立てずに歩ける。
倒れているその人に近づくと…………やっぱり反応はなし。
もっと近づいてみた。
顔のあたりまで移動した。
すると微かに吐息が聞こえた。
生きてる!!
よかった生きてたー!!
危うく第一発見者になるとこだった〜。
………にしても弱ってるね、これ。
寝ている、っていうか衰弱してるんだと思う。
………まずくないか?え、どうしよう。
というかなんでこんなでっかい豪邸にいる人がこんなに弱ってるの!?
食べ物だって此処に沢山あるのに…………
…………………いじめられてる?虐待?
餓死寸前じゃん。
ああぁ、あんの生意気で容赦ない餓鬼が何処へ行ったのか気になるけど今は…………
キョロキョロ、キョロキョロ、周りを見渡す。
何か食べ物………いや食べられる?この起き上がることすらできないような状態で………
お粥………ダメだ。お米見当たらないし、炊飯器もなさそうだし………
あと二足歩行できないし………
ええぇ、これはかなりまずい。
………人呼んでくる?
でも、そしたら僕捕まっちゃうし………
さっき僕がどれだけ叫んでも誰も来なかったし………
まだあの餓鬼を締め上げてないし………
ああもう!!!何処行ったの!?
浮遊少年:[此処だが?]
…………………ッファ!?
…………………!?……!!?
え、ど、何処!?何処にいるの!?
声はすれども姿が見当たらないんだけど!?
浮遊少年:[………適当に遇らうつもりだったんだが、ただの侵入者というわけでもなさそうだな。]
……!?
背筋がビクッと震えた。
後ろを振り向くと…………
僕:[で、出た………………]
別に大した関係でもないのに、蹴られすぎてすっかり見慣れた姿がそこにあった。
………………え?何処から出てきた?え?
浮遊少年:[にしても使えないな。上手くいけば今頃、お前もそこの餓鬼も使用人やらなんやらに捕らえられると思ったのに。]
………………え?
………………もしかして、僕を使って厄介払いしようとしてた!?
はぁあああ!?何それ!?ふざけてんか!?あ“!?
浮遊少年:[……………まあ仕方ない。どうせ後で確認するつもりだったんだ。]
生意気なこの餓鬼は僕を無視して倒れている人の方へと向かっていった。
浮遊少年:[これはまた、随分奇妙な術だな………]
爆発直前の僕には、それが何を言っているのか分からなかった。
ただただ思った。
こんのガキはぁぁあ、ゼッッタイ許さん!!




