縄で縛られる夢を見た
「############」
僕は今、お説教(?)を受けている。水も滴る美少年と一緒に。
「##############、#################」
多分、怒られてる。なんて言ってるのかわからないけど……
……お風呂場であれだけバシャバシャ暴れたから雷でも落ちるかと思ったんけど……
「###########」
あんまり怒られなかった!
まあ、この子も一応この屋敷の御坊ちゃまだしね!
「###〜##…」
幼児が仕方なさそうな声を出した。
は〜い、みたいな?うん、そんな感じの声。
それからは………特に何事もなくお風呂を満喫した。
お風呂の暖かさを感じて、静かにお風呂を楽しんだ。
あったか〜い〜……
何だか眠くなってきた……「ふぁ……」
……おやすみ……
………………………………………………………(眠った)
(それから少しして)
…………………………グッ!な……何…苦し……
オェッ…………お、お腹が………苦し…い……
心地よく眠っていた最中、激しい腹痛が僕を襲った。
僕はゆっくりと目を開けた。
……辺りは暗く静まり返っていた、のだけど。
物凄い近くで小さな寝息が聞こえる。
「#〜」
……嗚呼、何となくだけどわかった。腹痛の正体はこれだ。
そう、目の前で気持ちよさそうに僕を抱きしめながら眠っている幼児だ。
…………あ、そうだ僕お風呂で寝落ちしたんだ。
それで今に至る、と。
……この子、悪い子ではないと思うんだけど、流石にペットと一緒に眠るのは……いやでも、富者の星の下に生まれたこの子からしたら普通なのかな?
…………富者の星の下か〜。いいなぁ〜。
って羨んでる場合じゃない。そろそろ離してもらわないと。
「フググググッ……!」
くっ!やっぱり凄い力!離れな……「グワッ!?」
「#######〜」
小さな寝言が聞こえた。
と同時に僕の小さな小さなお腹が滅茶苦茶押し潰された。
やばいやばいやばい!!!……グぁ……!
何時ぞやの親狼に背中から潰された記憶が蘇る。
といっても今度の感触はあの時とは違うのだけど。
お腹を四方八方からぎゅっと締め付けられる最悪の感触。
グ、ぐるじぃ……死ん…じゃう。
ジタバタ、ジタバタ手足を動かして抵抗する。
「###〜##」
すると僕の足がくすぐったかったのか幼児は漸く僕を離した。
「ハッ!ハァ……ハァ……」
やっと息ができた。
まったく……もう…………よし……
僕は立ち上がってこのデッカい、デッカい……本当にデッカいね、このベット。
の端っこにまで移動して、二度寝をした。
すやすや、すやすや、すやすや……
……………………………………………………………………って違う違う違う!!!




