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猛獣の化け方ガイド  作者: 水蛍
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洞窟ってあったかいな

「ふぁ〜」と、いつものようにあくびをする。

今日はよく寝れたな〜、なんて考えながら体を起こすとそこにはいつものように少し大きめの鏡が………………ありません。

今僕が寝ているのは………………藁で作られた動物用ベット。

いつもの寝心地のいいベットじゃない。

けど、どこか安心感がある。

ふわふわ〜って、今それはどうでもいいの。

前を見る。寝起きで目脂がついているのか視界がぼやける。

目をゴシゴシっと。

再度前を見ると太陽の光がはっきりと目に入ってきた。眩しいよ!

僕今何処にいるの?

起きたばかりでぼんやりしているのか今の状況を深く考えられない。

場所は違うのに僕はいつもと変わらない。

太陽の光が目に入ってくるとチカチカしていつもちょっとムカついてしまう。

どうしようもないのに…

あれ?ここって洞窟?なんで?夢?

結構リアルだけど。夢ってもっとぼやぼやしてなかったっけ?

………………………………………………………………………………………保留。

だってわからないんだもん。夢なのか、現実なのか。

現実だとしたら……………相当マズイ……………

途端に焦りが出てきた。

誘、拐?

いや、まさかね………ドッキリだとしたらやりすぎだよね。

うん、夢だと思うことにしよう。そうしよう。

よし、とりあえず立って、た、立って、た……いて!と転んでしまった。

た、立って歩けない、だと⁉︎

しかも夢なのに痛いし。

これは、相当マズイ…

僕の目は足に注目した。

………毛?え?なにこれ?黒毛でしなやか。柔らかそうで綺麗……

じゃなくて‼︎僕もっと毛薄かった‼︎こんな剛毛じゃなかった‼︎

………僕何に怒ってるんだろう?牛乳飲みたい。

胴体にも毛、腕にも毛。体の隅々まで触って調べると可愛い耳と尻尾があった。

ん?んん?えええ?

……………動物になってる?

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