プロローグ
僕は本屋のアルバイト店員でした。
生活はまあ、ちょっとお金は少ないけれども休日はカフェで紅茶を飲んだりとなかなか充実していました。
友達とショッピングにも行ってるし…え?女子っぽいって?
残念、僕は男です。
お付き合い経験なしの高校二年生十七歳。
趣味は週に一度DVDを借りに行くこと。
夢は…のんびり暮らすこと…です……
まあ、そんな感じの僕ですが実はある日事故が起きて死んでしまいました。
おそらくですが、僕は雷が落ちて死んでしまったようです。
そんなおかしな話があるのかと思うでしょうが実際あったのです。
死ぬ直前に見たのが雷だっただけで断定はできないけれど、おそらく。
さて、なぜ死んでしまった僕に意識があるのかというと、どうも僕は転生してしまったみたいなのです。
まるでアニメの世界ですね。
しかし、そこからが僕の災難の始まりでした。
本来死んでおしまいのはずだったんだから幸運だとは思いますけど、ひどいものでした。
最初はまあ、我慢できたんですけどね?寝心地も、食事も、環境も、ね?
元人間にはきついものでした。
でも、改めて思えば生きているだけでも幸運だったとは思います。
さっきのはちょっと贅沢でしたね。
唐突ですが問題です。
僕は何に生まれ変わったでしょう?
ヒントは銀の弾丸です。
もしかしたらもうわかった人もいるかもしれませんね。
あ、ちなみに僕は(普段は)人を襲ったりはしませんよ。
安心してくださいね。
またお会いできることを願っていますよ。
では今日はこの辺りで…