淫 2
「何をするつもりだ!?」
悠太のは瑠璃にいきなり押し倒されて混乱していた。
すると瑠璃は、悠太の唇に人差し指を優しく当てて耳元で囁いた。
「何をって、一つしかないでしょ。」
「?・・・!!」
「その反応、やっと理解したようね。」
悠太の思考が追いついた時には遅かった。
悠太の上に上着を脱いだ瑠璃が乗って、今にも始まりそうなムードになっていた。
「ヤダ・・・ヤダ・・・ヤダヤダヤダヤダ」
悠太は瑠璃とヤるのが嫌だった。
悠太は瑠璃の事が嫌いなわけではない。
この後、噂として広まってしまうと今までの努力が水の泡になってしまうからだった。
「何とかしないと。」
瑠璃は止まる様子はなく、悠太の股間に手を置いていた。
ヤバいと思ったその時、外から足音が聞こえた。
その足音は段々とこちらに近づいてきていた。
瑠璃はやはり足音に気付いておらず、止まらなかった。
「ヤバい!!」
悠太がそう思った瞬間、扉が開いた。そこには凛がいた。
「オワッタ・・・」
悠太は何もかも失ったかのように絶望した。
「悠太君、何してるの・・・」
やっと瑠璃が気付いた。
しかし、瑠璃は悠太とは反対で、焦っていなかった。
「あぁ、これはね、私が良いとこまで行くかなぁっていうのでやっちゃったの。」
「・・・そうなの?・・・」
「うん」
凛の問いに対して瑠璃は当然の如く答えた。