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基礎魔法を覚えた!!(前半お巫山戯パート)

前半ちょっと遊び過ぎました。

こういうの嫌いな方は真ん中以降へ飛ばしてください。

さて、ここの所毎日来ている書斎ではあるが、いつもなら姉上に連れられて童話とか騎士物語や姫物語(比較的姫が年上で王子役が年下な作品が多い気がする……気の所為としておこう)を読んでもらってたのだが、転生特典で異世界言語は聞くのも話すのも読むのもオールオッケーな実に有難い特典だったらしく、実は読んでもらわなくても読めたっていうね。


……いや、ほんとこれはやりすぎちゃうんかな?(『貴方が苦労せずに馴染めるようにと気を利かせたのですが……今から外しますか?』)おおぅ!?久々のアウラ様!!いえ!是非そのままお願いします!!(『……分かりました。ただ、読めても書けないので書くのは自力で習得してくださいね』)おっと、いきなり爆弾を落とされたぞ。いやまあ、それくらいなら別に良いんですけどね……分かりました。自力で書く方は頑張ります!(『実は日本語で書いてもこの世界の言語に置き換わるスキルもあったのですが……必要なさそうですね(小声)』)ん?今この女神様なんて言った!?あの!アウラ様?(『では、読書頑張ってくださいね(くださいね…(くださいね……(エコー)』)くっ!!無駄に芸コマな事してくれおってぇ。


まあいいや、とにかく目的の書物はーっと………下から順に『迷子と狼さん』ん?なんか問題ありそうなタイトルだな…よし、スルー!

『加護の中の鳥』ん?籠の中のじゃなくて加護の中の!?気になるが違う!次!

『未亡人マリアンヌの慰み事』おおい!!いきなりヤベーの出てきてんぞ!誰だ置いたの!?

『初級剣術大全』未亡人の隣にマトモなのが……これはセーフなのか……?

『異国紀行記』これは…前世のじゃ○んみたいなのかね?

『錬金術講座〜これでアナタも爆弾魔〜』おおっと、前世のどこぞのアト○エシリーズの主人公達が思い出されるタイトルだな。てか、錬金術有るのか……

『生きる』なんか深いタイトルだな。

『イキる』これは違うやろ!!

『死霊魔術初級編』いや、これはアカン。なんで有るのか分からんが……

『眠り姫と黄金の騎士』あー……数日前に読んでもらったやつだね。

『神と神の大戦』ん?この世界、1回ラグナロクでもあったんかね?まあいいや。

『神聖魔術師と治癒師の違い』ん?これは魔術じゃなくて職業の違いか。

『錬金術講座〜エリキシル剤を作ろう!〜』あんの!?この世界エリキシル剤あんの!?

『爆弾とわたし』ん?錬金術講座の作者の日記か?…パラッと捲るが違うようだ。何を爆破したとかしか載ってない。てか最後に魔王の封印爆破したとか書いてあったけど……戦犯じゃね?

『姫様は暇を持て余す』あー、これもこの間読んでくれたね。なんか途中の無茶振りがか○や姫みたいだったのは覚えてる。最後にショタ王子が1輪の花を持っていったらそれでOKでベッドに引きづりこまれた部分から記憶が……よし、思い出せないなら思い出さないでおこう。

『キミと私の処世術』なんで2人やねん。

『狼さんと下僕』なんかヤベータイトル。

『犬姫様はかく語りき』あ、亜人居るんだね。

『王都動乱』おい、何があった。

『さいしょのすうじ〜0は基礎にして基礎〜』始めからのこの副題よ。

『初めてのお料理』うん、こういうのあるよね。

『初めてのガーデニング』シリーズ物かな?

『初めての編み物講座』うん、よく見るよく見る。

『初めてのオルゴール作り』ファッ!?あんの!?オルゴール!!

『初めての子づくり』おぃぃぃぃぃ!!こんなもん書斎に置くな!!父上の机に置いておこう。

『ノブリス・オブリージュ』へぇ。この世界でもあるんかね?

『初めての魔力感知』お?有ったけどこれはもう終わってんだよねぇ。

『初めての魔力操作』ここも習得済み。

『初めての大魔法』いきなり飛んだーーーーー!!!

『初めての飛行魔法』気になるけどまだ早い気がする……

『居なくなった時空魔法使い』え?時空魔法無くなったん?あれば便利そうなんだけどなー。

『超難関!超魔法大全』まだ早いってーの!

『魔物と心の交わし方』魔物使い、居るんだ。

『大魔法使いベリアルの基礎魔法講座』お、これっぽいかな?…しかし、大魔法使いの名前が悪魔っぽいなぁおい。

とりあえず読んでみよう。


『〜はじめに。このしょもつにわれのえいちをしるす。かつようできるならやってみろ〜』


イラッ☆なんか挑発的だな…ひらがなで浮かんでくる辺りも悪意を感じる。まあ、続きを読むか。


『まず、世界には魔力が溢れている。それをどう扱うかは術師次第ではある。魔法として扱うには自身の魔力のみを使うか、自身の魔力と外部の魔力を併せて使うかである。』


ふむふむ。俺は基本自身の魔力のみだったな。大気にも有るのかね?


『外部のみの魔力を使う事も出来るが、その場合は媒体として精霊や妖精、悪魔等に使用してもらう場合だ。』


ほほう。精霊、妖精、悪魔と居るのか。天使とかも居るのかな?


『まずは自身の魔力でのみの魔法についてだが……これに関してはイメージだな。それだけで大抵発動する。が、発動しない場合は細かい呪文設定などをする事でイメージしやすくなり発動しやすくもなる』


ほー、イメージねぇ。普段使ってる『アレ』とか『アレ』とか『アレ』がそうなんかな?

しかし呪文か……設定すんのめんどいや。とりあえず俺は無詠唱で行こう!!……世間的におかしいならちょっと考えるけど。


『次に、自身の魔力と外部の魔力を併せた魔法だが、これは出来る奴と出来ない奴は極端だ。自身の魔力で発動できる奴はこっちが使えない。』


えっ?いきなりダメ出しされたんだけど!?


『理由は単純だ。自身の魔力のみで魔法発動出来るなら外部の補助が要らないからだな。もし無理に使おうとすると……』


使おうとすると……?(ゴクリ)


『内部で魔力が暴走し、溢れた魔力が知りから出て痔になる。』


思わずズッコケそうになった。

何だその理由!!


『何故かは分からぬが魔力を制御しきれぬと穴から漏れ出るらしい。目や鼻や口から魔力が出ると悲惨だぞ〜♪』


…楽しんでるな、ベリアルさん。やっぱりこいつ悪魔じゃね?


『そんな訳で、各章に纏めておいたので自身のタイプに合った説明文を読むといい。なーに、どれかは必ず合うはず。頑張って我を超えてみよ!!』


うーん……このベリアルさん、書き方はアレだけど、分かりやすいなぁ。

読みながら指先から火球、水球、風玉、こぶし大の岩(?)、光球、闇球と順番に出してみる。

魔力操作と魔力循環しまくったおかげかこの程度ならスムーズやね。

しかし、氷や雷は無いのかね?

まあ、練習あるのみ、だね。


あー、回復魔術も覚えたいなー。でも教本無いからなー。でもイメージで良いっぽいし、なんとかなるかも?……よし、ワクワクして来た!!


……

………


と、気付けばもう夕方か。

続きはまた明日、っと。

さーて、夕飯はなにかな〜。

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