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お見合いその2

そしてやって来たるは我が自室。

うん、安心するね。


まあ、安心するのは俺だけで、姉上とアレン君はそうでは無いけども。


早速席に着いてメイドがお茶を淹れてくれる。

そして一口……うん、よく冷えてる。


「とても良い香りでよく冷えてますね。いつも、ありがとうございます」 

「いえ、いつも気に入っていただき何よりです」


と言って笑顔を浮かべ、一礼して部屋から出てくメイドさん。だけど気配は扉の外に残ってるからただ退出しただけみたいだね。


はてさて、この空気どうしたものか……とりあえず一杯飲んでもらおう。


「アレン殿……で、よろしいでしょうか?」 

「う、うん。なんだい?アリューゼ君……だよね?」

「はい、アリューゼです。もしよろしければ呼び捨てでも構いませんよ?」

「そうかい?それじゃあアリューゼ。これでいいかな?」

「ええ、結構です。早速なのですが、お茶を飲んでリラックスしませんか?何やらずっと緊張なさってる様子……ほら、姉様も」

「あ……うん、ありがとう。いただくよ」

「あっ……あーちゃん、ごめんねぇ……ありがとう」


そう言って、暫しのティータイム。

少しばかり沈黙が続くが、意を決して話しかけてみる。


「では、一通りお飲みになられたようなので単刀直入にお聞きします。何故、姉様だったのですか?」

「……!?」

「えっ?あーちゃん?」


唐突に話を振られたからか、とても驚いている両者。

でもね、姉上……これは大事な事なんだよ。


さあ、返答は如何に………


「うん、そうだね………あの時の僕はどうにも居心地が悪くて、飲み物だけ貰って壁際からパーティー会場を見回っていたんだ。なにせ初めての事だからね。勝手も解らず、居場所が無かったからね」

「アレンどの……」

「ふむふむ、それで?」

「そして、暫く歩いているととても綺麗な女の子を見掛けたんだ……その子が笑っていると胸が高鳴り、気が付いたらずっとその子をみていたんだよ」

「ふむ、それが姉様だった、と」

「うん、そうだね。まあ、その時はまだ名前も知らなかったんだけど」

「そしてダニエル卿へと話したらシャルロット姉様だったんですね」

「そういう事になるね。シャルロット殿。突然のお見合いを申し込んでしまい、本当に申し訳ありませんでした。突然の事で驚かれたでしょう。本日のお顔もご気分が優れない様子ですし……」

「あ……その……私もお見合いなんて初めてで……」

「いえ、無理もありません」


俺は柏手を1回。2人の視線が集まる。


「はい、せっかくのお見合いなのですし、謝罪ばかりで時間を使っては勿体無いでしょう。なので、これからお互いを理解していけば良いのです。姉様、今回婚約する事になってもまだお互い幼いのですし、婚約=結婚となる訳ではありません。なので、まずはアレン殿の事を知りましょう。アレン殿。そして、アレン殿は姉様の事を知って下さい。一目惚れ……との事ですから、姉様の事、まだ知らないでしょう?」

「あーちゃん……うん、そうだよねぇ。まずはお互い知らないと、だよねぇ」

「アリューゼ……君は凄いな。うん。そう……そうだね。まずはお互いを知り、それから……だよね」


よし、なんとか話をする方向にシフト出来たぞ。

何時までもウジウジ謝罪合戦されても話が進まないからね。


少し強引だけど、これで少し前進……かな?


そんなこんなで会話を始める2人を眺めるお仕事を開始する俺。

まずはティーポットからお茶のお替りを注いでおこう。これで会話もスムーズになるはずだ。


まず、お互いに趣味や特技。

好きなもの、好きな食べ物と続いて苦手なもの、嫌いな食べ物の話題へとシフトして行く。


まあ、妥当なところだね。姉上の好きな食べ物がマスターのところのデザートだったからアレン君が理解できなくて疑問に思っていたようなので俺が補足。

それでもあれは自分で見ないと分からんよなぁ……そして次の話題に行き、今度はお気に入りのものの話題な様だ。


ふむ、アレン君はダニエル卿から貰った剣ね。その年で真剣を貰えるってことは本当に強いのかもしれない。

ただ、魔法は使えないらしい。

そもそも魔法は使い手自体が少ないからね。


次は姉上だが……いきなり俺に抱き着いてきてお気に入りが俺との事。

突然の事に反応出来ずに捕まった俺が言うのはなんだけど、アレン君もびっくりしてるよ………


「へぇ……仲がいいとは思っていたけど、そこまでとはね……」

「あ、あはははは………姉様が突然すみません……」

「ん〜♪あーちゃんはいい匂いだねぇ♪」 


コラコラ、淑女がはしたない。匂いを嗅ぐのはお辞めなさい。


「へえ、そうなのかい?僕も嗅いでも良いかな?」


はいはい、お好きにしてくださいな。俺はコクリと頷くに留める。


「くんくん……うん?いい匂いと言うか……甘い匂いがするね。なんの匂いだろう……?」


あー、最近は余った布でポプリ作ってるからな。花の匂いじゃね?実は窓際にドライフラワーがいくつか吊るされてたりする。

水魔法の腕がもっと上がれば花の水分を直接抜く事が出来る様になるらしいので、要練習なのだ。なので、適当に窓際を指差し


「あー、実はポプリを作ってまして、その過程でドライフラワーを作ってるのですよ。だから、多分花の匂いでは無いでしょうか?」

「あーちゃんの匂いはお花の香り〜♪」


楽しそうに歌ってるとこごめんなさいね姉上。そろそろ恥ずかしいので離していただけると……駄目ですか。そうですか。


「ふ〜ん。アリューゼは小さいのに色々知ってるんだね。凄いや」


何やら感心されてしまった。

感心されてもなあ……本来は2人の事を知っていくのが重要だからね。

本筋に戻ってくれないかなぁ………と、益体もない事を考えるが、姉様が俺の話をすると、アレン君も俺の話に興味津々なのか食いついてしまい、話が進まない……そして少しの間俺にとってはかなりキツイ時間を過ごす事になるのであった。

申し訳ありません。

ちょっとスランプ気味なのか続きがうまく文章に変換できないので本日はここまでで。


やはり、ストックは作っておくべきなのでしょうか……毎日即興で書いてるので体調がダイレクトに影響してしまってます。


また今夜には書けると思いますので、面白いと思っていただけたなら幸いです!

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