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屋敷へ帰宅。そして父上に報告だ〜。

遅くなりました(汗)

とりあえずこの1話だけでもとなんとか眠いの我慢して書きました。

楽しんでいただければ幸いです。

お腹も心も満たされたのか、楽しそうに歩く2人を眺めつつ帰宅。

門兵の方に挨拶して屋敷へと入る。


「ただいま戻りました」

「ただいま〜」

「それでは私は仕事に戻ります。本日はありがとうございました」


シシリーが頭を下げて調理場へと向かって行った。

一応、俺達に付いてきていたのも仕事だったんだけどね……真面目で好感が持てるよね。

また機会があったら誘ってあげよう。


そして、姉上と2人で父上が居るであろう書斎へ向う。

そしてノック。すると中からすぐ返事が来た。


『シャル達かい?』


その問いに姉上が答える。


「は〜い、ただいま帰りましたぁ」

「はい、遅くなりました」


俺も一応予定より遅くなった旨を伝えると


『おかえり。……うん、今は丁度手が開いてるから入っておいで』


との事なので「失礼します」と言って書斎へと入る。

すると父上は姉上の顔を見て


「……うん、どうやらとても楽しかったみたいだね」

「うん!それにね、とっても美味しいデザートを食べてきたのぉ。きっとお母様やトニー君も気に入ると思うわぁ♪」


ほわほわした笑顔を浮かべ、味を思い出してるのか少し恍惚とした顔になってる姉上。

ちょちょちょい、淑女がそんな顔をしてはいけません!!

なんて思っていたら父上からもお小言が。


「シャル、とても楽しく、美味しいものを頂いてきたようだけれどその顔はいけないよ。ほら、しっかりなさい」

「あっ、ごめんなさい、お父様……」


ちょっぴりションボリしている姉上、可愛い。とか考えている場合では無いな。フォローせねば。


「あの、実は父様に頼まれていたお仕事をしていた時毎日お昼を利用していた食堂が有るのですが、そこでとても素晴らしいデザートを提供されたらしく、次は母様とトニー兄様も一緒にと姉様は仰りたいのだと思います」


そう言うと、父上は気になったのか興味深げにこちらに尋ねる。


「ほう?どんなデザートだったんだい?」


それについて俺が説明しようと思ったらあねが先走って自分の感想を述べる。


「あのね!凄く冷たくて、甘くてフワフワでシャリシャリしてて、とっても新鮮な果物がたくさんあったのぉ!」


……めっちゃ抽象的ィッ!!これには父上も頭を抑えている。きっと理解しようとして出来なかったんだろうなぁ……そして改めて俺に聴いてきた。


「……アリューゼ、頼む」

「はい、そちらは僕は食べてはいませんが、作成経過を見ていたのでお答えします。まず、器の下にこれでもかとカットしたフルーツを盛り、その上に氷を削ったのを振りかけて、甘いシロップを掛けていました。そして最後にミルクで作られたシャーベットの様な物を載せておりました……これでお分かりになられますか?」

「ふむ……それはなんとも斬新なデザートだね。私も気になるよ。明日……は流石に突然過ぎて相手の迷惑になるだろう。アリューゼ、また明日そのお店に向かい、いつ我々家族全員が訊ねても良いか聴いてきてくれるかい?」


おお、父上も気になる様子。だったら俺に否やは無い。


「分かりました。また明日そのお店に向かい、聴いてきます」

「うん、頼んだよ……ところで、シャルはどれだけ食べたんだい?」


おっと、聞かれてしまったか……出来れば答えたくないなぁ……と思ってたらニコニコ顔で姉上が答えてしまう……あーあ。


「えっとぉ……5杯!とっても美味しかったんだぁ♪」


また幸せそうな顔なのはまた後日食べれるからだろうか………しかし、父上はやはりその食べた量に驚いている。


「えっ?5杯?あのシャルがそんなに?そこまで美味しいのかい?」

「うん!!とぉ〜〜〜〜っても、甘くて冷たくて美味しかったよぉ♪」

「えーっと……アリューゼ?シシリーは何杯食べたんだい?」

「……姉様と同じ、です」

「……………」


言葉が無くなったのか、無言で口をパクパク開いてる父上。

そりゃあ、小さな女の子2人がそれだけ食べてたら驚くわな。俺も目の前で見て驚いたわ。


「アリューゼ、もしかして相当したんじゃないかい?お金は大丈夫だったか?」

「はい、念の為金貨を持っていっていたのでなんとか……」

「それで?合計金額は?」


あっと……そこを聞いちゃいますか。まあ、ここまで言ったら全部言うか。


「5000リルです」

「5000リル………ごめん、今すぐ払うよ」

「ああ、いえ、大丈夫です。僕もお金の使い途は無かったので、姉様とシシリーが喜んでくれたならそれで構いませんので」

「いや、そういう訳にはいかないよ。これは父親として、責任があるからね……はい、5000リルだ」


テーブルに戻り、引き出しの中からお金を持って来た。

これは……断れないな。これを断るのは子供としても、貴族としても間違っている。


「分かりました。ありがとうございます、父様」

「うん、こちらこそ……と言うとなにか変だね……とにかく、ちゃんとエスコートしたようだね。ありがとう」


お互いに感謝合戦になってしまった……少々子供らしからなかったな。反省。以後気をつけよう。


「では、また明日にそのお店に改めて伝えて来てくれるかい?」

「はい。……あ。あのですね、実は……」


今日あった服屋の男性が渡した氷を1週間せずに使い切っていた事を伝える。

ここの所急に暑くなったからだと言う事も補足しておいたが……かなり真剣に悩んでいるな。


「……アリューゼ」

「はい」

「君の魔力で氷はどれだけ出せるんだい?」

「多分、この街の住人達の家庭の7割くらいは」

「そうか。……アリューゼ、すまないがまた頼めるかい?」


申し訳無さそうに頼んでくる父上。

それは別に構わない。ここ数日は気候も安定して暖かい程度なので、全家庭が氷を使い切ったわけでは無いだろうし。


「はい、承りました。では、また街を回れば良いのでしょうか?」


その問いに父上は首を横に振り


「いや、明日街に告知を出す。氷の少なくなった者は氷を受け取りに来る様に、と」

「なるほど……それなら僕は動かずに済みますね。氷の欲しい住人が来たら出せば良いだけですし」

「それで、場所なのだが……中央広場の一画にテントを建てる。そこで受け渡しをする形で良いだろうか?」


なるほど、一応の日差しの為のテントね。

それなら当日の日差しが強くてもなんとかなりそう。


「はい、大丈夫です。あと、椅子があれば……」

「ああ、そうだね。それも準備させよう。では、また期日が決まり次第伝えるから待っていてくれ」

「分かりました」


……ふう。大分大事になっちゃったなぁ……それはともかく、これで伝える事は無いよな?うん、無いね。

じゃあ、お暇しますか。


「では父様、僕らはこれで失礼します」

「あっ、お父様、またお夕飯の時に」

「うん、報告お疲れ様。それと色々頼んですまないね」

「いえ、それも貴族としての義務だと存じます」

「……はぁ。全く……何処でそんな言葉を覚えたのか知らないが、これではどちらが当主か分からないね」


と、苦笑いを浮かべる父上へと一礼して退室する俺達。

さて、では姉上とも別れて部屋に………ん?

姉上?どうして手を掴んでるんでせう?

あっ、ちょっ!待って待って!!せめて、生地を部屋に!!あっ、あっ、あぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!




その後、夕飯の時間までずっと姉上のお相手をする事になったのでした。

抱き締められっぱなしで身体中姉上の香りが移ってるよね、これ………あと、頭撫でられすぎて禿そう……いや、大丈夫だとは思うけど。


そして、今日一日も終わりを迎える。

また明日も忙しくなりそうだなぁ………まあ、やり甲斐があるのはいい事だよね!(ヤケクソ)


それじゃ寝る!!おやすみなさい!!

それでは、申し訳ありませんが本日はこれにて。

また夜に書きますので、次回も楽しんでいただければ嬉しいです!!

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