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朝。そしてトニー兄上との会話。そして家族皆にクーラーを。

おはようございます。アリューゼです。

昨日の夜の記憶が曖昧だな……?


とりあえず、ご飯を食べて、父上にシシリーの私服が駄目になったことを伝えて、土魔法でお風呂と脱衣場を男女別に作ってそこにお湯を張ってしっかりと汗を流して寝た……はず。


最後に魔法を使いすぎたかな?

まだちょっと気怠げ。

まあ、その甲斐あって火魔法と土魔法のLV.が3に上がったんだけど。


無意味に放出するより、用途に沿って使った方が熟練度の上がりが早いっぽい。


と言ってもまだ検証の余地はあるけどね。 


さ、着替えて食堂に向かおう。


食堂へと着くと、トニー兄上が先に来ていた。

まずは挨拶をしよう。


「トニー兄様、おはようございます」

「うん?アリューゼか。おはよう。早いじゃないか」

「ええ、目が覚めてしまったので」

「僕もだ。機能に続いて今日も暑い。これでは睡眠不足になりそうだよ……」


少し眠そうに答えるトニー兄上。まあ、その気持ちは分かる。まあ、クーラーを使える俺はまだマシだけどね。


「それにしても昨日のアレはなんだ?とても気持ち良い物だったが……」

「ああ、お風呂ですか?」

「オフロ……?オフロと言うのか?」

「ええ、ここから遥か東の島国だと温泉と言う自然に湧いたお風呂もあるようですが、とにかく昨日は汗が凄かったからサッパリしたくて作ってしまいました」


苦笑いを浮かべながら答える。

その姿を見たトニー兄上は溜息を1つ。


「ふぅ……で、あんな物を簡単に作れてしまうとはな。魔法とは、つくづく恐ろしいものだと僕は思ったぞ。それを簡単に使うお前もな」


おっと、警戒させてしまったか?

顔に「そんな事無いですよー」っと貼り付けて


「いえ、魔法も使い方次第です。使い途を誤れば確かに危険でしょう。ですが、それを活かせば簡単に生活を便利に、豊かにしてくれるんです。それが魔法です」


その言葉に対してまだ懐疑的な目を向けてくるが、最後には納得したのか


「まあ、そうだな。魔法は便利な力ではある。代わりに誰しもが使える訳ではない。それでバランスが取れているのだろう」


そう、納得しているトニー兄上。

おや?だけどトニー兄上にだって魔力はあるんだけどなぁ。気付いてないのかな?


「あの、お言葉ですが、トニー兄様にも魔力は流れてますよ?」


それを聞いてビックリしたのか、椅子から立ち上がってこっちに来る兄上。

えっ、ちょ、何さ。とか思ってたら肩を揺さぶられた。ガクガク。


「本当なのか?僕にも魔力があるのか!?」

「は、はい、確かに魔力はありますよ……それよりも肩離して……オエップ」

「……!?す、すまない。少し興奮した………」


はー助かった。しかし、兄上魔力無いと思ってたのか。


「いえ、それは自分には無いと思ったものがあったと知ったらそういう事もあるでしょう。ただ、問題は魔力はあります。ただ、どの程度までかは分からないので書斎にある本で勉強なさるのが一番かと」

「ふむ、そう…そう……だな。うん。確かにそうだ。無いとばかり思っていたんだ、それが有ると分かったのだ。ならばその力も伸ばして自分の力にしなくてはな」


何やら目に力が宿ったようだ。

そんなにコンプレックスだったのか……もっと早く気付いてあげれば良かったな……そうこうしてるとシャルロット姉上がやって来た。


「あーちゃん、トニー君、おはよぉ♪」


相変わらずフワフワした姉である。そこがまた、護らねばって思えるんだけども。


「はい、シャルロット姉様、おはようございます」

「うん、シャル姉おはようございます」

「はい、良くできましたぁ〜♪」


俺達の頭を撫で撫でしてから自分の席へ座る姉上。だが、少しぐったりしてるようだ。やはり寝辛いのかな?


「姉様も寝不足ですか?」

「うん、そうなんだよぉ……暑くて暑くて全部脱いじゃいたいくらいだったよぉ……」

「あの、姉様。良ければ僕の魔法、『クーラー』を寝る前に使いましょうか?こんな魔法なのですが……」


と言ってクーラーを実践してみる。ぶっちゃけ細かい氷の粒子を風魔法で掻き混ぜて室温や自身の周りの空気を冷やす魔法だ。

一応多めに魔力を流せば6時間は保つのは実践済みだ。


「あ♪これいいねぇ〜♪今日の夜、おねがいしてもいいかなぁ?」

「ええ、もちろん構いませんよ」

「ほう……これは素晴らしいな。アリューゼ、僕の分も頼んでも良いだろうか?」 

「兄上もですか?ええ、構いませんが」

「よし、頼んだぞ、弟よ」


なんて会話をしてたら後ろから抱き締められた。


「う〜〜〜ん!!あーちゃん冷たくて気持ちいい……ねえ、お母さんにもお願いできるかしら?このままだと汗疹出来ちゃいそうなのよ……」


母上、貴女もか………となると父上とルシエル兄上にもやる事になりそうかなぁ……はぁ。

まあ、魔法の特訓にもなるし、暴発の可能性は低いし、安眠の為だ。

皆のために頑張るとするかな(『モテモテですね、あーちゃん』)クスクスと笑いながら久し振りにアウラ様からの念話だ。

そうですね、これをモテモテと言えるかはまた別の話し合いが必要でしょうけども(『それだけ貴方が好きなんですよ。良い家族に恵まれましたね、あーちゃん』)確かに、今世はとても家族に恵まれている。

3歳でこんな魔法を使うような怪しいやつでも家族としてちゃんと見てくれてる。

俺にとっては既に皆家族だったが、皆がどう思うかまで考えが及ばなかった。

そこに気付かせてくれてありがとうございます。アウラ様(『いえ、それもこれまでの3年間で貴方が築いた絆です。大切にして下さいね』)


そう言って、アウラ様からの念話は途切れた。

相変わらず神出鬼没だなぁ……と思ったが、そういや神様だったや。


そして、もうしばらくしてルシエル兄上、父上と来て、部屋が冷えてるのを知った2人も夜にクーラーを掛けてくれとのお達しが来た。 


あー、はいはい。やりますよ。やりますともさ。少し投げやりになりながら朝食を済ませ、またシシリーと共に父上の元へ挨拶をして、ついでに昨日シシリーの私服のスカートの裾がスラム街のいたずらっ子達のせいで伸びてしまったから弁償したいという旨を伝える事は忘れない。


ややあって。父上から追加で小金貨を1枚貰ったのでシシリーに渡す。今日の行動中に気に入った服があれば買えばいいと伝えておく。


初めは恐縮していたが、仕事中の事故だ。だったらそこは支給するよと父上の言葉に最後に折れて小金貨を受け取るシシリー。


さて、それじゃあ今日も1日頑張りますかね。

トニー君、喋らせたらグイグイ来た……勝手にキャラが動くとはこういう事か……本日の更新は以上になります。


続きはまた夜に。

皆さんおやすみなさいませ。

ちょっとでも気に入っていただければ幸いです。

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