熱中症って処置こんな感じだったよね?(うろ覚え)
さてさて、とりあえず中へ運んだは良いものの、このシスター。この暑い中普通に司祭の格好してるよ……そりゃ暑いって。
俺は子供達に(俺も外見3歳児だけど今は横に置いておく)水を入れられる容器を何個かと布を何枚か持ってくるように指示。
シシリーは他にも倒れた子が居ないか孤児院の中を見てもらってる。室内でも熱中症ってなるからね。すると、2階で倒れていた女の子と男の子(共に俺と同じくらいの年齢)を連れて降りてきた。うん、同じ部屋の方が処置しやすいからグッジョブシシリーさん!!
そうしてる内に容器と布が集まってくるので、まず3人の容態をチェック。
呼吸。荒い。
顔。赤い。
汗。身体中かいてるのに顔だけ無し。
うん、熱中症やね。
さて、手分けしてまず3人の服を脱がす。
あ、シスターは16歳くらいの若い娘さんなので、シシリーさんにパス!!
そんな若い娘さんの裸なんぞ見ちゃったら責任感じちゃうわ。
そして脱がし終わったら汗を拭いて、両腋、首、腰、股間に氷水で冷やした布を挟む。
この処置してる間にも泣いてる子供達が居るから、孤児院の年長組の兄ちゃん姉ちゃんに相手をさせる。
そんで額にも布をおいて、温くなった布をまた氷水で冷やして絞って各場所へ。
これを何回か繰り返したら温くなる速さが遅くなってきたので俺は今思い付いたクーラーを魔法で再現してみる。
おお、大分部屋が涼しくなった。
とりあえず、お腹は冷やしちゃアレだからお腹に毛布を掛けて、また順次温くなった布を冷やす。冷やす。冷やす。
えーっと、後熱中症に必要なのは……ポ○リ?いや、ポ○リはこの世界に無いからあれを作ろう。薬缶を持ってきてもらい、水魔法と氷魔法で冷たい氷水を半分ほど。
あとは塩とハチミツだったっけ?確かそれだけだったはず。
もし足りなくても今乗り切るんならそれで大丈夫だろう。目が覚めたら一応治癒魔法掛けるし。
と、そこで年長のおねーさんに話し掛ける。
「あの、塩やハチミツってこの孤児院に置いてませんか?」
そう聞くとおねーさんは暗い顔をして
「ううん、この孤児院にはそんな高い物そんなに備蓄が無いの……」
と、悲しそうに言ってくる。
そっか。孤児院だもんな。経営がそこまで悪くは見えないけど、塩はともかく、ハチミツは高いもんなぁ。まあ、良いけどね。俺が金出すし。
「えっと、それじゃあこれでハチミツと塩を買えるだけ買ってきて貰えますか?」
と金貨1枚をおねーさんに渡す。
するとおねーさんはびっくりした顔して
「そんな!こんなに貰えないよ!」
って言って来た。まあ、そんなの織り込み済みだ。遅かれ早かれ夏はくる。その時にこの時の事を覚えていてもらわないと対処が出来ないのだからなんとしても買ってきて貰わねばならない。ここで奥の手を1つ。
「良いんですよ、この領地はケイオス領。つまり、今は僕にとっても領地なんです。その領民が困ってる時に何もしない領主一家だなんて思われたくないんですよ。なので、これは『寄付』です。なので、気にせず必要なものを買ってきて下さい。なるべく早く」
そう言うとおねーさんは納得したのか「ありがとうございます!すぐに買ってきます!」と言ってくれた。ただ、帽子は被って貰ったほうが熱中症にはなりにくいのでシシリーの帽子をおねーさんに貸してもらう。そしておねーさんは走って行ってしまった………大丈夫かな?
さて、その間俺はまず氷の補充を先に済ませる。他の子供たちも冷たい飲み物飲んでもらわないといつ熱中症になるか分かんないしね。
あと、日差しが強いうちは日陰で過ごすよう言い聞かせる。
子供だから暑さに慣れれば平気になるだろうけど昨日から一気に気温が上がったからね。まだ慣れてない内に無理はしちゃアカンのよ。
そしてシスターさんの方は見ないようにして子供2人を看病する俺。
シシリーもシスターさん相手にしっかりとやってくれてるみたいだね。
するとしばらくして教会の神父さんがやって来た。どうやら子供達の誰かが連れてきたようだ。
「あの、アリューゼ様!この子達はいったい……」
「ああ、神父様。多分ですが暑気にやられたんだと思います。今処置をしてるので大丈夫ですよ」
「ああ……なんとありがたい……クララ、キール、アンをお助けくださり、なんとお礼を言えばよいか……」
「いえ、お気になさらず。たまたま処置の仕方を知っていただけです。今1人の子に塩とハチミツを買って来てもらってるので、神父様もこの症状の時に飲ませる飲み物の作り方を覚えておいて下さい。それが再発した時の助けになると思うので」
「はい、重ね重ねありがとうございます」
そして、一応作り方の手順だけ先に教えておいて、待つ事数分。おねーさんが買い物から戻って来たので塩とハチミツを目分量だけど先程薬缶で冷やしてた氷水に入れてよく混ぜる。混ざりきったらコップにそれぞれ入れて、えっと、クララさんにキールにアンだったか。3人に飲ませる。
まだ3人共辛そうだったがなんとか意識は取り戻していたので2〜3杯飲んでもらった。あとは身体を冷やしておけば大丈夫なはず。
もう一回分薬缶にいっぱい作っておいてそれを適宜飲ませるように指示して、一応の治癒魔法を3人に掛けて孤児院から出るのだった。
はあ、今日も前半から大変だったなあ……とにかく美味しいご飯を食べよう。
うん、そうしよう。
そう意識したら思い出したかのように腹の虫が鳴いた。
ドタバタしてたから気付かなかったけど、お陽さま天辺通り越してるからお昼時過ぎてるね……まあ、生命に関わる事態だったし、そんな事言ってられないけどさ。
そう思ってたらシシリーのお腹からも可愛い虫さんが「くぅ」と泣いたので聞かなかった事にして
「さ、それじゃあお昼にしようか?大分過ぎちゃったみたいだけどね」
「あ、ハイ!!そうしましょう!」
と、誤魔化すように元気良く返事をしたシシリーに思わず笑ってしまった。
シシリーに気付かれないように前を向きながら
「今日は何を食べようか?」なーんて言って俺も笑ったのを誤魔化しながら昨日の食堂へと向かうのだった。
今日は早くに書ける時間があったので早めの投稿でした。
熱中症対策ってこんなものでしたよね?間違ってたらすみません!!(自分がなった時の対処法を実践しました)
いつもお読みいただきありがとうございます!
また明日の夜の更新をお待ち下さいませ。




