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急に夏になった?あっつい!!

さて、朝だ。今日も天気だあっついな!! いや、マジで暑いぞ?え?もう夏?んな馬鹿な………だが、このままベッドに居ても暑いだけだしさっさと着替えて食堂へ向かおう。


そして着替えて食堂に着いたら……あらら、調理場から聞こえてくる慌ただしい声と音。どうしたのかね?

まだ誰も居ないし、ちょっと様子見に行くかな。


着きましたるは調理場。ここは今まさに戦場だった。響き渡るナイゼルの声にそれに呼応する部下の料理人達の悲鳴にも似た声。

給仕役のメイドさんやシシリーも慌しく食器や飲み物の準備に余念が無い。

そして、飲み物を用意していたメイドさんからも悲鳴が。


「あの!氷がもう無いので冷たい飲み物が用意出来ません!!」


それにナイゼルは


「なんだって!?昨日はまだ少し残っていただろう?」


訝しげに氷を入れている箱を覗いてしまったって顔をしてる。


「そうか……あの後旦那様や奥様がお飲み物を所望されたのか……チッ!そこまで考えてなかった俺の失態だ。悪い」

「いえ、ナイゼルさん。私も報告出来てなかったのでお互い様です」


と一人のメイドが言ってる。あー、氷尽きたのか。はいはいごめんよーって声掛けは子爵家3男には似合わないな。ボケるのはほどほどにして調理場の入口から声を掛ける。


「おはようございます、皆さん。何やら氷が無いとの事ですが、そちらまで僕が行っても大丈夫でしょうか?」


その声に全員がビクッと反応して


「「「「「「おはようございます、アリューゼ様(坊っちゃん&坊ちゃま)」」」」」」


おっと、全員に言われると中々の迫力だね。それはともかく


「氷が無いんでしょう?僕が補充するから入っても良いかな?」

「えっ?坊っちゃん、補充っていったい……?」


とナイゼルが不思議そうにしてたがシシリーがそこをすかさずフォロー!


「あっ、アリューゼ様!こちらにお願いします!!」


ナイスアシスト!って、訳でお邪魔しますよ〜っと。そんでもって氷を入れておく箱いっぱいに氷をざらざら〜っと。はい、完了。そして調理場出口に向かって行きながら


「はい、氷は満タンにしておいたから美味しいご飯、よろしくね?」


と言って調理場を出ていく。

何人か狐につままれた様な顔してたけど、シシリーが上手く纏めるだろう。

そうして、朝から慌ただしい時間を送ってしまったが、この暑いのに冷たい飲み物が無いなんて皆嫌だろうしね。さて、食事が出来るまでのんびり待つとしよう。


そんなこんなで朝食を食べ終わり、またシシリーを伴って父上に出発する旨を伝える。


さあて、今日も頑張りますかね………って、外あっつい!!こらはたまらん!って事で、シシリーに半袖の薄着に着替えて来るように言い、俺も着替える事にする。もちろん帽子を忘れずにと伝えておいた。これじゃ日射病になるわ!!


これ、今日は教会、治療院、ギルド関連、孤児院って回ったほうがいいかな?


絶対氷足りないよね?うん、そうしよう。

午前中から倒れる人出るだろうから先に治療院かね?


それじゃ、サクサクって回ろう!そして昨日の食堂で美味しいご飯を食べるんだ………とか考えながら、治療院、ギルド関連、教会……と順調に進んでいたが、次の孤児院でちょっとした騒ぎが起きていた。


泣き叫ぶ子供達。

倒れているシスター。

縋り付いてシスター揺すってる子供。

どうすればいいのか分からなくてオロオロしてる子供。

とにかくシスターを中へ運ぶ為に扉を開けて孤児院へ運ぼうとしてる男の子達。


あー………今日はこう来ますか。

まあ、見ちゃったもんはしゃーない。

多分、熱中症だろうからここも氷魔法先生の活躍が凄いなぁ……とまあ、そんな訳で、俺とシシリーはシスターを孤児院の中へ運ぶのを手伝うのだった。

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