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目覚めたら知ってる天井……それと兄上に報告。

今日は少し時間があったので早目に一本目を投稿します。

目が覚めた。

気が付いたらベッドに寝かされていた。


着替えは……さすがにしなかったか。

まあ、少し休めたからある程度回復したかな?

とりあえず、ベッドから降りて食堂へと向かう。すると、まだ全員は揃ってなかった様だ。


「すみません、父様。今目覚めました。本日の業務、滞りなく終了しました」


まず、目が覚めた事と、今日の分の作業が完了した旨を伝える。その俺の言葉にコクリと頷いてから父上が口を開く。


「ああ、おはよう、アリューゼ。話はシシリーから聞いているよ。最後の家での事も……まさか治癒魔法も使える様になるとはね。我が息子ながら底なしの才能だね」


苦笑いを浮かべながら片手を挙げて労って(?)くる父上。それに一礼を持って返事とし、席に着く。


「それで、どうだったんだい?」

「特に問題はありませんでしたね。シシリーが報告したこと以外は」

「ははっ!私が聞きたい事を分かっているんだろう?誤魔化しは無しだよ」


ん?なんの事かな?……んー……治癒魔法を取得した件かな?


「えっと……治癒魔法の事でしたら、心から『癒やしたい』と強く思ったら発動しました。偶然では有りますが、最後に訪れた家にて農夫のヒース殿の妻が熱病に浮かされて居たので癒やす事となりました」

「私が聞きたかったのはそれじゃ無かったのだがね……まあ、アリューゼがそう言うのなら、そういう事にしておこう」


なんの事かさっぱりだが……まあ、納得してくれたならそれで良いか。


そして暫し雑談を父上としながら家族皆が揃うのを待つ。


全員が席に着いた事を確認した父上がベルを鳴らすと料理が食堂に運ばれてくる。

給仕はメイド達だが俺の後ろにシシリーが控えて居たので視線でお礼をする。


それに気付いたシシリーは軽く会釈を返してくれたので通じたと思う。

そして振り返るとルシエル兄上が少し不機嫌そうにこちらを見ている。

……?なにかやったっけ?俺。分からん。

俺が首を傾げているとそのやり取りを見ていた父上が声を殺して笑っていたのでさっきの質問の意味がなんとなく読めた。

父上は俺とシシリーが仲良くなったと思っていたのか。

いやまあ、俺の秘密を知った事で心の距離は近くなったと思うけど、彼女は10歳で俺は3歳だぞ?何を期待してるのやら、だ。

兄上には後でしっかりと説明するとしよう。シシリーの好みも教えなきゃならないしね。


そして始まった夕飯だったが、お昼がお昼だったので、旨いは旨いがちょっとガッカリしてしまったのはナイゼルには内緒だ。




そんなこんなで食事も済み、ルシエル兄上へと声を掛ける。


「あの、兄様。朝の件でお話が……」


最初は訝しげな顔をしていたが、徐々に嬉しそうな顔になり


「……!!そうか。分かった。ここではなんだ、私の部屋に来い」

「了解です」


そして着いたる兄上の部屋。


ほほう、本に剣に鎧にと文武両道を絵にしたような部屋だね。


兄上は部屋の真ん中に有る丸テーブルへ進み席に着いてからこちらを手招きする。


「ほら、前へ座ったらどうだ?」

「はい、それでは失礼して」


俺は少し高めの椅子に座り、兄上に話し掛ける。


「それでですね、シシリーの好きなものなのですが、うさぎらしいです」

「ほう?そうか、シシリーはうさぎが好きだったのか……それは生物限定か?」

「いえ、小物やアクセサリーでもうさぎがモチーフのものは好きらしいです。ただ、櫛は今度自分で買うとの事なのでプレゼントするなら他のがよろしいかと」


それを聞いて兄上は何かを考え込む様にブツブツと言い始める。考えを纏めるのに声を出すのは効果的だからね。それはいい事だよ、兄上。

そして数分後、少し困った様に眉根を寄せた兄上が弱った様な声で聞いてくる。


「なあ、アリューゼよ。小物やアクセサリーと言ったがいきなりアクセサリーを渡されたらシシリーも困惑するだろうか?」


あらら、何分も悩んで急にヘタれたか。

兄上の容姿ならどんな物でも喜ぶ……と思ったが、相手はうちの『メイド見習い』のシシリーだ。あまり高い物は恐縮して受け取らない可能性も大いに有り得る。

俺としてはぬいぐるみが手っ取り早いと思うのだけど、この世界に無いしな……ここでピン!と来た!!そうだ、そうだよ!無いなら作れば良いんじゃん!!まあ、そう言っても作るのは俺になりそうだけどな。兄上は針仕事なんざした事無いだろうし。さて、ここでこの弟が恋のキューピッド役を買って出ようか。


「あの、それでしたら僕に良い考えがあります。ミニチュアのうさぎの人形を作ればいいんです!」

「うさぎの人形だと?……だが、誰が作るのだ?作れる職人に覚えがあるのか?」

「いえ、僕が作ります」

「なっ、アリューゼ、お前作れるのか?」

「はい。材料さえあれば可能です」


それを聞き、少し悩む兄上。だがそれも長くは続かず、すぐにこちらに向き直った。


「分かった。作成はアリューゼが出来るんだな?ならば私は何をすれば良い?」


お、よしよし、分かってるじゃないの兄上。


「それでしたら兄様には材料を揃えていただければ。材料さえあれば2〜3日で作れると思います」

「そんなに早く作れるのか?」

「はい、今僕は父様の命で街を巡っておりますが、それもあと3〜4日で終わります。そうしたらいつもの暇になるのでその間にちゃちゃっと作ってしまいます」

「そうか。助かる。では何を用意すれば良い?」


そこで兄上に毛皮、綿、無ければ適当な布切れをある程度、針と糸と接着剤と黒か赤い同じサイズの小さな石と伝えておいた。

すると「分かった。お前の仕事が終わる頃までには材料を集めておこう」と約束してくれた。


そして俺は「明日もあるので……」と言って兄上の部屋を後にして自室へと戻るのだった……ふあ〜〜〜……ぁふ。やっぱりまだ眠いや。今日はさっさと寝ちゃおうそうしよう。そんな訳でまた明日。良い夢見れるかね〜とか考えながらベッドにダイブ。


おやすみなさい………ぐう。

また続きを書きますが、テレビ見ながらなので普段より時間掛かるかも……1時間後までにはなんとかアップ目指します!

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