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平凡で平和な世界  作者: 黒月とも
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出落ち文学部

「ねえ」

出口に行こうとしたところで隣に座っていた西原さんが声をかけてきた。

「文芸部の見学に行くの?私もついて行っていい?」

もちろん、OKだ

「いいよ。牧君もいいよな。」

「あ、うん」

なぜかあまりうれしくなさそうだ。こんな美少女が一緒にいてくれるんだからうれしくないわけないだろう、牧君よ。

と言うことで、文芸部の前までやってきた。中は静かそのものだ。

「じゃあ入ろうか。」

牧君がそういい、ドアを開ける。

「すいませーン、見学いいですか?」

何人かの人がこちらを見た。

「いいよー。っていっても、なんも見ることなんかな、、、い、、、けど、」

そして固まった。ほかの人たちもこっちを見たまま固まっている。

こちらも何事かと動くことができず、固まる。

そのまま、たっぷり5秒。

沈黙を破ったのは、相手側だった。

「おたすけえええ!!!」

一人が叫んだ。ぎょっとしてみていると、は西原さんに向かってか、誠心誠意の土下座。

こちらはもうわけがわからない。作者よ、あんたは何がしたいんだ。

ただ、西原さんだけが何かを知っているのか、驚きと悲しみ、寂しさの込められた目をしていた。

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