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平凡で平和な世界  作者: 黒月とも
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歴史記録部

入学式から一週間くらいたったある日、先生がこんなことを言った。

「みなさん今日から部活動見学が可能になります。放課から五時までの間にいろんな部活を見学することができます。一応言っときますけど、兼部は認められていません。」

ちなみに僕は部活は決めていない。運動が得意ではないので、文化系もいいが、克服するためにも体育会系に入ってもいいような気もする。

そんなことを考えていると、牧君に声をかけられた。

「入る部活、決めてる?」

「いや、決めてない。牧君は?」

「僕は、一応文芸部か歴史記録部にしようかなって。」

歴史部はこの学校の特色の一つである。初代校長が誰かがこの学園の歴史を詳しく記録するために創設した部活動で、主な活動内容は現在までの学校史料の整理と、生徒集会議事録の作成、高校と連携した『中高略歴新聞』という主に学校で行われた行事を過去のデータと比較して記事にするという新聞の作成などがある。ちなみにこの学校にはこの『中高略歴新聞』のほかに『中高合同スクープ』というものがある。

「どっちもいいね。僕もそこ、見学行ってみようかな。」

「じゃあ一緒行ってみようよ。」

そうして僕と牧君は文学部の見学から行くことにした。

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