梓と白銀と漆黒の少女
今回は諸事情で遅くなって申し訳ありませんでしたm(__)m
「もう、イヤァァァァァッッッッッ!!」
梓が洞窟で悲鳴を上げながら逃げている後ろには、数十頭の『食人鬼』が梓を追いかけていた。
『食人鬼』の名の通り恐ろしいまでの再生力で、梓がいくら魔法で相手を破壊しても次の瞬間には完璧に再生しているのだ。しかも、質の悪いことに破壊した部分から発生する強烈な臭いが別の『食人鬼』を呼び寄せるのだ。
「新しい武器を試しながら七天龍に挑もうと思ったら、とんだ誤算よ…!」
梓も明日香と同じように、マルモに連れられて新しい武器を取りに行ったがこちらも例外なく地獄に近かった。
場所こそ神殿とまともに聞こえるが、空から延々と湧き続ける天使の大軍を斃しながらその武器がある場所まで進まなくてはならないのだ。
その距離約一キロ、しかも近づくほどに湧く天使の数も増える。そんな数の暴力を切り抜けて手に入れた梓の武器は手に持っている白銀の杖『エクスリディア』はあらゆる魔法の威力を増幅させる強力な効果を持っている。
「こうなったら…あいつら皆まとめていたことも分からないくらい完璧に吹き飛ばしてやる…」
梓は『食人鬼』の群れに向き合うと、その透き通るような声で詠唱を始めると同時に魔方陣も作り出す。
『地を穢す不浄の者よ、浄化の聖光をその身に浴び、在るべき姿へと還せ!『アークレイン』!』
梓の放った光魔法は洞窟の天井近くまで上がると、拡散して正確に『食人鬼』の体を貫いていく。すると、今までは再生していた体がボロボロと崩れ落ちていった。
不死身に近いとはいえ所詮闇の魔物だ、強力な光魔法をぶつければ相手にその能力を発揮させず倒すことが出来る。
無論、強力であればあるほどぶつける魔法も強くしなければならないが。
『食人鬼』を殲滅したことを確認すると、はぅぅ~と地面にペタンと座り込む。
「う~、疲れた~…こんな所で魔力を無駄遣い出来ないし、でも私に一気に安全地帯まで走れる体力なんて無いし…」
安全地帯とは、文字通りこの洞窟の中では珍しく闇の魔力が無く魔物が寄ってこない場所のことだ。因みに梓のいる場所からは、大体1.5キロ位はあるだろうか。
梓はああ言っているが、梓の身体は前に比べてかなり鍛えられていた。魔法で倒しきれなかった魔物が迫ってきたときの為のマルモ直伝の格闘術も使えるほどには鍛えられている。
「あ、そうだ!肉体強化と風魔法を併用したら一気に安全地帯まで行けるんじゃないかしら…?」
風魔法単品で加速を掛けると自分の体が余程強靭でない限り自分の体がただですむことはない。だが、肉体強化魔法を使えばその問題は解決される。と考えたのだ、梓も理論派ではあるが自分で作ったものは自分で使ってみるタイプなのだ。その後の事を考えずに。
「そうと決まれば…!『肉体強化』!」
梓の身体を薄い光の膜が包み込むと梓の体に魔法がかかった証拠だ。自分でも感覚を確認してかかったことを再度確認すると。
「それじゃあ、『空圧弾』!」
梓のイメージはブースターの様に背中を押すような感じで風をおこそうとした瞬間。
「イヤァァァァァァァァッッッッッッッ………………」
調整を間違えたのか、背中に強すぎる風を受け梓の体が地面と並行に吹き飛んでいった。
飛ぶこと数秒で見えたものは白塗りの壁、『肉体強化』を使ってもただでは済まないだろう。
「もう一発…ッ!『空圧弾』!」
二発目は壁に向かって撃ち込み、自分の速度を相殺する事で、どうにか梓は壁に激突せず、風が壁にぶつかる轟音を聞くだけですんだ。
因みにその時に壁にヒビが入っていたが、その壁が魔法防御のかなり高いミスリルの壁だということには梓は気づいていなかった。
「よし…ここなら良いかな…?」
梓は『エクスリディア』を地面に置き、その周りに魔方陣を作り出すと、何かの魔法を詠唱する。
『我が名は梓。我喚ぶ名はレイラ。我が声よ届け、そして己が姿を現せ!』
そう詠唱すると、緋焔と闢零の時のように杖が光に包まれる。
そして現れたのは、ショートカットの銀髪の少女…なのだが、何故か執事服を着ている。顔は可愛いと凛々しいが混ざったような、人によっては意見が分かれそうな顔立ちだ。体型はスレンダーなのだが女性として出る部分はしっかりと出ている。因みに少女だと分かった理由もそれだ。
「お呼び頂き光栄です。我が主よ」
鈴を転がすような美しい声が響く。梓は、レイラを見て。
「貴女が私の武器であり、私のパートナーって言う所かしら?」
「はい、僕はお嬢様の武器であり、お嬢様の道具です。例え、僕が壊れようと―――お嬢様が望むのであれば私はそれを遂行して見せましょう」
『例え、壊れても』という、レイラの言葉には強い意思が込められていた。だが、梓はそれがどうした。
と言うような態度で。
「じゃあ、最初の命令。自分を道具と呼ぶ事、簡単に壊れても良い何て言うことを止めなさい」
強い口調でそう命令する。梓にとって、この少女は武器であり、パートナーであっても決して『道具』等ではない。それに、人の姿をしているのに自分を道具と言い切ることに梓はあまりいい気分になっていなかったのだ。
「しかし…僕を道具ではないと言うなら、僕は何なんですか?」
梓はその問いにまるで完璧な答えを知っているかのような自信で。
「私のパートナーの僕っ娘執事」
そう答えた。
「お、お嬢様…パートナーなのは分かりますが、僕っ娘執事って何ですか!?」
レイラが半分泣きながら訴えると、梓は愉しそうに。
「僕っ娘は重要なのよ?レイラはその価値が分かってないようだけど、私の友達も僕っ娘が大好きなのよ!?」
後半部分が余りにも真面目だったので、レイラはよく分からなくともは、はい…と頷くしかなかった。
話を終えると、梓はレイラに。
「あ、レイラは魔法を使えるの?」
「はい。魔法だけではなく、武器全般の扱いも出来ますよ」
「やっぱり所有者を護る為に覚えたの?」
「ええ。僕はお嬢様を護るためだけに力を付けましたから。勿論、執事としての家事や炊事だって出来ますよ♪」
レイラが自信満々にそう言うと、梓はじゃあ…と箱の中から適当に食材を取りだし、
「ちょうど良いし今ここにある物で何か作ってもらえる?」
「はい。お嬢様の仰せのままに」
レイラはそう言うと、梓に器具と食材を貰う。
「それでは、少しお時間を頂きますね、その間にマルモ様の言っていた情報を整理してみては如何でしょう?」
アリシアは明日香を守るようになるべく共に行動していたが、マルモはどちらかと言うと放任主義に近い。梓に必要な情報は与えるがそれ以外は余程のことがない限り助けはない。
「取り敢えず、今分かっているのはここに七天龍がいることと、私のもうひとつの武器……多分近接武器、があるって事ね。七天龍の場所は大体分かるのだけど…武器の方の場所が掴めないからここを拠点にしてまだ行っていない方も探索しないといけないっぽいわね……」
「やはり、お嬢様にも分かりますか?」
「ええ、何て言うか…あまりいい魔力の気配がしない場所でしょう?」
実際に洞窟の最奥部には七天龍がいる。その強力な魔力の気配は隠しきれず、若干ではあるがその魔力が漏れ出しているのだ。
となると、武器は恐らくその反対に有るだろう。その理由は、もしもマルモが武器を置くとすると大抵質の悪い場所に置くからだ。
「さて、お嬢様完成しましたよ。ここの中の物だけだったのであまりいいものは作れませんでしたが」
そう言って、持ってきたものはディープフィッシャーのムニエルとグリーンスターのリゾット、そしてプリンだ。
「おお!レイラ、プリン作れるの!?」
「作れますけど…お嬢様、箱の中にホワイトバードのミルクとハルヴァードドラグーンの卵、クリフツリーの樹液って何れだけ貴重なプリン作る気何ですか…」
レイラが半分呆れている。梓が採ってきて作ったプリンは他の世界で作れば、最高級品にもなるような貴重な素材だ。プリンを作るだけならばこれだけの素材を集める必要は無いのだが、梓は明日香の次にプリンが好きだからそこまでの執念を見せるのだろう。
「良いじゃないそんな事、美味しかったら♪それより、レイラの作ったプリンはどんな物かな~?」
梓がプリンを口に含むと、そのまま固まっていた。
「ま、まさかレイラがここまでやれるなんて…っ!」
……どうやら味に感動していたようだ。レイラは、あ…あの…と聞いていると。
「お、お嬢様?おきに召して頂けましたか?」
「おきに召したもなにも最高よ!私もかなり上手く作れると思ったのだけど…まだまだのようね…」
梓がよくわからないが戦慄していると、レイラが何かを感じ取ったようで。
「ッ!?」
「どうしたの?レイラ?」
「いえ…何かが私を呼んだような気がしまして」
レイラを呼ぶことが出来るものなどよほど高位の魔物かそれとも、ここにある梓のもうひとつの武器かどちらかだ。そして、今見た方向にレイラを呼んだ何かがいるとすれば、恐らく梓の武器である可能性が高い。
「……そっちの方に貴女を呼んでる奴がいるのね?」
梓は行く気満々のようでいつの間にか食事を食べ終え、いつの間にか戦闘用の薄青色の法衣を身にまとっている。法衣といっても機動力を求めたドレスのようなもので、下のスカート部分は極力控えめになっている。それを法衣と呼ぶかと言われると返答に困るが、法衣は法衣だ。
「はい…お嬢様、どんなことがあるか分かりません。十分注意してください」
「分かってるわよ。レイラはその身体に慣れるまでそのままでいなさい」
了解です。とレイラは頷くと二人は安全地帯を離れ、次の目的地へ進んでいった。
梓達は順調に進んでいたはずが、途中で足踏みを強いられていた。
「ツいてないわ……まさか、こんな所に『ブラッディグール』がいるなんて…」
梓が小さくため息をつく。『ブラッディグール』はグール種の最上位種だ。通常のグールの様な腐った身体ではなく、赤黒い身体を持っている。
しかも、最上位と言うだけあり通常のグール種の行動に加え、吸血攻撃、猛毒の体液を吹き掛ける攻撃、統率行動、があり特に『ブラッディグール』によって統率されたグール達はただの集団とは違い、さながらゾンビの軍団の様な動きをする。再生力の高い身体を使い、他のグールを盾にして攻撃する戦法などグールのより集まりとは思えないような行動を行う。
「お嬢様…ここを避けて行く道は無いのですか?」
「あるには、あるけど…ここからかなり戻らないといけないし、戻った道でも結構ヤバい奴が多いから。ここを越えるわよ」
レイラは苦い顔で分かりました。と呟く。梓は隠れている場所から出るタイミングを図っている。
『ブラッディグール』が梓達の隠れている岩の近くに来た瞬間。
「食らえっ!『霊撃掌』!」
梓の放った掌低はマルモに教わった格闘術の技のひとつで、掌に魔力を集め叩きつける技だ。魔力を消費しない分撃ちやすい。
吹き飛び、壁に激突した『ブラッディグール』が起き上がる前に二人は一気に駆け抜ける。
「よっし!通り抜け―――」
言葉をいい終える前に、唸り声と共に見るからに毒々しい液体が飛んできた。
「ニャアアアアアアッッッッッッ!!?こいつ復帰早い~!」
梓が奇声と共に弱音を吐いていると、もう一度毒液が飛んできた。レイラはすかさず魔法を構築して毒液を防ぐ。
『アースウォール』
土の壁を作り、毒液を防ぐが数瞬のうちに溶けてしまう。
「こいつの毒…こんなに強力なんですか!?」
「いや、私もそんなにこいつと戦ってる訳じゃないから…あんまり知らないのよね…」
梓が、歯噛みしていると『ブラッディグール』の咆哮が響く。
すると、地面から複数の『食人鬼』が湧き出してきた。その様子を見て、梓は小さくゲッ…と呟く。
「アイツマジで仲間呼んでるし…仕方ない、一発位なら撃っても問題ないでしょ!」
梓が魔法を詠唱しようとすると、レイラが止める。
「お嬢様、今は魔力を使うべきではありません。ここは僕にお任せ下さい」
レイラは『肉体強化』を自身にかけると、地面に全力の踵落としをお見舞いした。
「『ガイアクラッシュ』!」
今の魔法は地属性の魔力を地面に送り、地面を叩き割るという魔法だが、多量の魔力を消費するので今回は『肉体強化』をかけて魔力を出来るだけ節約していた。
地面に亀裂を入れ、『ブラッディグール』をその亀裂に落とし込む。
「今度こそ、抜けてやる!『牙連脚』!」
梓はグールの群れに一瞬の内に足払いをかける。全ての敵が体制を崩した瞬間、一気に通り抜ける。
今度は振り返らず全力で走り抜ける。
「はぁ…はぁっ…」
レイラが肩で息をしながら、後ろを振り向くがグール達の姿は見えない。
「に、逃げ切った…の…?」
梓が確認すると、レイラは小さく頷く。しばらくグール達のいた方向を見て、来ないことを確認すると。バタッと二人で地面に倒れ込む。
「そう…みたい…ですね」
「もう…こんな事…したくないわ…」
しばらく横になって体を休め、少し時間がたったようで体力も取り戻していた。
「よっし!もう良いかな?レイラも行ける?」
「は…はい。ですが、服が…」
レイラは逃げたときに、鋭利な岩に触れたようで服が所々斬れてしまって、レイラの大きなソレが揺れていた。
「大丈夫よ…わた…しも…ぅぅ、レイラの意地悪ぅ…」
梓が嘆いているのは、梓も同様に服が斬れているのに梓のソレは悲しいほど揺れていない。
「お、お嬢様!?何で私の胸を見て怒るんですか!?」
「うるさい、うるさい、うるさい~!レイラにはこの気持ちは分からないわよ!」
梓が拗ねているが、レイラには分からないようで頭に?を浮かべている。
「…私が所有者なのに…」
梓の呟きは洞窟の中に吸い込まれていった。
あの後、梓は拗ねながらも進んでいると、今までの自然な場所でない人工的な祭壇のような場所に出た。
「声が聴こえたところはここ?レイラ」
「はい。確かこの辺りから聴こえていました」
それを聞き、辺りを見回すと祭壇の上に二振りの小太刀が置いてあった。梓としては今すぐにでも取りにいきたいが、ゲームでもこんな状況で武器を安全にとって帰ってこれるわけがない。
「レイラ、注意してね。こんな状況で何かでないわけ――――」
梓が注意し終わる前に、回りの魔力が集まり始め、死神の形を象り魔物となった。
はぁ、とため息を付くと梓はレイラを呼ぶ。
「やっぱりね…仕方ない!『武装化レイラ』!」
手に白銀の杖を構え、死神と対峙する。十中八九こいつはここの武器を守る番人だ。通常の魔物などとは桁違いに強いだろう。
死神が持つ梓の身長ほどある鎌を降り下ろす。梓とて、このような大振りの攻撃なら余裕を持って避けられる、だが鎌が地面を抉ると同時に魔力の刃が梓に襲いかかる。
「遠距離も出来るのか…また厄介ね…『爆裂砲』!」
杖から光と共に、火球が死神に飛ぶ。それが当たった瞬間、思わず耳を塞ぐような轟音が辺り一帯に響いた。梓は自分に被害が来ないように、『防御障壁』を三重展開する。
周りの地形を変えるほどの大爆発を起こし、梓の周りだけが『防御障壁』によって元の状態のままになっている。
「ちょっとは削れてるよね…?」
これで削れてなかったら詐欺よ!と思っている内に土煙が晴れ始め、薄くだが死神の姿が見える。
その姿は元々ボロボロだった布切れが更に破れ最早布としても機能しなくなっていた。
「食らってる…かな?」
梓は恐る恐る布切れを取り払ってみると。
「いない…?」
その布切れの下にはなにもいなかった。梓が布切れをじっと見ていて、後ろの気配に気付かなかった。
(っ!お嬢様、後ろです!)
梓が振り向いたときには既に目の前に鎌が迫っていた。
(これ…間に合わな―――)
目を瞑り、覚悟を決めた次の瞬間、自分の身体が切り裂かれる痛みではなく金属音が響いた。
「僕のお嬢様に何をする?――――殺すぞ」
レイラの殺意のこもった声を聞き、ゆっくり目を開くとナイフで器用に受け止めているレイラの姿があった。
「はっ!」
軽やかにレイラは死神の頭上へと飛び、脳天にめがけてナイフを降り下ろす。
しかし、刃は強度が足りないのか弾かれてしまう。
「ごめんなさい、助かったわ」
「お嬢様は下がってください。ここからは僕がやります」
で、でも…と食い下がる梓にレイラはため息をつくと。
「そんなにしつこいと、妹様にも嫌われてしまいますよ?」
「ちょ、ちょっと!それは関係ないでしょ!」
梓はレイラに言われて動揺しているが、明日香の名前を出されたからか大人しく引き下がった。
「大丈夫ですよよ。一瞬で終わらせて差し上げますから」
次の瞬間、レイラの姿が消え見えたときには死神の目の前にいた。
「黒羽流『南雲』続けて『彩雲』、『烈風』、『彗星』!」
レイラが流れるような体さばきで、次々に攻撃を仕掛ける。連撃によって体制を崩され、死神が宙に浮く。
「砕けろ…『響』!」
レイラの渾身の掌低は死神の身体ではなく、死神の持っている鎌、その中央に嵌められている宝石に叩き込まれた。
すると、今までいた死神の姿が嘘のように霧散して消えた。
「……どうやら、あの鎌の宝石が本体だった見たいですね」
やりきった表情でレイラがそう言うが、梓にとってはそれよりも重要なことがあった。
「……レイラって私より強くない?…」
梓の怪訝な顔にレイラは慌てて、否定する。
「そ、そんなことは無いですよ!今のだって、一時的にリミッターを解除して戦っただけで長時間あれで戦うことなんてできませんよ」
そう否定するが、梓はふ~ん。とだけ言って、祭壇に近づき小太刀を手に取る。そして、なにか考えてから後ろに下がり、呪文を詠唱し始めた。
『我が名は梓。我が呼びし名は霧香。祖は二つで一つ、我が声に応えその姿を表せ』
その声に応えるように、小太刀は少女の姿となって梓の前に表れた。
その少女は、明日香と同じくらい小柄で、吸い込まれるような、美しい漆黒の瞳を持っていた。そして長い黒髪はポニーテールにして括られていた。
「……呼んだ?……」
「ええ、貴女が霧香?」
「………そう、よろしく……マスター……」
無口なのか口下手なのかは今は分からないが、梓は気にせず新しい武器、そして新しい仲間を得た。
(無口っ娘だったら…夜の遊びの時に、一杯いい声で鳴いて欲しいなフフ…ウフフ……♪)
そして、新しい梓の玩具でもあった。
気に入っていただけたら、感想意見などお願いします。
その他誤字脱字あったら報告お願い致しますm(__)m




