8・いい子ちゃんといい子茶ん
ある暑い日のことです。
いい子ちゃんがスタジオに行くと、「こんにちは、いい子ちゃん」の番組の今日のゲスト、お茶のいい子茶んがいました。
いい子茶んとは学校で知り合ったので、仲がいいです。あんがい。(転校したけど)
ところが、いい子茶んのまわりにはお化けスタッフがいて、一人もいい子ちゃんに気づきません。
しばらくして、いい子ちゃんがあいさつをすると、お茶のいい子茶んが言いました。
「あら、いい子ちゃん!」
「おはようございます。」
「どうも。」
スタッフたちもいい子ちゃんにあいさつし始めました。
「番組、始まりますよ!急いで!」
「はい!」
そして、番組の収録が始まりました。
すると、司会者がいい子茶んに聞きました。
「いい子茶んはいい子ちゃんのことをどうおもいますか?」
すると、意外な返事が返ってきました。
「私が朝来たとき、私に夢中で一人もいい子ちゃんに気が付きませんでした。存在が薄いのよ。」
すると、いい子ちゃんファンが言いました。
「ちょっと、いい子ちゃんをバカにするとゆるさないわよ!」
「そうだそうだ!」
かみさまも叫びました。
「みんな・・・。」
「いい子茶んなんかのちんちくりんに負けるな!」
ちんちくりん、とは言いすぎだと思いますが。
「歌って!いい子ちゃん!」
「はい!!」
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歌が終わると、拍手かっさいです。
「ありがとう!みなさん。私のファンでいてくれて!」
「なによっ!」
いい子茶んは不機嫌です。
この日から、いい子ちゃんといい子茶んの仲は、完全に壊れました。