6/38
6・いい子ちゃんの初めての学校~後編~
いい子ちゃんが目を覚ましました。保健室で、です。
「いい子ちゃん・・・。大丈夫?」
リりぼちゃんが言いました。
いつの間にか、「いい子ちゃん」と呼んでいます。
「いきなり倒れるから、びっくりしたよっ!」
「・・・。ごめんね。」
「いい子っ、ちゃん!!」
誰かが言いました。噛んで。
その正体は、人気新人アイドル、お茶のいい子茶ん(七)でした。
「いい子ちゃん、私と同じクラスだっ!」
「あなた、だれ?」
「お茶のいい子茶んですっ!」
「・・・・・・・・・。」
「でも残念。わたし、転校するの!もうすぐ。」
思わずいい子ちゃんたちは、なぜか「ヤッターー!!」と言いそうになってしまいましたが、急いでやめました。
「アラー、そんなにわたしが転校するのが嫌なのぉ~?なら、パパとママに頼んでみるわ!!」
いい子茶んはいいように誤解してくれました。
でも、いい子ちゃんたちは、あまりよく分からなくなってしまったので、「へ?」と言って、葉っぱが一枚飛んでいきました。
ーいい子ちゃんの初めての学校 終わりー
まだまだ話は続きます。ぜひ見てください!