22・わるい子ちゃんがやってきた!?
ある日、こんなことを先生が言いました。
「今日は、転校生がいます!」
いい子ちゃんは、なんか、胸がざわざわ。
「では、入ってきてください。黒沢わるい子ちゃん。」
「わっ、わるい子ちゃん!?」
「い、いい子?いい子なの!?」
「そ、そうよ、いい子よ…。」
「はいっ!おしゃべりはそこまでにして。今日は、げきのことを決めるわよ!」
先生が言いました。
「げっ、げき!?」
「そう。クラスで協力して、全校の人たちに見てもらうの。バケ祭りよ。」
「バケ祭り!」
「それで、今から役を決めるわ。うちのクラスにはいい子がいるから、ちょうどいいわ。」
そして、役は決まり・・。
いい子ちゃんは主役のペットでした。
わるい子ちゃんは、いい子ちゃんを飼っているなわとびの名人でした。
「では、練習スタート!」
「はいっ!」
「━ねえ。私、今、とべそうな気がするの!見てて!!」
「わるい子!なんか、いい子とちがって、へんよ。役を変える?」
「そうだそうだ!」
周りのみんなも言い始めました。
「では、そうしましょう。」
そして、本番・・・。
役は変わって、いい子ちゃんが主役です。
「まだかー。」
まず、出てきたのはペットです。
「いい子ちゃんはまだなのかー。」
「いい子ちゃんがいるっていうから来たのにー。」
「・・・。私じゃいけないですか?」
「わるい子ちゃんがいいんです!」
いい子ちゃんが思わず飛び出してきて、叫びました。
「だから・・・。見てあげてください!」
「いい子…。」
「いい子ちゃんがそういうのならな・・・。」
そうして、このげき、いえ、バケ祭りは大成功でした。




