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11・お化けバスで魔法の遠足~後編~
いい子ちゃんが気が付いた時には、不思議な世界にいました。
「ここは?」
いつの間にか気づいた二人も言いました。
「どこ?ここ。」
「あっ、変な人!」
三人が前を見ると、何とも言えない格好をしたおばさんが出て来ました。
「まてまて~!私は確かに変な格好をしているように見えるが、隣のブラックランドのせいなんだ!それで、この国もこんな感じになっている…。私はお前らに魔法のミラクルステッキをわたしに来たのだ!」
「魔法のミラクルステッキ?」
三人が同時に言いました。
「そう。この魔法のミラクルステッキはどんな魔法でも使えるのだ!!」
「かして!」
「はい。これで祝福の力をみんなにかけるがいい。」
「はい!了解!」
三人はいつの間にか倒れていました。
「・・・ちゃん。りぼんちゃん!」
友達に起こされました。
「どうしたの?遠足、もう終わっちゃったよ?」
「そっ、そうだ!」
「せ~の!」
「『われにちからを!祝福の力!』」
そう、いい子ちゃんが目を開けた時には、そこは祝福された世界だったのでした。
(また行きたい。そう、今度は私の力で…。)