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瑞葉と日奈のお仕事

9月20日。私と日奈は事務所の更衣室で紺のセーラーとミントグリーンのプリーツミニに着替えた。七分袖のセーラーはおヘソがチラ見えするレベル。ミニの丈は女子高生並みの夏服よりも5センチ長めだが、見た目はあんまり変わらない。今日は栄で試着会のイベントがある。事務員のルイーゼは紺のセーラーと白のプリーツミニ。18歳の新米エージェントだが、日本語は流暢。3人でタクシーに乗り、会場に向かった。会場に着くや私たちは展示用のコスチュームを並べていく。まず定番の秋服。紺のセーラーとミントグリーンのプリーツミニ。次に黒のタートルネックセーターとダークブルーのミニ。最後に体操服と紺のブルマー。体操服と紺のブルマーは異世界製で昭和風味。しかもブルマーは通気性がよくてムレない。もちろん見た目も官能的。異世界側はブルマー戦士の再来を熱望しているが、現実はそう甘くない。私たちはBGMを流した。SUNOでAI作曲した魔法戦士のイメージソングはノリがよくて歌詞がエロい。客層は20代から30代の女性がメイン。というのもラズリ公国はナルシス制度だからだ。16歳から18歳の少年兵士が対象だから幼い子が少ないのは仕方ない。試着率はやはり定番の秋服が大人気。時には若いカップルが場の雰囲気を盛り上げてくれるが、彼らは参戦に繋がらない。残念ながらカップルの参戦は受け付けていないからだが、異世界側はレスが長いマンネリカップルの取り込みに意欲的。私たちは異世界側の人間と思われてるせいか、さまざまな客層を相手にすることが多い。この時期はナルシスが萎える時期として知られる。というのも彼らは作物を荒らすからだ。そのため担任の先生が素行調査を兼ねた家庭訪問を始め、数々の悪行が明らかになる。そしてナルシスは便所掃除などに従事するなどツケを払わされることになる。彼らを尻に敷きたがる女性は後を絶たないが、必ずしもうまくいくとは限らない。露出度高めのコスチュームの試着だけで満足する子もいるが、リアルで満たされてる子はまずいなかった。そもそもリアルで満たされてる子はわざわざ参戦したりしない。ましてや世界線の違う異世界の殿方を尻に敷くなんて考えもしない。中には10歳児や12歳児ですら参戦に極めて意欲的だったりするから内心複雑。もちろん私たちは安易な参戦を認めたりはしなかった。「ナルシスなんて私たちがロリコン化してあげるわ」「いや加奈ちゃん、そんなに簡単にいかないからね」対戦相手のロリコン化は魔法戦士全員の悲願だが、現実はそう甘くない。私たちですら愛娘を使って彼らをロリコン化できたらと何度も何度も夢見たものだ。だがいつしか私たちは甘く気だるいエージェント生活に馴らされてしまった。今や魔法戦士は単なる戦乙女ではいられなくされた。平時ですら魔王さまに甲斐甲斐しくお仕えする忠実なるしもべにまで堕とされたが、コレが意外と悪くない。「だって参戦が義務付けられないしね」「仕事は楽だし単価も高いし。コレで彼氏ができたらホントに最高なんだけどね」私たちは定番の秋服を身にまとえる悦びに打ち震えた。今や参戦しなくても私たちは魔法戦士のコスチュームを身にまとえる。視線を浴びせられるのも地味に快感だったりする。私たちは期待の新作アニメ[ロリヰタナイツ美和と悠紀]のシナリオを任された。大池美和と愛娘の悠紀は28歳と10歳の美人母娘。だが美和は夫の和彦に甘やかされ、なおかつ死別してからも気持ちが幼いまま。悠紀は和彦の弟の直樹に溺愛されていた。そのため美人母娘は彼らの面影を求めるかのようにプラタナス公国のエージェントになった。美和と悠紀はエージェントとして訓練され、2年後には和彦たちと矛を交えるまでに成長。だがソコからが長かった。父親たちは抱き合って不安そうに眉毛を寄せる美人母娘に困り果て、対戦前と対戦後のデートをルーティン化した。徐々に美和たちは和彦たちに心を開き、美人母娘は彼らの前で見栄えのする新技をお披露目するようになる。一撃必殺の威力はないが、美和たちは和彦たちに褒められて徐々に見栄えのする新技にハマっていく。彼らは要所でゆるめてくれたし、情事も愛娘にはキツくしなかった。そのため母親は[自分がキツい情事を引き受けれてればいい]となり、和彦との情事に溺れた。悠紀は美和に激しく嫉妬しながらも直樹との情事を夢見るようになっていく。いつしか愛娘までもが激しいプレイを熱望し、母親と競い合うかのようにのめり込んだ。だがその一方で何事もなかったかのように美人母娘の見栄えのする新技のお披露目が行われ、美和と悠紀は彼らに褒められて頬が緩みっぱなし。いつしか激しいプレイと新技のお披露目がお約束の流れになり、美人母娘は[ロリヰタナイツ]として名を轟かせた。美和と悠紀は和彦たちとの対戦やデートを満喫しながらも彼ら好みにカスタマイズされていった。

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