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2話


 「ルーク横!」


「ああ!クリス前頼む!」


「了解!」


 ルークと連携をとりながら、道にいるゾンビを一掃していく。大量に持ってきて弾はみるみる減っていく。


 やっとの思いで病院近くに着いた。俺が前に聞こうとすると、


「まて。」


 そう言い、ルークが俺を手で押ししゃがませた。病院の方を向くと、体長が三メートルほどの大男がいた。


「あれはゾンビなのか?」


ルークが聞いてくる。


「わからないけど、化け物には違いはない」


 俺はそう言い、様子を伺う。あの巨体に果たして、銃は効くのか。


 しばらく様子を伺っていると、10名ほどの兵士が現れた。何かを言っているがこちらには聞こえない。兵士は一斉に化け物には射撃を始めた。化け物は、銃を受けながら兵士を次から次へと殺していく。


 「銃じゃ全然効いてないな。こりゃ参った。」

 

 「違う入り口から入るしかなさそうだ。」


 その時化け物が投げ飛ばした、兵士が俺らが隠れていた。車にぶつかった。その瞬間車がピーピーと音を鳴らす。化け物はこちらを向き走ってきた。


「まずい!にげるぞ!」


ルークが叫び、二人で駆け出した。


「どこか逃げれる場所はないか?」


「あそこに、地下鉄の入り口がある!あいつは体がでかいから入れなそう。」


「そこにいくぞ!」


 二人で全力ダッシュ。化け物の足はすごく速い、やつとの距離はみるみるに縮まる。足音はどんどんデカくなってくる。


 ルークの方が足が早く、先に入り口に着いた。次に俺が入り口に飛び込んだ。その瞬間ドン!と化け物がタックルをし、入り口が崩れた。俺は飛び込んだ勢いのまま階段を転がり落ちた。


「クリス!大丈夫か!!」


 ルークがそう言い近づいてくる。俺はなんとか起き上がる。体を見るが、擦り傷はあるが骨と体大丈夫そうだった。


「うん、なんとかね。入り口が壊れたのが、良かった。あいつはしばらく大丈夫そうだ」


「あぁ、あんな化け物がいるなんて聞いてないぞ、あれが街の外に出たらやばいな。」


「あの病院は、あいつがいるから、いくのは難しそう。今は脱出を優先に考えよう。」


「あぁ、そうだな。あんな化け物と戦っても殺されるのが目に見えてる。今は脱出だ。外に出たら車を探そう。」


 そういい、出口を目指して歩き出す。地下鉄内はまだ電気がついていて明るかった。ゾンビもそんなにいない。俺とルークは、駅内で落ちていた。バットを手に、ゾンビを倒しながら歩く、銃を撃ったら周りのゾンビが寄ってくるからだ。


 途中ルークが、駅内のコンビニに入った。そして近くのチョコバーを、とるともりもりと食べ始めた。


「いや、腹が減っちまって笑」


 そう言われてみれば、俺も起きてから何も食べてないからお腹が減っていた。俺も、チョコバーを食べた。チョコバーをむさぶったあと、ルーグがバックに食べ物を詰めこみ。


「よし」


 と言いまた歩き出した。俺も飲み物をバックに入れた。


 しばらくいくと、ゾンビがトイレの周りに多くいた。


「出口がすぐそこなのに、邪魔な奴らだな。」


 ルークがそう言い、アサルトライフルを構える。俺も一緒に構え、ゾンビを一掃した。


「片付いたな。行くかクリス。」


「うん。」


 バタン!勢いよく扉が開かれた。咄嗟に二人で銃を向ける。


「待ってくれっす!俺はゾンビをじゃない!」


 そう言い、出てきたのは若い男だった。カメラを片手に、ひどく疲れた顔をしている。武器も何も持ってないところを見ると、ずっとあのトイレにいたんだな。


「俺も、着いてっていいか??」


「あぁ、いいぞ。しかし足は引っ張るなよ?」


「ルーク、言い方をもっと柔らかくできないの?」


「すまん笑、俺らは今からこの街を脱出するつもりだ。」


「あぁ!俺もこんなとこ早く逃げだしたいっす。」


 そういう男は恐怖と色々なものでひどい顔をしている。ルークはバックをあさり、チョコバーを男に投げて渡し、


「まぁ、それでも食って落ち着けよ。」


「あ、ありがとう。ボリボリ…。うまいっす。」


「食いながら着いて来いよ。」


 そいい歩くルーク。俺も銃を構えながら前へ進む。外に出ると相変わらず悲惨な街並みだった。


 銃を構えながら前へ進む。男はカメラを構えながら、見てくださいこれがこの街の現象ですなどと、言っている。


「動画をとっているの?」


「あぁそうっす。この街の現象を世界に届けるためにね。」


「そうなんだ、頑張って。これからどうするルーク」


「そうだな、弾も減ったからまだガンショップに行く、近くにまあまあ大きい車あったはずだからそれに乗って脱出だ。歩いて30分くらいかな」


「了解、それで行こう」


 三人でゾンビを倒しながら進む、するとルークが


「そういや自己紹介がまだだったな。俺の名前はルーク。警官だ。」


「私はクリス、訳あってこの街に調査に来たジャーナリストです。」


「あ。俺はマイケル。配信者っす。」


 配信者?すごいな。有名人とか?


他に色々話をしながら進む、すると


「そこの人!助けて、建物の中に奴らがいて身動きが取れないの!」


 女がそう呼びかけてきた。


 俺はルークに目を合わせると、ルークは目でいくぞと、合図をした。


「待ってて。今から向かうから!」


 俺がそういい。三人で建物に向かう。建物は4階建てで、そんなに大きくはない。中に入ると、ゾンビがまあまあいる。


 「クソかなりいるな。」


 「それにエレベーターの中からもうめき声が聞こえる。階段を使うしかなさそう。」


 「そうだな、階段から行こう。」


 まずは一階フロアのゾンビを、一掃し、階段はいく。階段にもちらほらゾンビがいたが、後ろはマイケルに任せ、ルークと二人で前のゾンビを倒しながら進む。


 屋上前につき、扉お開ける。屋上には少女がいて、髪の毛は栗色そしてポニーテールだ。


 「本当にありがとうあなたた達は命の恩人よ。」


 そう言い涙を流した。


 「私はエマ、父と二人で屋上へ避難したんだけど、噛まれた父がゾンビになる前にと屋上から飛び降りてしまって。一人になってしまったの。」


 エマの自己紹介の後に、三人で自己紹介し、これからの行動も説明したところ。着いてきてくれるらしい。エマは拳銃も持っていて、銃も扱えるらしい。非常にありがたい仲間だ。


 屋上には拳銃の弾のほかに、スナイパーライフルが一丁。手榴弾が二つあった。マイケルに拳銃を持たせ、四人でまたガンショップを目指して進む。


 四人になり、かなり安全に目的地へ進むことができた。エマは最初はゾンビを撃つのに抵抗があったが、数体撃つにつれ、抵抗も弱くなったのか、今は迷わず撃てている。


 「やっとついたー!」


 ガンショップに着いた途端エマがそう言い座り込んだ。


「恐怖の大移動お疲れ、準備がてら休憩でもするか。」


 ルークがそう言い床に座り込み。ペットボトルを飲み始めた。俺がマガジンに弾を込めていると。エマが寄ってきた。


「クリスって、ルークさんとどんな感じで出会ったんですか?」


 そうエマが聞いてきた。


「ゾンビに囲まれたところを助けられてそこから一緒に行動してるって感じかな。」


「そうなんですね、てっきり彼氏かと思いました。」


「そんな訳ないよ笑私は元男だしね。」


「え??こんなに綺麗なのに??」


 混乱するエマに、これまでの経緯を話した。


「信じがたい話ですけど、ゾンビを作る会社ですからね。あり得そうです。」


 「本当に、ゾンビ作ったり人の体を別人にしたりと、迷惑な会社だよ。」


 俺はそう言い深いため息をついた。


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