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かみさんと俺  作者: John
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胸甲

かみさんのヤクの密売という斬新且つ危険極まりない新規参入に張り詰める神経。かみさんも俺も、その緊張から解き放たれる為にヤクに首までどっぷり浸かっていた。家にはジャンキーがヤクを求めて入り浸る日々。俺は、そのジャンキーの中のコルビーって女と懇ろになっちまった。それが、かみさんにばれた。かみさんと口汚く罵り合う毎日。ほぼ毎日だ。かみさんの捨て台詞は毎回決まってこうだ。「あたしがあんたを殺す時はあんたの心臓を一突きにしてその心臓をえぐり出してやる」毎回この捨て台詞を聞かされりゃ俺も戦戦恐恐しちまって用心の為に胸甲を着用して日々を過ごすようにした。ある日の深夜だった。寝苦しい夜だった。悪夢に魘され目を覚ますと枕元に両の掌にロープを巻き付けたかみさんが仁王立ちしていた。目が合うとかみさんはにたりと笑って寝室に引き上げていった。

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