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0-1 野望

  この世界は最悪だ。全てが魔法の術式の強さで決まってしまう。魔法の術式が強い奴ほど偉く、弱い奴は無下に扱われることを許容しなければならない。ましてや術式ナシなんてゴミ同然だ。

  だが非常に残念なことに私、シャーロット=イングラムは"偉い奴"の物差しで測ると、そのゴミ同然の人間らしいのだ。つまり魔法の術式を一切持っていない。しかも世界最強魔術師の呼び声高い父の一人娘でこのザンネンさ。私が過剰な厭世感を抱くのも当然だ。


  それでも言うべきことが一つあるなら、それでも私はこの人生を諦めるつもりはさらさらない。

  むしろ大逆転を起こせるチャンスを虎視眈々と、狙っている。

  そして私は見つけ出した。起死回生の策を。


  魔法の術式は遺伝することで知られている。単純に考えれば優秀な子供をこしらえる上で、術式ナシの私を誰が選ぶかというのが、名声に固執する男たちの陳腐な考えでしょう。

  甘い。子への術式遺伝は親からだけではない。祖父母から、つまり『隔世遺伝』もありえることが既に実証されている。そして私には世界最強魔術師である父の存在。その要素を上手く組み合わせると、どうなるか。


  『隔世遺伝』の性質を利用して、優れた術式を持った子供にしか目がない優秀な男を捕まえて、圧倒的な玉の輿を狙うことができる。

 これが私の絶対的、唯一無二の勝利の方程式だ。


 この策略で最悪な世界を、必ず生き抜いてやる!

初めましての方は初めまして、いつも読んでくださっている方はありがとうございます! お久しぶりです。明日野ともしびです!

今回は四回目の連載小説投稿ですが、シャーロットと同じように自分もとある『野望』を持って執筆に臨んでいます。

しかし読者様はただただ楽しんで頂けると幸いです。気に入った方はブクマ登録、評価、感想、レビューよろしくお願いします!


*この後20時に第2話を投稿します

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