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魔王様とお姫様   作者: ナカムラナヲ。
3/4

大きいのも小さいのもいいことだ

挿絵(By みてみん)


「はい!じゃあ、今回の【囚われの姫ちゃんチャンネル】の実況はリクエストの多かった


魔王様の部屋からパンツを盗んでくる、ていうものですねwww


ホント変態どもめwww仕方ないなぁwwwリクエストされたから、仕方ないwwwひゃぁーwwwおめぇらエッロいなぁwwwオラ、ワクワクすっぞwww


ちょっと行ってくるわwww」



「逝ってらっしゃい!!」


ドゴン!!!


「おうごっっ!」



姫の大量のオタグッズに囲まれた監禁(??)部屋。


エリーは実況中継をしていたパソコンモニターに


後ろから、アーティからの前蹴りによって頭から突っ込んだ。



モニターは突き破れ、プスプスと煙を上げて

【囚われの姫ちゃんチャンネル】は強制終了(物理)になった。



「まったく!どこに囚われの身でありながら、卑猥ユーチューバーで実況放送する姫がいるのよ!」



「いやいや、暇ですもんwww」


まるで、何事もなかったようにモニターから頭を抜き、姫はやれやれと首を振った。



そして、急に泣き真似のような仕草で


「だってだってだってだってアーティは仕事で構ってくれないし、話し相手が欲しかったんだもん!!


私だってガールズトークでキャッキャッウフフギシギシアンアンしたいもん!!あれ?オラ、ムラムラすっぞwww」


「ムラムラすんな!」



魔王に嘘泣きは通じず、頭をペシッとはたかれる。



「はぁ……。まぁ、ある意味ちょうどいいわ。



エリー、貴方に今日から監視をつけます。二名ほど。」


「ふぁっ!?」



「入りなさい。二人共。」



魔王のぺたんという締まらない指鳴らしと、共にドアが開く。そして…


「失礼しま…(ゴツン)あ!!いたい!」



ドアが開いて、それは入ろうとしてドアの上枠にぶつかる。



「いたた…あぅ…。ごめんなさい。」


エリーは、ペコペコと謝る彼女を


あんぐりと見上げた。



一言に言ってデカイ。160センチ程のエリーが見上げるほどに。200センチはあろうかという高身長と見合った肉質、そしてその胸。


窮屈そうにメイド服の中に押し込まれたそれは巨乳ではない。爆乳という言葉がまさにふさわしいほど大きい。



「は、はじめまして…姫様。わ、私はメイドのノーラといいます。」



ノーラと名乗ったメイドは、水色の淡髪が顔の上半分が覆われてその瞳を伺えないが


恥ずかしそうに、その大きな身体と乳をもじもじして自己紹介した。



「ぁぁぁぁぁぁ!!!かわいいい!!」


ガバッ!


「ふぇぇ!?」


エリーは、途端に走りだしノーラに抱きついた。


「はぁあぁん!!やわらかい!でかいマシュマロおっぱい!!あぁぁぁ!顔が!顔が沈む!!」


エリーはノーラのおっぱいに顔を埋めてグリグリして堪能する。初対面5秒でセクハラ

という世界新記録である。


「っんぁ!!や、ひ、姫様!うぁ!そんなに…ぐりぐりしな…ひで…///」


「やめんか!!」


アーティにぐいっと引き離されるエリー。


鼻血を垂らして、酷いアヘ顔を晒してるけど、この人 お姫様です。


「うへへwww天国は谷間にあったwww」


「ひめさま!ちがでてるよ!だいじょーぶ?」



おどおどしたような声が下から聞こえる。


「え?」


見下ろすとそこには、角を2本生やした幼女がいた。なんと、その姿は


「ロリビキニアーマーきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



エリーは更なる興奮と鼻血を吹き出して卒倒した。



その幼女は、エリーの言った通り露出ギリギリのビキニアーマーとマフラーを装備し、銅の剣を背中に背負っていた。


そして、幼女らしくその身体は小さい。小柄のアーティより更に頭2つ分は身長が低かった。


「シャオニーのなまえはシャオニーです!よろしくおねがいします!」



幼女らしい元気なあいさつでペコリと頭を下げるシャオニー。



「貴方の世話役にノーラ。この部屋の警備をシャオニーにやってもらうわ。


もちろん、これは侵入者の迎撃と貴方の監視も兼ねてるからくれぐれも…」

「幼女!ロリ!ツノ娘!ビキニアーマー!イカ腹!なんだよ!詰め過ぎて可愛いすぎかよ!そのおへそに指入れさせてくれ!大丈夫!さきっちょだけでいいから!」

ドガッ!!

「聞きなさい!変態!」


うへ顔鼻からの大量出血で床に這いつくばり、ゾンビのようにぷるぷるとシャオニーに近づくエリーの頭をアーティは踏みぬいた。





「ふぅ…。もう大丈夫。落ち着いたわ。


どうして、人は争うのでしょうね……。」



ちょっとトイレ、と出ていったエリーは五分後、謎の賢者のような悟りを開いて戻ってきた。


「………。」


アーティは白い目でジトリと睨むが


「わぁー!ひめさま!かっこいい!あたまよさそう!」


「うふふ、あおまきがみあかまきまききまききき。かえるぴょこぴょこみぴょこょこあわせてぴょこぴょこむぴょきょぴょきょ」


「はやくちことば!すごい!ぜんぶいえてる!」


感嘆の声をあげるシャオニーに、エリーは当然よとばかりに髪をかきあげる。



「言えてないじゃない…」


「え、と、…その、シャオは純粋ですから」


テーブルで魔王に紅茶を淹れるメイドのノーラ。



「いやぁwww二人の愛人まで提供されるとはwww囚われの身は最高だなwww


やったね!魔王ちゃん!家族が増えるよ!」



「おいやめろ。



ていうか、二人に手を出したら『死ぬ』わよ?」


「鼻からの大量出血で萌死ですね。わかります。」


エリーがアーティの忠告を呑気に返した瞬間



ヒュバッ!!!


白光が目の前を疾走った。


シャオニーは目にも止まらぬ速さで、背中の剣を抜き、エリーの頬をかすめた。


「えへへ、ひめさまのほっぺに わるいむし さんとまってたよ。」

挿絵(By みてみん)



子供の朗らかな笑顔のまま、剣を構えるシャオニーは中々にシュールだった。



エリーの足元には真っ二つになった一匹の極小の蚊。


剣はかすめたのではなく、斬ったのだ。


シャオニーは、その蚊だけをエリーの頬の肌を一ミリも傷つけることなく、両断した。


幼さに似合わなさ過ぎるほどに卓越した剣技。



「シャオニーは、ね。こう見えて360歳のレベル99のゴブリンなのよ。見た目に騙されちゃだめよ?笑」



謎のドヤ魔王がフフンと笑う。


「え?合法ロリってことしか聞こえなかった

。」


「逆に、まだそこに食いつくあたりは見上げた根性ね。」


「あ、あはあはは…」


とはいえ、エリーはあまりの驚きに血の気が失せたようにフラフラと後ろに倒れ込む。



「姫様!危ない!」


ガシッ


と、すぐに駆け寄り後ろから支えたのはノーラだった。



エリーの後頭部がノーラの爆乳に支えられる。



「おっふwwwナイスクッションwwwおっぱいエアバッグは命を救うwww


ありがとね!ノーラ!」


エリーは、そのまま上を向きノーラの顔を見上げた。



「ッッッ!!!」


「…は?」


エリーが見たものは、ノーラの隠された上半分の顔だった。



そこには大きな瞳が一つ顔の中心にあった。


一つ目の桜色の瞳はキラキラと星空を浮かべ美しい宝石のように光っていた。


「…っやだ…!見ないで…くださ

「可愛いぃぃぃいいいいいいいい!!!!」


ノーラが恥ずかしさと恐れが入り交じった感情で拒否をする前に


エリーは暴走した。


「…えっ?」

「え、じゃないよwwwなんでそんな可愛い目をメカクレしてたんだよwwwいや、メカクレは確かに好きだよ!あぁ!大好きさ!だが、そんなに可愛い単眼は隠すなよ!二つでも可愛い目はあるけど、一つだからこそ光って可愛いものはあるんだよぉぉぉぉぉ!!!」



ノーラは、一気に捲し立て自分を褒め称えるエリーに最初は驚き戸惑った。


みるみる顔が熱くなり上気する。

挿絵(By みてみん)



「そ、そんな…/////こと…/////ない…っです…/////恥ずかしい……/////」


「だめだめ!俯いちゃ!もっと!良く!見せて!!!」



ガッと両手でノーラの両頬を抑える。そして、その一つ目をまっすぐ見つめる。


エリーは完全に興奮してしまい、目が血走り広がった鼻の両穴からフーフーと熱気が排出される。




こんなにもまじまじと目が合い、瞳を見つめられたのは初体験のノーラは元々の恥ずかしがりが手伝って


グングンと顔が紅潮し熱くなっていく。




「〜〜〜〜〜〜〜ッッッ/////!!…ひ、ひめさ、姫様/////ちかッ…/////いや…ん、/////あぅ…/////


恥ずかしいぃぃぃッッッ!!!」



ドンッ!



と、力任せにエリーを突き放す。



ドグッシャァ!!!


結果、強い力で吹き飛ばされたエリーは辺りを散開させ壁に激突した。



壁から埃煙が舞う中、アーティはやれやれと呟いた。


「…ちなみに、ノーラはサイクロプス族だから大きいし力もそれなりに強いわよ。


それに、こう見えてまだ5歳だから。手を出したら社会的に死ぬわよ。」



「まじかよ……。魔族年齢こわいわー…。




……でも、ありがとう…。アーティ。」


「……?」


「…私が寂しがらないように、2人を連れてきてくれたんでしょ?




やっぱり『優しい』のよね、アーティは。」




「…………。






壁に刺さった尻に言われても、何もくるもののが無い。」


「禿同wwwwwwwwwwww」



壁に刺さったエリー(の尻)は笑った。

挿絵(By みてみん)

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