表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

「要らない」


人生は所詮決まった線路(レール)の上しか走ることのできない、固まった生物なんだ。

人は自分で決めた、自分で選んだ、目先にある人間が勝手に用意した人生(レール)をさも自分の物のように語る。


人が以前に用意した決まった道を自身の事の様に話す人間に、自分の未来は自分で決めろだなんて、傲慢甚だしい。


詰まらない? 下らない? 何でそんな事を他人に指摘されなければ行けないのだろうか。


考えている事も気持ちも解らないだろうに。本人さえわかっていないのに。



煩いな、煩いなぁ。



ならば自分の道は自分で築いてやろうではないか。



誰も選ぼうとしない、禁忌と決め付けきったありきたりな人生(レール)を。


ほら、そこには大量の文房具(キョウキ)が有るじゃないか。


鉛筆にシャープペンシルに定規にコンパスにポールペンに三角定規にカッターナイフに鋏にホチキスに糊にクリップに………


丁度煩い五月蝿い扉が叩かれる音がするのだから。



ドンドン叩く。



ガチャガチャ捻る。



ガラガラガラガラ入れ物を漁る。



居ないのか居ないのかと騒がしい。もうこれ以上付きまとわれたくない。


合鍵がピッキングか、さっきとは打って変わって静かな鍵音で扉が開き、その女が入ってきた。


鬼の形相だ。人とは思えない程の。


いつかは母親と馬鹿みたいに呼んでたっけ。



まぁ、どうでもいっか。



振り下ろしたそれは意外にもあっさり喰いこんだ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ