# Sheet3:Excel魔法とドラゴン退治
数週後、王国に危機が訪れた。近隣の山にドラゴンが現れ、村々を脅かしていたのだ。
王宮の会議室で、重臣たちが頭を悩ませていた。
「ドラゴン退治には、少なくとも騎士50名が必要です」
「いや、魔法使いも連れて行かねば」
「経費はどうする?国庫が厳しいのに……」
その時、レオンが立ち上がった。
「資料を拝見できますか?」
大臣たちは怪訝な顔で書類を渡した。
レオンはパラパラとめくり、3分後に宣言した。
「17名で十分です」
「何ですって!?」
「ドラゴンの行動パターンを分析しました」レオンは魔法でグラフを表示した。
「月曜と木曜の午後は巣に戻って休息する習性があります。この時間帯を狙い、騒音魔法で追い払うだけで、戦闘リスクを82%削減できます」
「でも、もしドラゴンが怒ったら……」
「リスク管理表を作成しました」
レオンハルトは別のシートを表示した。
「各シナリオの発生確率と対策を記載。
最悪の場合の避難経路も確保済みです」
国王は目を輝かせた。「す、すごい……」
こうして、レオン率いる17名のチームはドラゴン退治に出発した。
現場で、騎士団長が不安そうに言った。
「殿下、本当にこれで大丈夫ですか?」
「問題ありません」
レオンは魔法のタブレットをチェックした。
「タイムスケジュール通り、あと3分でドラゴンが休息に入ります。
Aチームは東から騒音魔法、Bチームは……」
「殿下!ドラゴンが予定より早く動き出しました!」
「緊急プロトコルBを実行」
レオンハルトは冷静に指示した。
「全員、セクション3の避難経路へ。魔法使いはディレイ術式を展開して」
結局、ドラゴンは一度も戦闘することなく、別の山へ移動していった。
レオンの作戦は完璧に機能したのだ。




