表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/18

名前がある

このおうちに来てしばらくしてから、いろんなことがわかったの。


女の人二人はどうやら家族みたい。

髪の長い人のことをもう一人の女の人は「お母さん」と呼んでるし、もう一人の女の人のことを髪の長い人は「○○ちゃん」って呼んでたからね。


そして、私はこの人たちからはこう呼ばれてるの。

「メイちゃーん、いい子だね」

「メイちゃん、可愛いね」


思い出してみると、私が初めて来た日に

「ねー、この子の名前何にする?」

「そうねー。可愛い名前にしようか」

あれこれ話してるうちに

「メイっていうのはどう?ちょうど五月に来た子だし」

「それいいかもね。呼びやすいし」

「じゃあ決まり。今日からあなたはメイちゃんよ」


そうなのね。

私の名前は「メイ」なのね。

(本当はエリザベスとか豪華な名前がよかったけど)


それはまさに

私だけにある特別な名前なのね。

こうしてる間にまた呼ばれたわ。

「メイちゃーん、ご飯だよー!」

「にゃー!(はーい!)」


これからもたくさん呼んでね。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ