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star rain ~origin〜  作者: Bagswife
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龍王の起源Ⅱ

反政府軍きっての武士の部隊。 劔刃隊 アギトを任されていた

曹操了ソウ ソウリョウはかつてゴドナゴ大帝国から約1500KM西に位置していたとされる

朝賠チョウバイという国から200年前程に流れてきた商人の子孫であり

バクド中央、リンドウェルの出身。

一族に伝わる伝統的な武術、水空劉スイクウリュウという剣術を得意とし

幼きころから傭兵としてリチドに雇われていた。


成人した操了は家業の商人を続けながらも、ゴドナゴ大帝国に傭兵派遣で

雇われていた。


圧倒的な剣術を前に隣国は悪魔の使いと彼を恐れ、ゴドナゴ王政は操了を

かなり気に入っていた。

操了が傭兵としてリチド領土に頻繁に出入りしていた際、同時期に帝国軍

軍曹、及び教官であったブラッドと出会う。


彼はバークエン王国時代、王国軍の軍長として名を馳せており、

過去には狂獣人と戦い、3日以上戦い続け、勝利したという経歴を持ち、

”魔族殺し”のブラッドと呼ばれていた。

ゴドナゴ建国後、出先であったリチド東に位置するナルドゥー郊外に

探索にて訪れた際、潜んでいた凶暴化したホブゴブリンに片足を切り落とされてしまう。

その知らせを聞いたゴドナゴ王政は第一線からブラッドを退却させ、

戦力にならないと判断し、教官に役職を落した。

しかし、魔族殺しの異名が功を奏してか、軍曹の位はそのままであった。


操了が悪魔の使いと呼ばれるようになり、町を歩くだけでうわさされるようになった

ある日、たまたま通りかかった訓練所にてブラッドが新人教育しており、

眺めていたところ、流れで組み手をすることになった。

ブラッドは操了に比べると剣術は劣っていたが、対人術には非常に長けた

男だった。

なんとか操了は勝ちを逃さなかったものの、対人戦で焦りを覚えたのはブラッドが初だった。


何度か顔をあわせるうち、両者は心を打ち解けていき、さらに良きライバルとして、各々の道を進んでいた。

そんなある日、いつものように商人の仕事をしていた操了だったが、街の北のほうからなにやら騒ぎが起こっている様子に感づいた。

向かうとそこにはゴドナゴの軍政、約100人が数名の町民を殺害していた後だった。

全く状況が把握できない操了だったが、とある町民の一言で理解した。

バクド大虐殺。

これまで干渉してこなかったリチド及びゴドナゴ王政が忠誠を誓わせ、バクドの地帯までリチドで支配しようと行った虐殺である。

忠誠を拒んだ町民が殺されているのは明らかだった。

操了は何かを感じとり、気づいたかのように自宅に向かい走り出した。

そう、操了の父親は反政府支持者であったのだ。

しかし、操了の努力むなしく、自宅に到着したころには遅かった。


そこには父親の亡骸と馬に跨ったブラッドがいた。


ブラッドは一貫して悲壮な表情を浮かべ、

操了は憤慨していた。

ブラッドが父親を殺害したのだ。


決着をつけるとブラッドが発した言葉を合図に

お互い鞘から剣を抜き、戦い、操了はブラッドを斬った。

ブラッドの死の間際、彼に王政から命令を受けていた事を知る。

虐殺に参加しないと教え子、親戚、家族まで皆殺しにすると脅されていたという。


その後怒り、悲しみ、虚しさを抱きながら操了は、意識を失っていた。

目が覚めるとそこは最果てコードタウンのアルド宅だった。

何日も何日も気が晴れるまでとアルドは気丈に振る舞い、心を開いていった。

アルドに心を許した操了は反政府軍に入る事を決め、持ち前の剣術で軍をひとつ任されるようになった

それがアギトである。

虐殺から2年、反撃の機会を伺ってグラディエにて留置していた操了はアルドの訃報を聞く、

大切な人をなんども失った操了は精神的に滅入ってしまい、一人鬼の国へ入った。

そこで現在のアギト団長補佐”白猿”と出会う。

白猿はセルドアと親交があり、反政府軍を設立していることも知っていたため操了に伝える。

1年の修行を得て、さらに強くなった操了は2000人の軍を引き連れ、セルドアと合流した。



元選抜 司令官 ブレイン 令長


アリス=バッカーレン


彼女の生い立ちは非常に貧しいものだった

バクドの中でも最も環境が劣悪であった今はなき集落 マドルナで生まれ

若き頃は親も居らず、集落にいた村の人々に育てられた。

アリスが15歳の頃、ゴドナゴ大帝国の研究者 オルゴ博士が研究していた

人間が鬼人化し、オーガになるまでという研究のすえ生まれてしまった鬼人ナルファルクに

集落を襲われアリス以外命を落とす。

その後ナルファルクを討伐にきたセルドアたちナイトバードに拾われる。

ナルファルクとナイツバードの戦いは両者死線をさまようほど熱烈していたが、決着つかず、

12対1という構図でありながらもナルファルクの猛威に押され、ナルファルクを逃してしまった。

ナルファルクとセルドアの戦いはまた別のお話。


ベースキャンプに連れ帰られたアリスは

反政府軍の皆に勉学、武術を訪ねて周り知識をつけ

戦線で活躍するようになっていった。

生まれつき千里眼を持つ彼女は非常に戦術構成に長けていた。

それを見抜いたアルドは司令官補佐として役を儲けた

アルドの訃報時、司令官を務めていたのが彼女であり、裏切り行為に対しての嫌悪と自身の不甲斐なさで一度殻にこもってしまう。

そこにセルドアが先立ち、反政府軍を再度復活させたことを人伝いに聞き、役に立ちたいと術を磨く。

のちにセルドアと合流。


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