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彼女とクラスメイト達に裏切られた絶望者は異世界を夢想する  作者: 滝 清幹
第三章:堕落した神々との戦い:アルタイル編
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死語


「ざびいー、アズナ、俺にも何がぎるものぐれ」


「だから言ったじゃないですか、防寒対策はしっかりしろと。それにこれを脱いだら私がユウト様みたいになるので絶対に! イヤです」


「ぐぞー、ぞもぞもあの状態異常のがご、まっだぐぎがないじゃないが!」


 開けてびっくり玉手箱! 加護は何故か使えず今更気づいてもアフターカーニバル!


「戦闘の際と言っていましたし、それにそんなに加護に頼ってはいけませんよ。実際ユウト様元気ではないですか、そんなに大声出して」


「お前俺の鼻見ろ! これのどこが元気そうなんだ!」

 

 たしかにおちゃらけているように見えるが......インディアンうそつかない。


 これには俺だってグリコ! ホントグロッキー!


「たしかにヤバイですね......そのーー」


 アスナはくわばらくわばらといった感じて俺の鼻の下を見てその後何は駄弁っていたが、今日耳日曜! なので何も聞こえないのだ。


 ちなみに先ほどから死語を使っているのだが......これはあたりきしゃりき車引き!

 

 コンチクショウー! いまさらジロー! なのだが俺はこのアダム山脈に登る前のことを思い出すのだであった......。







「ユウト様......そんな恰好で大丈夫なんですか?」


 心配そうな顔をしたアスナにそう言われた。


「そんな恰好って。お前もそのままじゃないか」


 俺達はダンジョンを出た後からずっと同じ服装をしているのだが、俺の服装を見て何故かアスナが深刻そうな表情でそう言うので逆に訊き返す。


「これには状態異常の加護が付与されているのです」


 なんでその加護が必要なんだ? ますます分からん。


「それでなんでこの恰好じゃダメなんだ? この方が楽だろ」


 俺はその場でパリコレのランフェイを歩く女優を意識しながら綺麗なターンをする。


 どう? 私、綺麗かしら? そう思ってアスナを見る。


 しかしアスナはまったく見ていないようでさらに深刻そうな顔をしている。


「アダム山脈は別名、絶対零度と言われているんですよ」


 絶対零度? 命中率がかなり低い技でしょ。


 それに俺の好きな技は、かっとびディフェンス! ......これサッカーだった.....,でもあれ普通はできない! ......あぁクソザコピカチュウだからできるのか。


「そ、そんなん知らんがな。ゆ、ゆうて余裕っしょ」


 そんなこと考えていたので少し動揺してしまい、少し口調が変になってしまう。


「ユウト様......かなり関西弁が混じっているようですが。それと何故動揺しているのですか?」


 アスナがかなり呆れた顔で訝しそうにしながら訊いてくるが......そんなん知らんがな。


「動揺については気にするな。それと方言はある意味地域の公用語なんだ。覚えていても損はせんぞ」


 これから行く竜人族も高レベルの方言があるとみている。


 多分年寄りになるとそれに磨きが掛かるんだべ、さかい気を付けなあかんとですわ~.....,ホント冗談はよしこちゃん!


 このように年寄り言葉にも対応しておけば余裕のよっちゃん! 年寄りもアッと驚く為五郎!


 ダサいと思ったそこの君! これを覚えればナウなヤングにバカウケなのは当たり前田のクラッカー! 使った日にはインド人もびっくり!


「まあユウト様がそう言うのであれば、私は構いませんが......後で何あっても助けませんよ」


 ホント冗談はよしこちゃん! この快晴なら余裕のよっちゃん! と考えている時期が僕にもありました。







「まっだぐ、なんでごんなにざぶいんだ!」


 そして今現在、チョベリバに前が見えないほどの吹雪。


「ユウト様、鼻に氷柱が形成されており、過去一番に顔がヤバイですよ」


 なんじゃらほい! そう言われたので氷柱君をエッチスケッチワンタッチ! ......なるほど! ザ・ワールド、ゾウが踏んでも壊れないほどの強度だ。


 その事実にガビーン! てかこいつもこいつだ。


「おい! いっだいどごに竜人族がいるんだ!?」


 こんなとこに住んでいるとかインド人もびっくり! 俺もびっくり! 


「言い伝えによると、クライヴと言われるかなり深い渓谷に住んでいると言われています」


 このままじゃ俺の命がバイナラすんべ! と考えていると突然アスナが声を上げる。


「あっ! あれじゃないですか!?」


 アスナが指を指してそう言うので見てみるとそこには......。


「あればざどが?」


 訳:あれは里か? と言っています。


 そこにはかなりおっこねな里があるのが見えたのだ。


「あそこが竜人の里かもしれません。一度話しかけてみましょう」


 ガッテン承知の助! レッツラゴー! 俺はガクガクしながらアスナの後付いて行った。







「あの、すみません。ここは竜人の里ですか?」


 竜人の里と思われる入り口である門のところに立ている、軽そうな防具と緑色の槍を持ったジモティーである竜人族の兵士さんにアスナはそう尋ねた。


「そうだが......」


 その兵士さんはアスナを見て、次に俺と俺の顔の鼻の下の氷柱君をロンパリしている。


 こん子は怪しいもけんはなかちゃ兵士しゃん(この子は怪しいものではありません兵士さん)。


 少しあんたに挨拶したつい言うもんだから、わいが作り出したつのやっちゃが(少しあなたに挨拶したいと言うものだから、私が作り出したのです)


 ほきや、兵士さんサ挨拶しなが(ほら、兵士さんに挨拶なさい)。


 おはこんばんにちは! 我の名前はリンドウツララ! 歳は現在48分58秒を経過しているところだ! 体の構成成分は鼻腔内の粘液と大気中のホコリで構成されているのだ! そして気になる生まれた場所はーー。


 ちょぎりーさーゆたさんから! うりーシチャがりよーさい! あんにとサーカスんかい売り飛ばすよ!(もういいから! ほら下がりなさい! じゃないとサーカスに売り飛ばすよ!)


 ふ~ワッサイビーンね~クヌ子じゃーふぇーちゃんなものやっさーから~(ふ~ごめんなさいね~この子困ったちゃんなものだから~)。



 ............何だこれ!?


 氷柱君の人格形成と様々な方言が入り混じっている思考とは裏腹に氷柱君を危険ではない判断したのか兵士さんは再度アスナの方に顔を向ける。


「それで君達は人族の者か?」


「はいそうです。訳あってここに入りたいのですが、よろしいですか?」


「すまないがそれは出来ない。若の指示でなければ入ることを許可することはできないんだ」


 彼は首を横に振って頑なに入行を拒んでしまったのだ。


 それに驚き桃の木山椒の木! すぐに俺は走って兵士さんに近づくと同時に彼に対して懇願する。


「だずげでぐれだのむ! じにぞうなんだ!」


「さっきから思っていたが君の鼻の氷柱大丈夫なのか!? 加えて顔がかなり悲惨な状態だぞ!」


 インド人もびっくり! 兵士さんもびっくり! そして顔についてはわけわかめ!


 最終手段は山吹色の菓子を出すしかないのか......。


 そんな騒ぎを聞きつけてあるジモティーが門の内側つまり里の中からテクシーでやって来た。


「ケイリー、何の騒ぎだ?」


「あっ! 若ちょうどいいところに」


 そう言ってケイリーと呼ばれた兵士さんは、たった今テクシーで来た若というタッパがある金髪イケメンのジモティーと目の前でランデブー!


 彼を見てみるとその手には、彼の髪の毛と同じ色をしたハイカラな金色の槍が握られている。


 ケイリーさんから事情を聞き終えたかその若というジモティーが俺とアスナを見ながら頷く。


「なるほど、事情はよく分かった」


 氷柱君がアウトオブ眼中とかマジチョベリバなんですけど~。


 でも事情を理解してくれてマジチョベリグなんですけど~。


 そして彼の言葉に感謝感激雨あられと安心した俺の心は温かくなり氷柱君も、マブダチ! バイビー! と言って溶解しようする。


 しかしとんでもはっぷん! 彼が、


「ただし......条件がある」


 そんなバナナ!


 そう彼に言われて再度氷柱君は俺の鼻に、噓ぴょーん! ただいマンモス! と言って凝固し始めた。



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