人物紹介<人族・亜人族・魔族・天使族>*ネタバレ
[人族]
<ユーリシア国>
アリシア・ユーリシア;17歳
ユーリシア国において姫という立場の人物。これまでの経験の中で、一目見ただけでその人がどのような人物なのか、というのが一発で分かる慧眼の持ち主。だがその目で悠斗を見た際、これまで会ったすべての人達とはまったく違う悠斗に興味が湧き、仲良くなっていく。その頃から何か心に違和感のようなものを感じていたが、それが何なのか自覚する前に悠斗が死んでしまい、その時になって初めてそれが『恋』であることに気が付き、その思いを悠斗に告げれなかったことをひどく後悔する。そんな中、悠斗の元彼女である雪に出会い、彼女に自身の抱く理想を語り、彼女と友達になる。悠斗曰く、ツンデレ。
人柄は、自身の立場を考え言葉遣いに気を付け発言するが、悠斗の死を知った際は取り乱し荒い口調になってしまう。
好きなもの;ガーデニング、異世界情報
嫌いなもの;姫という立場
グラム・ユーリシア;50歳
ユーリシア国の第78代国王であり、アリシアの父親。国と国民、そして何より家族を一番に思い、自分達の都合で召喚した悠斗達も手厚くもてなす素性の良い人物でもある。大体の場合、自身のすべてを伝授し、信頼の置いているアレックスに国の運営を任せてはいるが、一応すべてのことをグラム自身も把握している。
人柄は、前述通り家族思いのいい父親であるが、政治の面において心の中ではすまないと思いつつも、姫であるアリシアを連れて参加することがある。
好きなもの;読書、教鞭を取ること、国の平和
嫌いなもの;国を脅かす存在
アレックス・カルマン;35歳
ユーリシア国の王宮騎士団で団長を務める人物。以前は人族の中で1位の強さを持っていたが、ここ最近はアスラン帝国で師団長であり、戦友のグリシャがその席に座っている。ユーリシア国の運営は彼が取りまとめているが、何か問題に突き当たった場合は素直に国王であり、恩師であるグラムに相談したりする。
人柄は、グラムと似ており、国を一番に考えている。
好きなもの;武器の手入れ、新たなる知識、国の平和
嫌いなもの;国を脅かす脅威
ダニエル・ムーア;42歳
ユーリシア国の王宮騎士団第3部隊で隊長を務める人物。実戦訓練の際、悠斗達のチームの護衛として同伴していた。だが、『精神魔法』が原因で真っ先に悠斗を囮にすることを決め、悠斗以外の者達を引き連れ脱出する。今現在は、ユーリシア国にある病院でカウンセリングを受けている。
人柄は、いつも元気で、特にアレックスと仲が良く、彼からはダニーという愛称で呼ばれたりする。
好きなもの;鍛錬
嫌いなもの;特になし
<アスラン帝国>
バージル・カーシマイヤー;61歳
アスラン帝国の第124代皇帝を務める人物。マチルダ曰く、皇帝になった方法は正規ルートではないらしく、それを彼女から指摘された際にはかなり動揺していた。
グリシャ・サイラス;26歳
アスラン帝国のイークウェス師団で団長を務める人物。今はアレックスと代わり、人族一位の座に就いているが本人はそれよりも新しい彼女を探すことに必死である。昔魔王討伐の際、アスラン帝国においてアスナと一緒に訓練をしたことがあるらしく、その時勢いにのって告白したが見事撃沈したという過去を持つ。
<フリーデン共和国>
マチルダ・テイラー;28歳
フリーデン共和国の第25代主席を務める人物。文武両道で、自国に置いて自身の右に出る者はほとんどいない。
[亜人族]
<竜人の里>
ギル;23歳
竜人の里で『守り人』を務める人物。家族以外の人物に対してあまり素を見せることはないが、あって間もない悠斗にだけは無自覚で素を見せてしまう。家族思いであるが、妹のエレナには特にその感情が強く、いつも悠斗に馬鹿にされ、槍を投げていた。物語終盤、エレナが『殿の巫女』として竜神の元へ行く際、自身の役目に縛られ行動できなかったが、その後悠斗から一喝され、父親のカルロスからある話を聞かされ、ようやく自分の本来の役目である『守り人』がどういうものであるか気づき、エレナを救いに行く。その後、なんとか竜神を倒した悠斗達と共に里に帰還し、里の人達から祝杯を受ける。悠斗とエレナが付き合いことについての答えは、悠斗への本気の槍投げ。そんな悠斗が里を去って以降は、『守り人』の役目を果たしつつ、エレナに竜装化のやり方について教えている。悠斗曰く、シスコン野郎。
人柄は、妹のことになると悠斗と同格になるほどシスコン野郎。
好きなもの;エレナ(恋愛感情ではない)、家族
嫌いなもの;氷柱野郎?
エレナ;20歳
竜人の里で『殿の巫女』となった人物。悠斗が来る前、自分に課せられた役目のせいで何もかもに絶望した日々を過ごしていたが、悠斗が来たことによって彼女の見方は変わっていく。彼女にとって悠斗という存在は、暗闇の中に差し込んだ光であり、物語終盤、あと少しのところで竜神の殿になりかけたところ悠斗に救ってもらい、心の中で渦巻いていた感情がどういうものなのかに気づき、悠斗達が無事帰還し、その後彼がこの里を旅立つ際に、自分の思いを悠斗に告げた。その返事について悠斗は、必ずまたこの里に来るからその時に、と言われ納得する。悠斗が里と去って以降は、明日奈のように悠斗の隣に立てるよう、兄のギルから竜装化のやり方について教えてもらっている。悠斗曰く、ななせまる似。
人柄は、老若男女に愛されるほどの性格。
好きなもの;悠斗から貰ったネックレス、家族
嫌いなもの;重すぎる兄(時々)
カルロス;43歳
ギルとエレナの父親であり、先代の『守り人』。かつての自分を息子のギルに、そして先代の『殿の巫女』の命によって亡くなった実の妹を娘のエレナに投影し、苦悩の日々を送っていた。そんな時に悠斗達がこの里に来て、迎えたその日に悠斗達がエレナを救いに行った際、初めて自分の胸中を迷うギルに話し、かつて自分ができなかったことを今のギルに託したいという旨を話した。ジャネット同様、悠斗とエレナの結婚を認めている。
ジャネット;40歳
ギルとエレナの母親。『殿の巫女』の印を持ったエレナを産んでしまったことを、迎えたその日に初めてエレナに泣き謝った。カルロス同様、悠斗とエレナの結婚を認めている。
ガラナ;年齢不明
竜人の里で果物を売っている老婦人であり、悠斗からはパシリババァと呼ばれている。この里に伝わる言い伝えを悠斗に話、エレナを救ってほしいと涙ながら頼んだ。カルロス曰く、竜人の里で一番の古株。悠斗と曰く、この里の裏のボス。作者曰く、魔王よりも強い?
レイラ;23歳
数少ないギルが素を見せる人物であり、彼の幼馴染であると同時に部下でもある。ギルの扱い方については、彼の家族以上に知り尽くしている。悠斗曰く、この里の裏においてのナンバー2。
ケイリー;40歳
数少ないギルが素を見せる人物であり、彼の部下である。娘のことを第一に考えており、そんな娘の親友であるエレナを『殿の巫女』として送り出すことに心を痛めていた。だが、帰り道で悠斗達に会い、彼に自分の心を吐露し、彼にエレナ救出を託す。
悠斗達がこの里を出発する際、娘のルナと結託し、エレナと悠斗を引き合わせた。
悠斗曰く、準レギュラー。
ルナ;20歳
エレナの親友。悠斗達が帰還した時に打ち上げたの宴会において、この世界に存在するはずのないマイクを手に持ち、彼にヒーローインタビューをしていた。悠斗達がこの里を出発する際、父親のケイリーと結託し、エレナと悠斗を引き合わせた。
悠斗曰く、準レギュラー。
<魚人族の村>
ベル;8歳
悠斗が初めて会った魚人族の少女。悠斗と会った時は、オケアヌスのゴミを拾っている最中であり、その後彼女の紹介のおかげで、無事悠斗達は魚人族の村に辿り着くことができた。母親のジュリア曰く、ベルにはその人がどうような人物であるか判断する力のようなものがあるらしい。物語終盤、悠斗に今だ海底神殿から帰還していない父親の救出を願った。
人柄は、いつののんびりとしており、気分屋な性格。
好きなもの;パパ、ママ
嫌いなもの;オケアノスに浮かぶゴミ
ゾル;38歳
魚人族の族長。初見の悠斗の感想は、某漫画の海坊主。悠斗達に、今のオケアヌスの現状を話し、その解決を願い出た。作中では語られなかったが、彼の魚人化のスピードはカジキマグロと同じである。
人柄は、突然この村に来た悠斗達に対して、少しの悪い感情も見せないほどの品格の良い人物。
好きなもの;オケアヌスの元の姿
嫌いなもの;オケアヌスを汚染するゴミ
ジュリア;30歳
ベルの母親。他の村人達とは違い、突然押し掛けた悠斗達を温かい料理で出迎えた。
テッド;31歳
ベルの父親。他の仲間を逃がすために囮になり、重傷を負っていた意識を失っていたギリギリのところで、悠斗達が到着し、アスナの『治癒魔法』で助けてもらった。
デーヴ;8歳
ベルの友人であり、彼女のことが大好きなチェリーボーイ。当初悠斗に対して威嚇していたが、彼の捕まえた獲物のおかげで、悠斗のことをキャプテンとして認めた。
チャーリー;8歳
ベルの友人であり、お菓子のことが大好きなスナックボーイ。彼にかかれば、一キロの魚でさえ5分で消えることになる。
ビアンカ;8歳
ベルの友人であり、眠ることが大好きなスリーピーガール。彼女にかかれば、0.93秒で眠ることも可能である。
[魔族]
<魔国アルカナム>
ラシャド・アルカナム;29歳
魔国アルカナムの第72代魔王を務める人物。彼は歴代の魔王達とは違い、人族と和平の道を歩みたいと考えており、その願いは天使族のルシアーナの手によって叶えられることになった。数年前まではジーンの方が実力的に上であったが、今では彼と数人の幹部相手でも戦うことが可能になっている。
人柄は、民の安全を第一に考える性格。
好きなもの;平和な世の中
嫌いなもの;争い事
ジーン・ロバーツ;44歳
魔国アルカナムで『不死身の兵士長』と呼ばている人物。7歳の頃から剣を握り、14歳の頃には魔王以外の幹部達でさえ太刀打ちできないほどの実力を持つ。今は亡き先代魔王に変わり、現魔王ラシャドの成長を感じることが生きがいになっている。
人柄は、命令に忠実で、上の者からは信頼され、下の者からは畏敬の念で見られている。
好きなもの;ラシャドの成長
嫌いなもの;忠義を果たせないこと
[天使族]
ルシアーナ
悠斗達同様、神の使徒の一人であると同時に、『人魔大戦』を終結させた人物。ノーライフキングのセスを、一発の攻撃で消したという観点からかなりの戦闘能力であることが伺える。作中の彼女のセリフより、凶神オスカーと何かしらの因縁があるようであるが、詳しいことは不明。加えて、何故一人でこの世界に来たのかも不明である。
人柄は、堕落した神々には容赦がないが、正人の話を聞いた時は気遣う様子を見せており、その時々によって変化するが、基本は優しい。
好きなもの;特になし
嫌いなのも;今の凶神オスカー