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エリキ~妖力人鬼~  作者: 黒矢 赤太郎
4/6

再開そして

 「おーい。魅影ー」

 久々に来たから忘れちゃったのかな......それとも、突然来なくなったから怒ってるとか?もしかして......いなくなっちゃったんじゃ。

 

 「おぉーい。み、みかげぇぇー」

 

 「うるさいなぁ。なに情けない声だしてんのさ」

 

 「ひ、久しぶり。僕のこと覚えてる?」

 

 「おう。白夜だろ?」

 

 「うん......そうなんだけどさ......なんかキャラ変ってない!?」

 

 「そうか?」

 

 「うん」

 

 「そうだ」

 

 「へ?」

 

 「ドッキリというやつだ」

 

 「そ、そっか」

 びっくりした~。でもこの調子だと昔と変ってないな。でも......やっぱり......

 

 「怒ってる?」

 

 「何がだ?」

 

 「それは......その......8年間も来なかったこと......」

 

 「? ああ。そういえばもう8年も経ったんだな」

 

 「うん?」

 

 「ほら、俺は森神だろ。8年なんてあっという間だ」

 

 「へぇ。そうなんだ」

 

 「今日は何しに来た?」

 

 「わかんない」

 

 「わかんない?」

 

 「なんか来たくなったから来た」

 

 「そうか。では、大事な話をしよう」

 

 「うん?」

 

 「お前は妖力人鬼(エリキ)だ」

 

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