再開そして
「おーい。魅影ー」
久々に来たから忘れちゃったのかな......それとも、突然来なくなったから怒ってるとか?もしかして......いなくなっちゃったんじゃ。
「おぉーい。み、みかげぇぇー」
「うるさいなぁ。なに情けない声だしてんのさ」
「ひ、久しぶり。僕のこと覚えてる?」
「おう。白夜だろ?」
「うん......そうなんだけどさ......なんかキャラ変ってない!?」
「そうか?」
「うん」
「そうだ」
「へ?」
「ドッキリというやつだ」
「そ、そっか」
びっくりした~。でもこの調子だと昔と変ってないな。でも......やっぱり......
「怒ってる?」
「何がだ?」
「それは......その......8年間も来なかったこと......」
「? ああ。そういえばもう8年も経ったんだな」
「うん?」
「ほら、俺は森神だろ。8年なんてあっという間だ」
「へぇ。そうなんだ」
「今日は何しに来た?」
「わかんない」
「わかんない?」
「なんか来たくなったから来た」
「そうか。では、大事な話をしよう」
「うん?」
「お前は妖力人鬼だ」