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【第二回・文章×絵企画】作品群  作者: 絵師様×陽一
3/3

先輩

この作品は牧田紗矢乃さま主催の【第二回・文章×絵企画】の参加作品です。


 太郎(http://9610.mitemin.net/)様のイラストに文章をつけせていただきました。

挿絵(By みてみん)

「ヤっ、やっぱりっ、似合わないよねッ!?」


 うん。涙目な上目遣いグッド!


「うん。」


 スカートの裾なんか握っちゃって。

 可愛いなぁもう。


「──似合う似合う。」


 チョー頭なでたい。


「なにその()は?!?」


 キョドってる。

 でももちろん、先輩の生物学的性別は、男。


「似合いすぎて……」


 コワイわ。

 先輩の破壊力半端ネェ。


「な、何っ!? その続き何!?」


 イイ。

 この慌てっぷり。

 なんか小動物的なアレだよ。


「似合いすぎて言葉を失いそうです。」


 女じゃないけど母性本能くすぐられそうだよ。

 いや、無いケド。


「真顔で言われても……」


「これが僕の素の顔ですよー。先輩」


 なぜか表情にでないだけで、ワザトじゃないから変えらんないよ。


 あ、そだ。


「ちょっと出かけませんか?」


 端から見ればデートに見えるんじゃ?


「えっ──こ、この格好で?」


「ええ。もちろんです」


 そうじゃなきゃ意味ないから。


「うぅ〜〜〜っ」


 迷ってる迷ってる。

 恥ずかしがってんのかなー?

 でもそーゆー反応が誤解とか助長させるんだけどー。


「大丈夫。違和感皆無です。」


「それが問題なんだ!!」


 涙目で叫ばれても怖くなぁーい♪

 先輩は僕より3つ年上だが、年齢にみあわず小柄で童顔。それに加えて今は制服姿だ。

 某バーガー系チェーン店のバイトの女性用の。

 服は今日はバイトが休みな妹に僕がちょっと借りてきた。


「うぅうううぅ〜〜──……」


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