思い、重ねるは彼女の夢の中。
レアがティアナを思えば思うほど、苦しくなって思い出す。殺めたあの子はどうだろう?どこに行ったのだろう。
レアは彼女を思う。
思うなんて物じゃ例えられないくらい愛していた。
愛した心は憎しみへと変わり、レアの心を激しく縛った。
彼女を抱きしめてもう一度キスしたかった。
ティアナはすやすや疲れて眠ってるようだった。
ティアナとは3年前会った。中学の制服がまだ着慣れてない頃の春に出会った。
桜が彼女の髪を優しく撫でた。美しい少女だった。銀髪が髪にたなびく。
その先に見たのは、
「彼女」だった。彼女と同じ真っ赤な罪色を強調するように見られたら、もう声をかけられずにはいられなかった。
それがきっかけでレアに楽しそうにつきまとう彼女は、レアに安らぎを与えた。
ティアナと同じ目、同じ髪をした彼女はもうどこを探したっていない。
彼女は俺が殺めたのだから。
レアは眠っている額にそっとキスをした。
ティアナまで彼女と同じ行動に出られたら、
他の男に盗られたら、
また殺めてしまうのではないかと何度でも思う。
「ティアナは裏切らないよな?」
そう口に伝う言葉が、何だか情けなくて泣けてくる。
ティアナは何も知らずに健やかに眠る。
これ、相当疲れたときに書いていたので、レアの過去が深すぎるなと思いました。レアが救われる日は来るのでしょうか?