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なんで実力隠しているんですか⁉  作者: アンフィニ祐
第一章:真守たちの旅
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6:国を進むためには

ランド・デア・フラウエン篇へ!

 名前からしてもうヤバそうな次の国へ行くためにフェニックスを召喚すると何故か骨董屋で買った刀とフェニックスが人間になった。

 ちなみに刀の方は男でフェニックスは女だった。

 一応話を聞くことにした。

「あのー。どなたなんですか?」

「俺たちは一応神だ。」

「え。」

「マジか」

「マジだ」

と話は終わった。

「質問なんだが。」

「二人って性別変えれるのか?」

「できる。」

と言った。


 次の国へ移動している際フェニックスに乗っているときに(フェニックスだけ元に戻ってもらった。)冴花が

「なんであんな事聞いたの?」

「次の国へ通るために必要な質問だ。」

「なんで?」

「着いたときに話す。」

「分かったよ。」

と言うと今度は真守が

「そういやあんたら名前あんのか?」

と聞くと二人同時に

「無い」

と言った。

「じゃあ俺が付けても良いか?」

「構わない。」

「じゃあフェニックスは古神翼彩(こしんつばさ)で刀のあなたは古神斬介(こしんざんすけ)で決定!」

「いいか?」

「あとそう畏まらず気楽に行こうや。」

と斬介が言うと二人は同時に

「OK!」

「りょうかーい。」

と言った。

「そうそう。翼彩、あそこに着陸してくれ。」

と真守が指を指した所は国へ行くためにはまぁまぁ離れており、その辺りにはたくさんの木々があるところだった。


 指定されたところに翼彩が着陸すると真守が

「それじゃあ性別を女に変えてくれ。」

と言ったのでボフン!と白い煙が出て二人はその煙に包まれ、姿は見えなくなった。

 そこから3秒程ですぐに消え、見るとそこには美しい美女が二人いた。

 それを見て思わず冴花はうっとりしていたが、すぐに真守に質問を繰り出した。

「なんで女になる必要があるの?」

と。

「あそこの切り株にでも座って話そうか。」

と言う。

 彼らは真守の言った通り座る。

「ややめんどいような話になるぞ。」

と言って話し始めた。


 あの国はめんどくせぇことに女がほぼ全ての国でな。

 人口率の9割以上が女なんだ。

 しかも国名も『ランド・デア・フラウエン』で女性の国って意味だからな。

「へぇー」

 だから男が入るためには3つしか方法が無いんだ。

「その方法ってのは何なんだ?」

「気になるわね。」

 翼彩が少し体を乗り出す。


 そうだな・・・1つ、奴隷だ。

「なるほどね。」

 2つ、国から出て旦那として国に入れる。

「成程な。」

 斬介が相槌を打つ。

「3つ目は何?」

 3つ、確率は限りなく低く密入国だ。


 その3つ目を聞くと全員が息を呑んだ。

 真守が入るためには密入国しか無いためである。

「だから俺はここで待つ。」

と言うと全員が「駄目だろ

と呆れたように言った。


 ・・・アレだけは使いたくねえなぁ。走って振り切るか。


 と考え無言で立ち、無言で門とは真反対の方向に走った。

 しかし冴花に先回りされた。

 真守はあらゆる道をくねったり曲がったりしていたが、間近で長年兄を見てきた冴花からすれば行きそうなところなど手に取るように分かるのである。

 そして樽に入れられて捕まった。

「密入国させるねー」

と無言の圧力で迫ってくる冴花をみてこれは仕方ないと思い次の瞬間真守からたちまち白い煙に包まれ消えてしまった。

 しかし真守は樽に入っていたので出れないなと冴花達は思っていた。

 すると煙が消えた後出てきたのはいつもの真守ではなかった。


 ところで男性キャラクターが性転換すると見た目が・・・なんだろう。

 美女や美少女になるという謎のお約束理論が適応されがちとなるだろう。


 ・・・そう今まさに真守もその超理論が身体に適応されているのだ。

 ここで強引に密入国させられるよりかは、女になって入国するしか無いからである。

「なんで身体切替(モード切り替え)を使わないといけないの。・・・あー口調も地味に女になってる。」

と真守が呆れたように呟いている中、その他メンバーは想定外過ぎてポカーンとしている。


 そのまま10分程過ぎ、そして全員同時に「なにそれ?」と言った。


 そこから更に10分ほど時間が経つと、全員に押し倒されて

「なにやった。」

 と聞かれた。

 すると真守は

身体切替(モード切り替え)だよお前がいない空白の10年で覚えた。」

「そりゃあ知らないわ。」

 真守はよーく見るといつもとは服が変わっていることに今気づいた。

 服はコートこそ大してかわらないものの下に着ている服が明らかに別物になっていた。

「服。なにがあった。」

 起き上がって服をはたきながら

身体切替(モード切り替え)の影響でしょう。」

と言うのだった。


 その後門まで移動した。

 ちなみにめちゃくちゃ容易く入国出来たのだ。

 更に入国手形を入手できたのだった。


今日の15:00分に次の話を投稿します!

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