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家宴の途中で

 中盤に差し掛かったようで舞姫たちも客人たちの中にも退座するもいて空いた席も増えた。

 そして上座から謝理理も席を立ち退座する。

 謝砂に向かって理理は他から袖で見えないように「またね」と振った。

 手を振り返してもいいのか戸惑っているうちに去っていった。

 突然ぎぃーと音を立てて大きな扉を閉じられる。

 不安になって爛を見たが、落ちつたまま茶を入れて飲んでいた。

「果物が食べたいなら私の分も食べていいよ」

 爛は視線に気づいて謝砂の近くにそっと器を近づけた。

「違う」

「食べ方が分からないなら手渡そうか?」

「このまま座ってていいのか?」

「私が報告したことだから座って食べてて」

 口の中に葡萄を一粒押し込まれた。

 大きくて甘く口の中に風味が広がるが何か違う。

「桃家の皆にこれより報告することがある」

 宗主の近くに座って姿が見えずらかった奥から人が出てきた。

 宴の席には桃家の家系の者と傘下に入っている家の者が残っているらしい。

 木簡を広げて読み上げた。

 謝砂の目には木簡が巻きすに見えてきて海苔巻きを連想していた。

「今回報告することは謝砂宗主と爛公子が腕輪を献上されました。

 邪気が強く呪符で封じ込めいますが元々は神器の一つであることがわかりました。

 隕鉄いんてつから作られています」

 謝砂は質問もできずに勝手に隕鉄という言葉の響きで隕石のことを言うのかと推測した。

 隕石というのは宇宙を調べる機関が管理してて自分には関りがない分野だ。

 恐ろしい死体人形を操る悪夢が生まれる力を持っていたとは信じられない。

 謝砂は恐ろしい傀儡の姿を思い出してしまってぞわっとした寒気が背中に走った。

 報告を受けた桃宗主が口を開く。

「人の生気を吸い傀儡に変えて操れたのは隕鉄の力だ。

 仙修の者ではない者が魂を喰い修練の代わりに霊力、妖力を高めたりはできず、

 低俗の鬼や妖獣でも魂を食することはない。

 一級の法器や仙噐、持ちかえった邪気を帯びた妖噐も封じたものは仙家が管理する祠か蔵宝庫ぞうほうこに保管されているはずだ。

 悪鬼の手に渡り邪気を溜めるようになったのことの原因は調べる」

「「「承知いたしました」」」

 一斉に返事をするのでびっくりした。

「持ってきなさい」

 呼ばれて運ばれてきたのは呪符で隙間なくぐるぐるに包まれ僅かに震えている腕輪だった。

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