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超魔導戦線リクレシア  作者: 超一蘭
21/32

鮮血魔女。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか??

迷いの森にて人喰い老婆とエリィに合流したアティア一行!!


しかし、人喰い老婆の正体はとんでもない奴であった。



 「!?なにい!?足に真っ黒な手が!?足がうごかん!!」



 エリィの闇魔法、ダークハンドを振り払おうと、ランジーが必死に足を動かしまくる。



 「っざっけんな!!こんなもん!!………ギャッ!」



 チューリッぺは、無理矢理歩き出すも、足が手から離れず、顔面を地面に強打する。



 「………無駄よ……あなた達程度の力では、私の魔法は振り払えない………命惜しくば、ブルーサファイアを渡しなさい。」



 無駄に足掻く老婆2人を見下しながら、冷たい視線を浴びせるエリィ。



 「エリィたん!!無事だったのか!?」


 

 「………その【たん】呼びやめてくれない??」



 ランスにも冷たい視線を向ける。



 「エリィさん!!助けてくれてありがとう!!」



 エリィに駆け寄るミラ。


  

 「………私は、ただアイツらを捕まえただけ。」



 「お前も、ブルーサファイア目当てだったのか!!でも、ブルーサファイアは一つしか……」



 「心配ないわ……ブルーサファイアなら、2人共持っているわ………え?……片方の妖怪老婆から、サファイアが、無くなってる!?」



 エリィが2人を指さすも、ランジーの首にぶら下がっていた、ブルーサファイアネックレスが消えている。



 「誰が妖怪老婆だ!!ん??ランジー!!!あんた!!ブルーサファイアはよ!?」



 それに気づいたチューリッぺが騒ぐ。



 「!!??さっきまであったのに!?私のお宝があーーーーー!!!!」



 頭を抱えるチューリッペ!!!



         ジャラッ。



 「ふふん、これか??」



 アティアがエリィに向かい、ブルーサファイアを差し出す。



 「……あなた……いつの間に??」



 「さっきぶん殴った時に、ついでにとった!!」



 ニッコリと、白い歯を見せ、笑うアティア。



 「ナイスゥ!!」



 ミラの魔法で、身体中のベタベタが消えたランスもアティア達の元へ合流。



 「………コロス……」


        ブチっ!!!



 ものすごく、大きな音で、血管が切れた音がする。



 「こ、ここまで………ここまでクソガキ共にコケにされるなんてねぇ…………全く………」



 「キィエエエエェェエ!!!黙っている私達と思うなよーーー!!??」



 荒ぶっている!!ランジーとチューリッぺの怒りがピークに達した!



 「ランジー!!!奥の手!!」



 「チューリッぺ!!!交わるよ!!」



 互いの名前を呼び合い、スライム状に溶け出す!そして…………



 「………ふぇ!?溶けた??」



 「…………いいえ、ただ溶けただけじゃないわ……(私のダークハンドから楽々逃れるなんて……)」



 「!?おい!!なんか、あのスライム共、混ざりあってねーか!?」



 異変に気づいたアティア。



 「させねえよ!!氷よ!!スライムを凍てつかせよ!!」



 ランスの槍から、冷凍波が放出される!!!



 その攻撃に気づいたのか、グルグル回転し始め、強風を巻き起こすスライム!!!



      バリィン!!!!!



 「…………俺の氷が、弾き飛ばされた!?」



 「最早許さぬ……!!私を本気にさせた事、後悔するがよいわあ!!!」



 老婆の声が響き渡る!!!回転が激しさを増し、見る見るうちに、女の姿に変化してゆく!!!



 「なっ、バカな!?ババアが、若返ってゆく!?」



 吹き荒れる風を浴びながら、叫ぶアティア。



 「………これは!?………恐らく【融合】魔法……魔力と、身体と、心を一体化させる……【特殊魔法】!!…………魔力の質が似ていないと出来ない【大技】………実際にお目にかかれるなんてね………あなた達……気をつけて、融合すると、戦闘能力が、跳ね上がるらしいわ………。」



 「ふぇぇ………さっきまでとは比べものにならない魔力だよ………」


 

 相当の魔力に、ミラは腰から砕け、尻もちをつく。



       ブワァッ!!!



 ピタリ、と風が止んだ、先程の2人の老婆の姿だった液体スライムが、鼻の高い、1人の禍々しい、魔女の姿に変化していた!!



 「我が名は、【鮮血魔女】ラヴェンラー!!!待たせたなあ!!クソガキ共!!こうなってしまっては手加減が効かん!!生きたまま、食おうと思ったが、殺す!!殺す!!私を、コケにした事、後悔しながら、死ねえーーー!!!」



 「………まさか!!…………人食い老婆が……ラヴェンラーだったなんて……(まずいわ、かなりの格上ね)」



 エリィの顔が青ざめる、顔が、だんだんとこわばってゆく。



 「ラヴェンラーって、【カノン】姉ちゃんが、最近討伐したって聞いたぞ!?バカな!!姉ちゃんが打ち損じたとでもいうのか!?」



 アティアは、先日の夕食時、カノンから、王国任務で、村を襲っていた、ラヴェンラーと剣を交え、苦戦はしたものの、首を飛ばしたと聞かされていた、まさかの相手の登場に、戸惑う。



 「カノン??先日の!!忌々しい!!あの黒髪の風剣士の事かあ!!よくも私の体を切り刻みやがって!!………まだあの傷が癒えておらぬわ!!なぜ、貴様らが憎々しい奴の事を知っている!?」



 「俺の姉ちゃんだからさ!!……姉ちゃんが、今までで3番目くらいに強かったって言ってたな!」



 アティアは身構え、交戦の構えをとる。



 「…………一人ではダメ……奴が本当にラヴェンラーなら、私達の力を出し尽くさなけば、勝てない、なぜなら、ラヴェンラーの強さは、噂によると【ソルジャー】3人分でも有り余るそうよ……もしくはそれ以上とも………。」



 「ソ、ソルジャー3人分……ゴクリ。」



 杖を力強く握りしめて、汗を垂らすミラ。



 「…………【パラディン】の強さがソルジャーのおよそ5人分……マジかよパラディンに匹敵するって事か………だが!!ブルーサファイアを手に入れるためにはやるしかねえ!!久しぶりに、本気出すか……!」



 「そういや、お前の本気、まだ見てなかったな、期待してるぜ、ランス!!」



 ランスとアティアが首をならしながら、ゆっくりラヴェンラーに歩み寄る。



 「………ヒヒヒ……なるほどなるほど、貴様あの女の弟か、姉の因果が貴様に………フヒヒヒ!!!いーい事を思いついた!!貴様の首をあの女へのプレゼントとしよう!!そして、泣き、悲痛に歪んだ、あの女の首をもぎ取り!!滴る血を飲んでやる!!………水よ!!我が元に集えよ水よ!!」



 ラヴェンラーの脚元に赤黒色の魔法陣が展開!!手を前に伸ばし、【赤き】大きな水玉が出現する。



 「姉ちゃんの首をもぐだと??……てめえ……絶対にさせるかよ!!テメエこそ、ここで人生終わらせてやる!!くるぜ!!全員!!戦闘態勢!!!」



 「この水は、いやこの【血】は、私が食した人間の血………!!!私が鮮血魔女と呼ばれる所以!! 

          ブラッディーシャワー!!!」



 アティア達に向かって放たれるは、呪われし血潮、この辺りの村には、50年前から、こんな言い伝えがある。



  迷いの森に、足を踏み入れることならず、鮮血魔女に出会うべからず、出会えば終わり、逃れること敵わぬ、命の終わり【死】あるのみ、と。



 続く。



 



 



 



 



 



 



 


今日は暑いから、ラーメン食べるニダ。

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