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超魔導戦線リクレシア  作者: 超一蘭
17/32

投擲するのだ、空飛ぶニダ。



 「なるほどウホ……ブルーサファイアがあと1つ無いと、ランスがナイト試験が受けられないウホか。」



 「そーなんだよ、でも、どこにあるか検討もつかねーしなあ……。」



 アティアは、仲良くなったホワイティコングに、ブルーサファイアの在り方を尋ねている。



 「うーむ、あるのはあるウホ………」



 「え!?あんのか!?どこだ!?」



 「しかし、あそこはかなり危険ウホよ……。」



 顔をしかめて渋るゴリラ。



 「大丈夫だって!!俺の強さ知ってんだろ!?」



 「アティアの強さは分かってるウホ、でも、あの森の【老婆】は、中々の鬼畜ウホだからウホなあー!あれ、あの森と、老婆の名前忘れたウホ。」



 「大事なとこ忘れんなよ!!」



 ポス、と手の甲を使い、ゴリラに突っ込む。



 「ん??老婆??森??ん〜〜……確かこの辺りでは………」



 うーん、とランスは目を瞑り、唸る。



 「知ってんのか??」



 「………………!?もしかして、人喰い老婆……じゃあねーよな………」



 「あ、それウホ、人を喰う老婆ウホ、ここらの森の中で噂になってるウホ、人喰い老婆が【動き出す】と。」



 ポン、と手を叩いて思い出したゴリラ。



 「動きだす??どういう事だ??」



 「最近、老婆の森に、何者かが侵入して、老婆とかなり激しく争ったらしいウホ、あまりの激しさに戦いを見た者はいないらしいウホだけど、それ以降老婆の気性が更に激しくなったらしいウホ。まあ、森荒らされたから、引っ越し、みたいな感じウホホッ。」



 「………動き出すって事は、いなくなるって事か……仕方ない、アティア、ここでお別れだ、俺は老婆の森に向かう、体力を消耗したお前達じゃ、今から全力で走れない、なんとか明日の朝までにつかなきゃ試験に間に合わない。」



 ランスは急いで脱いでいた靴を履き、支度を開始する。



 「何言ってんだ、その老婆、強いんだろ??俺も行くさ!!」



 「ミラはどうすんだ??」



 ランスは草むらの上で爆睡しているミラを指さす。



 「………………うーん、どうしよ。」



 「やっぱりここで別れ……」



 ランスがサヨナラを言いかけた時、ゴリラが手を挙げる。



 「どうぞ。」



 「ゴリラ山の秘密兵器、使っちゃうウホ??」



 「秘密兵器??」


 

 アティアとランスは声を合わせて聞き返す。



 「こっち来るウホ。」



 ゴリラに案内され、山頂の端に向かう、するとそこには、木で作られた、大きな投擲機がそこにはあった。



 「おい、まさか…………」



 ランスが、振り向き投擲機を指さす。



 「こっちの方にお前たちを、いれて、もう片方をゴリラパワーで殴って、その反動でお前達を老婆の住む、【迷いの森】へ吹っ飛ばすウホ。」




 「おー!!スゲー!!めっちゃ楽しそうやんか!」



 目を輝かせているアティア。



 「…………着地どうすんだ??」



 目を細めてゴリラに問う。



 「………そりゃ………………受け身??………ウホ?」



 「いや、絶対これ着地失敗して死ぬ奴じゃん!?考えたら分かるじゃん??おそらく超スピードで森に突っ込むか、地面に叩きつけられるじゃん??そしたらどうなると思う!!??」



 アティアを指さすランス。



 「え………突き指とか??」



 「そんな軽傷で済むかあ!!??死ぬわ!!バカタレ!!!」



 荒ぶるランス、それを踏まえてゴリラは言うた。



 「あー、迷いの森の近くに湖があっから、そこ目標にするから、大丈夫ウホ、うん、多分飛んでから10分くらいで着くウホだから、今日は、俺の寝床でゆっくりしていくウホ。明日の朝出発で大丈夫ウホじゃない??」



 「ほう!!らしいぜ!!ランスこれで行こう!!明日、よろしく頼むぜ!!ホワイティコング!!寝床案内してくれ!!あ、ミラ迎えにいかなきゃ。」



 「オーケーウホ。」



 右手で、軽く頬の近くで人差し指と親指を軽くつけて、輪っかを作る。かわいいゴリラである。



 ランスを置いて、ミラを拾いに2人は山頂の夜道を歩き出す。



 「俺、湖だって、あんまし地面と変わらないと思うんだ、でも、冷静に考えたら、ダッシュで体力消耗して、1人で、夜の強い魔物と、人食い老婆と戦って勝てる保証もねーし………いや、負けるよな…………ゴリラ、信じるかあーー!!」



 開き直った、ランスだった。



 寝ているミラを抱き抱え、ゴリラの寝床へみんなで向かう、そして、朝を迎えた。



 翌朝、チュンチュンと、小鳥のさえずりと、川のせせらぎが聞こえる。



 「冷たーい!!気持ちいー!!」



 山頂にある、上流にて、歯を磨き、顔を洗うミラ。



 「いやいや、昨日は飯までご馳走になっちまって、ありがとよ!!」



 ランスは冷たい水に足をつけ、槍を洗い、チャプチャプしている。



 「俺は料理得意ウホホッ、久々に披露したウホ。」



 「このお礼は、強くなってから、出世払いでお返しするぜ!!」



 アティアは毎朝恒例の準備運動を入念に行っている。



 「ウファファファ!!!近いうちにウホね!!さて、そろそろ行くウホか??」



 「だな!!よろしく頼むぜ!!」



 軽く山中の草木を掻き分け、一行は、投擲するやーつの前にたどり着いた。


 

 「ほええ、私たち、ホントに空飛ぶんだあー!」



 「な!!ワクワクがとまらねえーー!!」



  田舎育ちの子供2人がかなり興奮している。



 「こいつら……ホントに怖いもの知らずだな……」



  ため息混じりにしみじみ呟くランス。



  投擲機の片方に乗り込んだアティア一行。



 「角度よーし!!照準よーし!!準備万端ウホね!?」



 「おう!!いーぜ!」 「お願いしまーす!」


      

      「か、軽めに頼むぜ??」



 「っし!!やるウホー!!……かああああ!!!」



 ゴリラの体毛が赤く染まってゆく!!!気合いの声と共に、右腕の筋肉が膨らんでゆく!!



「お、おい??軽め……軽めだぞ??」



 目の前で全力を引き出そうとしているゴリラを見て、焦り出すランス。



「それじゃ!!迷いの森へ!!グッードラーック!!!」



         ドゴオ!!!!



 拳を振り上げ!!!投擲機に拳を叩きつける!!!


 

 その反動で、アティア一行は、超スピードで空の旅へ。



 「うっひょー!!」 「キャアー!!」



 「いひいいいいいいいいいぃぃぃ!!!」



 爆音と共に、アティア達は、飛び立った、、、



      ランスの断末魔の叫びと共に。







 



 

 

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