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欧米か!!

 ニコとミサは、ミサの加入とほぼ同時にリアルで顔を合わせている。

 2人だけで会う機会も増やしているらしい。

 服をミサに選んでもらって、ニコはとても喜んでいた。


 ミサが聞いてきた話は結構すごかった。

 ニコの学校では、朝に学校の制服のような紺の服に着替えて、朝ごはんを食べる。小さいころはエプロンもつけていたそうだ。


 学校が終わると、そのあとはグレーの服を着る。これは学校が終わってから、夕方まで。夕飯前にまた身支度をしてイヴニングと言われている白いドレスを着て、夕飯。

 小さい子のドレスは短いそうだが、大きくなると、つまりイブニングドレスの丈まで長くなるらしい。手袋もルールに従い、はめる時もあるのだそうで、本当にどこの国だ、そこは。

 絶対日本じゃない。


 そのまま、部屋へ帰って風呂のあとはナイトウェアを…つまり寝間着を着て、季節によってはガウンを着る。


 季節によって、色に違いはないらしく、ニコは白いドレスが嫌いだそうだ。15年も同じドレスを着ていたら、どんなドレスだって嫌いになります、とニコは言っていたらしい。


 こういう服を何度も着替えるような生活が基本で、不思議には思わなかったらしい。

 そういう環境の外国に嫁いでいく生徒たちもいたので、それほど意識せず生活していたわけだから、外へ出て一日に一度着替えて、寝るときの服を着るまで、同じ服というのが最初は落ち着かなかったらしい。


 学校を出てから、しばらく置いてもらった創神教の施設でいろいろ教えてもらわなかったら、イブニングドレスで信徒施設の食堂に行くというような失敗をしたかもしれないと笑っていたとか。

 そういう長いドレスを着ている人は全くいないことも、気づいていなかったのだとしたらこれはなかなか…


 もちろん靴も、ドレスに合わせていろいろあったらしいから、それはもう、別世界としか言いようがない。


 ニコは、スカートではなくパンツを身に着けるほうが好きだと思う、と分析して、スカートを見限ったそうだ。ナイトウェアの下履きと、体育の時の体操用のジャージ(これはあったらしい)と、乗馬用の服を除けば、全部がスカートだったらしいのだが、外では当たり前にスカートをはかない女性もいるということがわかって、ニコニコ喜んでいたらしい。


 部屋着にジャージや、スウェットを着ることを教えて、外から帰ってきたらこういう恰好でずっと過ごす人もいるのだということ、外に出るときはどのぐらいが許容範囲なのか…と言ったようなコツも教えたらしい。


 家の中で座る時に、スカートだと座りにくいので、パンツがいいのだという話で、ちょっと喫茶店のソファでやらせてみたら、正座ではなく、足を組んで、ニコに言わせると「トルコ風に」座っているらしいことが判明。胡坐に近い形で、これは外では女性用ではないという説明に、ニコは驚いていたそうだ。


 スカート用には、正座があって、というあたりでもっと混乱したのは、正座をニコが知らなかったことだという。


 まさかあ、と思ったものの、一度もニコの暮らしていた環境ではその座り方にならなかったそうで、椅子がない場所なんか園内に見たことがないし、円筒形のクッションや、ベンチ、足台ぐらいの高さの椅子に座るぐらいがせいぜいで、床には座らない生活で、足を前に投げ出して、膝を曲げて座るいわゆる「三角座り」ならわかっても、文字通り正座にはなじみがないようだった。


 ギルマスが、音声チャットで「まず両ひざをついて、ひざまずいて」と指示を出してやらせてみたのだが、「かかとに上から尻を乗せて」ぐらいで、「ギルマス、これは怖いです、ぐらぐらします」というので、ニコが椅子の上で膝をついていたことがわかったり、床の上でしかしないというあたりから説明をスタートして、足の甲が下になるように、というのがどうも通じず、跪坐になっている感じだったりとかで、結局、会って見せるしかないな、と言う結論に達していた。



 これはあれだ、外国人。浴衣を着せたら、喜ぶのではないかとミサが計画している。


 これであとミサと面識がないのはセブンとロック。オフは近いうちにやるつもりだ。

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