総力戦準備
思いついて、ギルマスにギルドハウスの箱を1つ空にしてもらって、中に箱を準備しました。regが8種類入った袋、移動魔法スクロール、はさみ、ナイフ、包帯。ギルマスに頼んでBrigands'denの建物の裏側のマーカーを作ってもらってそれもいれて、ミサ姉にregを渡してポーションを作ってもらって全種類一本ずつ並べて。
それからロックとふたりでインゴットを掘って、シヴァの鍛冶キャラににそれぞれのメインキャラが使っている防具とか武器を作ってもらいました。
これで、死んだとき、この箱だけつかんで出て行けばいい箱にしようと思ったのです。シヴァの鍛冶スキルはカンストだったので、どれもいい感じに完成しました。
一つずつ手渡して、他に何がいるか教えてもらって、完成したところで場所を決めて大きい箱に入れておきます。ギルマスのが2つ、シヴァのが2つ、ミサ姉、セブン、ロック、私のが1つずつ。使ったら教えてもらうことにして、何が入っているかメモを取っておきました。
死んだとき、素早く復帰出来るほうが多分いいです。うちは人数が少ないし、戦えるのはたったの4人。ロックはもしかしたら戦えることもあるかもしれませんが、私は「無理ゲー」な感じがします。役に立てることはなんでもしておかないといけません。
ロックとregを買い集めて、ギルドの箱にためておきます。
ギルマスがお金を「あまっとるからな、reg買うなら使え」とくれました。
見たことがないみたいな額でした。証書からお金に戻した時、銀行でひと山にならなくて2つに分かれるなんて初めて見ました。
包帯も、別に罰でさせられているわけではありませんが、もうこの際だからと思って切って切って、山にしておきました。スパーリングをやったときに包帯が切れたときのあの心細さは忘れられません。羊も生産キャラで刈り取りをして貯めておいて、時々誰かに手渡してギルドハウスにもっていってもらいます。
ロックも私も、今までは50枚しか持っていなかった包帯を100枚持つようになりました。戦争前夜ってこんな感じなのでしょうか。
ギルマスも、シヴァも、ミサ姉も、regを150個ずつ袋にいれていて、つまり重さ120はreg分だということですよね。メイジは鎧をつけませんから、それでいいのでしょうけれど、私なら一週間分です。殺されることを前提に、ちょっとずつしか持ち歩かないロックと私とは、もう考え方の根本が違います。滅多に死なない設定なんですね…。
あの「敵」のギルドは、時々コールインしてきて、シヴァとか、ギルマスが退治しています。
ミサ姉もこの前に倒しに出ていました。セブンとは追いかけっこになっている時がありますが、シヴァ、ギルマス、ミサ姉はもう、瞬殺で倒しています。
ロックと私はギルドハウスでログオフ、もし他所へ行って帰る時には戦えるメンバーにメッセージを送って、誰かにドアの外まで出てもらってからコールインすることになりました。着いた瞬間、ダメージを入れられるのが一番怖いからだそうです。
マーカーは、ちょっと外れた場所にあったのですが、ギリギリ一番近いところに変更になりました。コールインしてからどっちの方向に走ると家の入口の階段に足がかかるのか覚えておけと言われています。つまり私のマーカーの場合は画面の右に向かって走り、ロックの場合は画面の奥に向かって走ります。ちゃんとそのつもりになっているか、いないかの一秒の半分ぐらいでも、差が出るのだそうで、迷わず走れるようにと言われました。
敵がコールインしてくる位置も覚えさせられました。多分マーカーはギルドで共有されていて1つしかないようだという話ですが、誰もいないときにいくらでもマークできるので、そのあたりは不確定要素だそうです。
画面のどのあたりでコールインの音が聞こえるかで敵か、そうでないかぐらいは聞き分けるのもコツのうちとか言われて、全員スピーカーではなく、ヘッドフォン推奨とか、アヴァロンガードとフレンド登録だけでなく、ウェポンマスターとか、騎士隊やメイジ隊の人ともつながることになりました。
いつ、ギルドを挙げての総力戦になるかというので、ちょっとドキドキします。
「かわいそうやけどな、もし全員出払うようなことになったら、ここでおとなしい待つか、コールアウトしてアヴァロンか、タウンの安全圏で待つか、どれかしか選ばせてやれんから」
――ときっぱり宣言されているので、いっそ清々しいぐらい、戦力外通告です。
ロックは最近、アヴァロンへ出かけては、訓練をしているみたいです。私もやった方がいいんでしょうね…。 とりあえずスキルアップはしたいので、アヴァロンのジュニアたちとスパーリング兼、ヒーリングセッションでしょうか。




