TourneyとPK襲撃
週末にあったtourneyでは、誰か勝つかにコインをかけて遊ぶ「賭け事」というのがありました。解説によると、この人が勝ちそう…という人を選んで、お金を出しておいて、誰に「賭けた」ということを登録しておき、勝った人が決まったら、負けた人が選ばれたときのお金全部と、勝った人が選ばれたときのお金を全部集めて、それから勝った人に「賭けた」人たちで分けるのだそうです。
みんなが勝つと思う人がばらばらなら、そっちの方が面白く、「誰も勝たないと思っていた人」が勝つと、そういう人に「賭けて」おいた人はすごく得をするのだそうです。
あんまり仕組みがわからなかったので、とりあえずギルマスと、シヴァとミサ姉と、David(彼はcall me Davidと言うので)に賭けておいたら、ギルマスにはものすごく票が集まっていました。ギルマスが勝つと、賭けておいたお金が普通に戻ってくるだけで終わりそうだとセブンが言っていました。
じゃあ、どうして賭け事なんていうものがあるんでしょうね?賭けたり、戻したりする手間のことを考えたら、何もしないほうが面倒じゃなくていいと思います。
「外」にも賭け事があるのだそうです。馬が走る順番を当てるのとか、ボートのレースをして、その順番を当てるのとかがあるそうですが、どれも「勝ち負け」があるものであることが特徴だそうです。詳しい説明が聞きたかったのですがギルマスは、そういうものにお金を出すのはやめた方がいいとしかいいませんでした。
tourneyは、みんな大騒ぎでした。まず、最初は従卒クラスからのトーナメント。ギルマスが言うには、私が出るとしたらここだそうです。出たくはないです、と断りました。「いい線行くと思う」と言われましたけれど怖いので嫌です。
次が見習い、つまりジュニア戦士クラス。ロックが出るとしたらここだそうですが、ロックも出ませんでした。
そのあと、戦士、騎士混合で、セブンが出ました。ハルバードを持っている人が多くて、プレートメイルを着ている人が半分を超えていて、固そうで、重そうで、武器が遅い感じです。シヴァのハルバードの防御戦士が出るならここだとか。
セブンは5回戦に進んで、アヴァロンガードの筆頭ローランドと当たってしまって敗退。相手が悪かったと言っていました。もう一回勝ったら3位だったのに、惜しかったです。1位はアヴァロンのweapon masterだというShogunという人でした。
最後がメイジで、シヴァ、ギルマス、ミサ姉、David、女王様、それから顔だけ知っている王様と。なんでもありでペア部門と、個人部門、両方出られるらしいです。ギルマスとシヴァがペア部門で優勝、意外性がなさすぎて、面白くないとセブンが怒っていました。
Davidとアヴァロンメイジ隊の隊長さんが組んでいましたが、やはり長期でペアを組んでいるシヴァとギルマスにはかなわなかったみたいです。
とはいっても私にはもう、すごいですね、ということしかわかりません。ポーションの瓶が飛び、あちこちが爆発してEVが飛んでいきます。炎も出ます。ただ、大雷はあまり使われないようです。見ていると使われている魔法がかなり少ない感じがします。本当に使いやすくてダメージが大きい魔法というのは少ないのかもしれません。
紫ポーションの瓶を、自分がまきこまれないように投げる方法が知りたいです…。自分の位置と、ターゲットの間のマスの数が数えられるようにならないとダメと言われているのですが、うまくなりません。
袋に30本ぐらい、店売りの薄い紫ポーションを買ってきて、ギルドの部屋に布を一枚一枚置いてグリッドをはっきりさせて練習したらうまくいくのですが、布がなくて、相手が動いていて、自分が攻撃されていて…となるとたいてい自分と相手の体力が両方減り、ギルマスには「もうええ、ニコ、お前はしばらく紫は使うな」と言われてしまいました。
個人トーナメントでギルマスとミサ姉は最後まで当たりませんでした。一番最後がミサ姉とギルマスで、シヴァが三位。ミサ姉の方が強いから、とギルマスは言っていましたよね。でも今回はギルマスの勝ちでした。
でも「まだ負け越している」と言っていましたから、多分ギルマスはミサ姉と戦って、勝った回数を記録しているのだと思います。
そのあと、希望者が指名制で戦える試合も見物しました。申し込まれているのはシヴァ、ギルマス、ミサ姉が多くて、みんな強い人と戦いたいようです。
みんながわいわいと屋上にいるうち、ふとギルマスの姿が見えなくなりました。
ミサ姉とシヴァも…。
周りが騒がしくなってきて、周りで戦闘が起きていることがわかります。セブンは呼ばれて行ってしまうし、ロックとふたりで取り残されて、なんだかしょんぼりです。
こういう時にまだ、弱くて一緒に行けないんですよね、ロックと私は。白くて長い光の筋がぎらぎらと屋上のてっぺんに落ち始めました。ああ、きっとこれが「やる人がやったら出来る」外から撃つ魔法ですね。
アヴァロンガードがどかどかっと上ってきて、
squires, junior warriors, non-combatants, all the crafters are to evacuate on the second floor!
(従卒、ジュニア戦士、非戦闘員、生産系は全員二階へ退避)
というので、とりあえず二階に降ります。
ロックと、外に出たいね…という話もしましたが、これは出たら怒られそうな気がする…というロックに賛成です。まだこのお城にフレンドされたままだったので、どうしても無理だったらこのままここでログオフも出来るし、なんならタウンの宿屋へコールアウトしてもいいかな、と相談して、あとは画面のなるべく端まで見に行って、走り回る周りの戦闘を見物しました。
PKがいっぱい。グレイになった人を狙い撃ちにするようなFPKが多いみたいです。いやがらせみたいなひとばっかりです。ミサ姉の赤キャラクターと、ギルマスの赤キャラクターが組んで戦っています。すばらしく強いです。
声を掛け合っているのでもないし、多分ギルマスとミサ姉は音声チャットを使っていないでしょう。「ラグる」ので嫌いだと言っていましたから。つまり、音声チャットを入れると、ゲームの動きが悪くなってしまって、うまく戦いたいときに都合が悪いのだそうです。
でも二人はお互い絶対に乗り上げたりぶつかったりしないし、相手が間違いなく倒されて行きます。どのキャラを先に倒すかとか、どういう風に決めているのでしょう。
時々、ギルマスが剣を振ります。それと同時にミサ姉のEVがはいったりフレームが入ったり。どうやってタイミングを決めているのか、本当にわかりません。
ミサ姉がクロスボウを持ち出して遠くからターゲットを取ったり、敵の騎馬のキャラがパープルポーションに突っ込んだりしますけれども、ミサ姉もギルマスも全然HPが減りません。減ってもちょっとした隙にお互いヒールもかけあっていて、これが「PvPがうまい」ということなのでしょう。絶対出来るようになる気がしません。
They kill methodically, like a machine
(正確無比に殺しまくるな、機械のようだ)
誰かが感心していました。gang bashされないように、アヴァロンガードがほかの青ネームがたくさん来ないようにしているようです。
シヴァのキャラがグレーになって、アヴァロンガードと組んでいます。怖いです…。アヴァロンの戦士と、グレーのメイジの組み合わせが多いです。戦士が足止め、ダメージがメイジ。敵を高速の攻撃で詠唱をとめて、後ろからメイジが撃つパターンがで、メイジが撃つのでグレイになりやすいということのようです。
窓の真下で戦っているので、もしかして、と思って、ヒールをかけてみたら、シヴァにうまくかかりました。
Siva:=)
ちゃんとわかったみたいです。グレイになっていますが、窓から引っ込んでおけば下からは撃てませんからね!
面白かったので、ロックも誘って、ヒールを時々撃ちましたけど、セブンから「卑怯に見えるからやめて」とメッセージが入ってしまったので、これはダメらしいと判明しました。
難しいです。私ならヒールをもらったらうれしいんですが。ギルマスとミサ姉はどうなんだろう…と思ったけど、気がそれたらだめかもしれないね、と相談してやめておきました。
ここから町は遠いので、もし死んだら町まで幽霊マラソンするしかないし、ランダムな場所で歩いている野良ヒーラーは滅多にいないので、だんだん人が減るはずですが、時々コールイン音が聞こえてくるところを見ると、走って町まで行って蘇生して、re-equipしてマーカーを使っているのだと思います。味方ならいいんですが…。
Junior warriorも退屈しているようで、しょうがないからスパーリングでも…ということでスパーリング大会開催です。一番小さいダガーか、解体用ナイフかで武装して、ヒーリング出来る人が包帯を巻いて。
ちょっと待って、待って!と言っているのにみんなガンガン殴ってきて、危うく死にそうになりましたが、見ていた生産キャラの人がヒールをくれて、なんとかなりました。
今はrez出来るメンバーが全員出払っているのですから、気を付けないといけませんね…。ロックはアタックを受けるのはやめてもらって、ヒールし続けてもらうことにしました。私は攻撃にあたりながら目の前の人を適当にヒールします。周りの人もなるべくヒールしあうように、と指示をして、スキル上げしました。
1時間殴り合うと結構みんないい感じにスキルが上がって、包帯が切れて、セッションも終了。一応ロックも私も念のため10枚ぐらいは残しています。でもここを一度出てしまうと、コールインのスポットが激戦地なので、うっかり死んでも困るから戻ってこられません。
アヴァロン城に、布がないか聞いたら、中庭のプレイヤーの店にあるかも…ということで、買いに行きました。お金が銀行から引きおとされる仕様になっていてよかったです。現金なんか持ち歩きませんからね!
黒い布しかなかったので、黒い包帯になりましたけど(とても高い布でした)、まあ…みんな暇ですから…。ロックと布を買って、またスパーリング。
従卒とジュニア戦士たちのスキルが上がってよかった。チョキチョキチョキ…という音と、カキーン!という武器の音だけが響いて、大変退屈な午後でした。まあ盾のスキルとヒーリングのスキルは上がりましたから、いいのですが。
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ギルマスから「もう出てきて大丈夫」と連絡が入ったのでギルドハウスに帰って、布を足します。
ずーっとロックとスパーリングとヒーラーをやっていたのだというと、すまんかったな、とギルマスにほめてもらいました。
今日の敵のうち、何人かは、ちょっと前に来てギルマスが敵宣言して追い出した、あの青ネームの関連らしいです。
ギルマスとミサ姉のレッドキャラはアヴァロンのレッドロールプレイヤーズの一員で、BBとは無関係ということにしておくそうですが、セブンとシヴァは、そのタグはうちのギルドの敵だから、と宣言して、相手を譲ってもらって「叩きのめし」て、PKカウントを取ったそうです。
ギルマスに、「ちょっと、相手のギルドの出方がわかるまでは、ロックとニコは一人でダンジョンとか、森へモンスターを倒しにとか行かないように」と言われてしまいました。生産キャラの圏外掘りも禁止です。
戦いが厳しくなってきたら、知り合いから手をまわしてギルマス同士で話し合いをするとか、そういうこともあるようです。私のせいで、なんだか話がとんでもなくなっているのがわかって、みんなにごめんなさいと言ったら、「こんなこと、よくあるから」とシヴァに慰められました。
ミサ姉は「ニコは、別に悪いことをしたわけじゃない、相手が悪いのよ」と言っていましたが…。この世界のシステムは、単純なようでいてちょっとした例外があって、思ったより複雑なのがわかります。
「ニコ、頑張って覚えろ」とギルマスがいいました。
システムに詳しければ詳しいほど、そういう穴に落ちなくなるからと。
そうですね、きっと…。知らないことを減らせば減らすほど、だまされにくくなって、いろいろな手が取れるようになるのです。
がんばります。
困難にあっては忍耐強く、成功には謙遜をもって、あなたに証し出来ますように。




