ギルド会議 後半
「じゃあ、これで最後の議題。ロック、ニコの年少組、こないだあったというテストの成績はどないやってん」
「あ」
「えっと」
「はい、じゃニコ」
「あの、ギルマス、恥ずかしいので個別でお話にしてもらっていいですか」
「こら、そんな点数やったんか!」
「っ!だって…」
「恥ずかしい思うんやったら次はもっと取れるやろ、メモしとけ言うたよな」
「はい…」
「科目の名前はええから、点数を読め」
「92、90、94、91…46」
「それは50点満点か」
「そうです、それと…」
「で、まだ残っとるやろ」
「82…」
「その、最後の82があかんのやな。それはどの科目やねん」
「地域研究Aでした」
「割と暗記ものやな?」
「そうです…」
「Aいうことは次の学期にはBいうのがあんのんか」
「そうです…」
「ほんまは90点以上取れるはずやってんな?」
「はい…ごめんなさい」
「次の学期にこれより低い点数取ったらケツひっぱたくからな!」
「っ…はい…」
「テスト一週間前になったら、早めに落ちて勉強しろ」
「はぃ」
(シンイチ、多分ニコは限界、涙ぐんでると思う)
(えー。これで恥ずかしいとかないわー)
(俺、やばくない?)
「Nico, you are doing fine, that's almost straight A's. Ichi, you are too strict, she should be praised」
(ニコ、いい成績だと思うよ?ほとんど全部Aじゃないか。イチ、厳しすぎだよ、褒めて当然というぐらいじゃないか)
「well, everyone has her or his own standard」
(それぞれの基準というもんがあるからな)
「why Japanese people! they are too much like samurai」
(日本人はもう、サムライなんだから)
「OK、ロック、どないやねん」
「俺ー?もうギルマス、ニコのそんな点数聞いた後でどんな顔して出せと」
「お前が悪いんやろう。最低点は何点やねん」
「えーと28」
「それはなにかい、50点満点か」
「いや、あの」
「100点中やったらそれは不可ちゃうんか」
「あー、ええと、次の学期に再履修も出来るんで」
「なんでそないなことなってん、一年生やのに」
「あの」
「おう」
「これが月水金の一限で」
「点数がそれで、出席点も足らん、とそういうことやな」
「次回のオフでぶっ飛ばすからそう思え」
「次はもうちょっと取ります」
「もうちょいやないやろ、ぎょうさん取らなあかんやないか!」
「ほんで残りは」
「ええと…他の科目は通るだけは通ったんで」
「もうちょっと全体的にええ点取って来なしばく」
「特に一限はどの曜日でもさぼるな。それが出来ひんようやったら、お前のキャラログオンした瞬間に全部reskillにして遊べへんようにするからな」
「一年生から、通るだけは通ったの、すれすれのと言うとるようでは後がこわいからな。わからんとこがあったらちゃんと先生にオフィスアワーを教えてもらって質問に行け。それからテスト前2週間になったら、落ちて勉強せえ。テスト前なったら、ニコとまとめて落とす。わかったか!」
「はい」「はい」
「まあ、ニコは大丈夫と思うけど、ロックはこれ以上落とすな。今回は堪忍したる。次回取ってきたらぶっ飛ばすからな。再履修の時は8割は取れ、その落ちたやつ、科目の名前はなんやねん」
「社会学入門でした」
「ああ、そういう名前のもんはな、先生によって全然ちゃう問題が出るから、授業にはがんばって出とけ」
「おう、セブン、去年お前単位落としてどないなったか教えたれ」
「ギルマスが毎日家まで来てボコボコに殴られながら勉強したから」
「俺も駆り出されたぞ」
「ひぃ」「うわぁ…」
「ニコ、びびらんでもええぞ、お前は落ちそうにはないからな。ええ子で頑張っとけ」
「はぃ…」
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BBこと、Black Brigades。多分このサーバーで一番面倒見のいいギルド。ゲーム内からリアルまで…




