第四回 AM-4中戦車 アルナカ連合軍
ゴキブリにやられちゃってたコ達です。
AM-4中戦車
アルナカ製の中戦車。正式採用は1982年。それまでのAM-3中戦車の旧式化を受けて開発された。1980年代に入って実用化されたばかりの新技術を多用する一方、それ以前の技術も多く見受けられる。
亀甲型の鋳造砲塔に105ミリライフル砲と7.62ミリ機銃を同軸装備、また砲塔上部のキューボラ付近に12.7ミリ機銃を装備し、垂直が多用される車体には、新技術の一つである試作の複合装甲を持つ。砲塔、車体前方にはこれも新技術の一つである爆発反応装甲を装備できる。
防御力の高い構成でありながら、開発当時の流行であった高機動で速度の低い対戦車ミサイルを回避するというコンセプトもあって58キロ/時の速度を持つ。
全長9.62メートル 重量53.4トン 全幅3.46メートル 全高2.9メートル 最大装甲厚195ミリ 速度58キロ/時 乗員 4名
以上が、「アルナカ」のスペック。ゲルマスが輸入、配備していたG型は、ゲルマスの金銭的事情により老朽化した複合装甲や爆発反応装甲はそのまま通常の均質圧延装甲へと置き換えられており、防御性と、重量増加により機動性が犠牲になっている。とは言え、既に配備されているAM-3G中戦車よりは高性能であり、第67前線基地防衛隊のような少数精鋭部隊に集中配備されている。
劇中では「ゴキブリ」あっけなく撃破されたAM-4Gだが、その前の三日間の戦闘では数倍の量の「ゴキブリ」を相手に善戦、最初の頃は圧倒すらしていた。
正面装甲も本来なら「ゴキブリ」の100ミリ砲を弾くことが出来るが、劇中では数十発の集中砲火で装甲がガタガタに崩壊していた上で成形炸薬弾を受け、貫通を許してしまっている。