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第一回 転移先の世界について


 ・転移先の「地球」

 現実の地球とほとんど差異は無いが、大地の形などに相違点がちらほらある。

 例えば、現実の地球には無い川、半島が存在する、使用する言語の内容が少し異なるなど。

※ただし、モチーフとなっている国と転移先の地球の国の位置が違う場合もあります。

 

・アルナカ連合

 アルナカ地方から生まれた資本主義国のための組織。

 統一歴1900年代前半頃に、世界各地で社会主義運動が激化。その流れを抑えるために結成された。

 100年近い年月の末に50を超える国が参加する巨大多国家共同体へと成長した。

 連合議会を中心とした多くの組織からなり、参加国からの参加費と支援金によって運営される。

 連合軍という独自の機関を持ち、参加国からの志願者を主とする少数精鋭の体制をとっている。そのために、不明瞭な経歴を持つ志願者が多い。連合主要国議会の下に位置する機関だが、近年独立した機関へと変更する動きがある。

 連合軍の兵器の特徴は、多くの低コストで扱いやすい一般機と最新技術を投入した少数の高コスト高性能機で構成されていること。

 また、連合軍の兵器は連合製という扱いであり、連合参加国に輸出されることも多い。

 連合(国の集まり)というよりは、連合→国家という関係に近いかもしれない。

 

 ・ウリューナ連邦

 1900年代に多く生まれた社会主義国が共同体を作り、やがて統合して一つの国となったものが、ウリューナ連邦である。アルナカ連合の主要国とは対立関係にある。

 自他ともに認める真っ赤っ赤な国である。単一国家としては異様に広い国土面積を持つ。

 国自体の工業力は高い方ではないが、諜報活動などによって得た技術とお国柄を組み合わせた兵器を持つ。

その特徴は、コストが低く、生産しやすいこと。また、大口径主義であるが、それでいて車輌や航空機の速度も上げようとするので乗員の生存性はお察しの通り。それでも、正面装甲だけは分厚い。

物量に関しては合衆国を超える程なので、強い国ではある。


・トラス合衆国

 THE・資本主義。名前からわかる通りのチート国家。広い国土、豊富な資源、高度な工業力を持ち、アルナカ連合内でも大きな権力を持つ。

 自国を中心とした行動をとることが多い国家であり、ウリューナ連邦だけでなく、連合内の一部国家からも嫌われている。

 生産性に優れ、なおかつ良好な性能を持つ兵器を多く持ち、また兵士の生存性を追求した設計が多い。


・ゲルマス国

 民主主義国家。

 元は隣のディッツ国と同じ国家であったが、統一歴1917年にディッツ国が周囲の国に宣戦布告した際に、反戦派がトラス合衆国に匿われるような形で独立したのがゲルマス国である。

 アルナカ連合設立当初から参加している国だが、大国でもなく小国でもないという微妙な立場にある。

 また、アルナカ連合とは別に、アルナカ北方諸国連合の主要国でもある。

 国防軍を有し、侵略戦争を憲法で禁止している。

 所有する兵器の8割がアルナカ連合製。残りが自国製である。防衛向けの兵器が多く、今回のウリューナ連邦の侵攻に際し、連合から進撃に向いている兵器を譲渡されている。

 主人公 エディ・マクレーンの母国。エディの故郷である小さな町、そして「メアリ」が死んだ街は国の北部、サナトラ共和国との国境付近にあった。


・サナトラ共和国

 アルナカ連合最北端に位置する国。面積は大きいが、発展途上国である。

 隣国であるウリューナ連邦の影響を受け、社会主義革命が勃発、一般市民と一部の軍人によって構成された社会主義革命軍が各地の警察署や役所を襲撃した。

 当初は政府軍によって瞬く間に鎮圧されていったが、ウリューナ連邦が革命軍の支援を開始、それからわずか数週間で、政権は崩壊、革命は成功した。ウリューナ連邦の傀儡政権が樹立し、アルナカ連合軍が動くよりも早くアルナカ北方諸国に宣戦布告をした。

 現在、革命軍は国名をサナトラ人民共和国、軍を自由サナトラ軍へと自称している。

 各地で散発的に旧政府軍が率いるレジスタンスが活動しているが、今のところめぼしい成果はない。

 自由サナトラ軍の使用する兵器は、ほとんどがウリューナ軍から援助されたものか、鹵獲したアルナカ連合製の兵器である。自国開発の兵器がないわけではないが、性能は全く評価できないものばかりである。 




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