モンスターにダンジョンとは心が躍りますね
秘術をかけられた翌日、俺は起きてすぐに決めた。
死なないように生きよう!
アホだと言われるような目標だが仕方ない
ギルバードとアルルを悲しませるのは心が痛むのだ
俺が死んでも本来の赤ん坊の意識が戻るとは思えないし、それなら俺はこの2人の子供のふりをして生きようと思う
あの日一ヶ月がたった今俺はなんとメイドのルルさんと生後五ヵ月の体にムチをうちながら立って歩く練習をしてる。
この世界で息子として最低限は生活できるように知識が欲しかったのだが、生憎と書斎と思われる場所は二階だったのだ。
しかしまあパパとママはなかなか俺を二階に連れていくことはない。
一階は吹き抜けになっているし、転落の危険を考えているのかもしれない。
自分がこんな体になってみると二足歩行の凄さが実感できる。前の世界でリハビリしてた人とかもこんな気分だったのかなぁ...今までドキュメンタリーとかで大袈裟に言ってると思ってたことが申し訳ないな。彼らは努力家だ。
しかし心を入れ替えて臨んでも、体はすぐにはついてこない。俺は十分も練習すると体が限界なのか、そこからめっきり上達の感覚がなくなっていった。
(まぁ、初日だし...赤ん坊は寝るのがお仕事だし..)
今日は疲れたので心の中で言い訳をしながらルルさんに抱かれていることにする。うーん、快適
あんなことがあったからか、アルルは俺の保護をルルさんにつきっきりで任せるようにしたみたいだ。
どうでもいいけどアルルとルルって並べると言い難いな。
ルルさんはメイドでなくもはやベビーシッターと言えよう
四六時中俺の右斜め後ろにいて色々なサポートをしてくれるし、う〇こをぶちかませば嫌な顔一つせずおしめをかえてくれるし、抱いて欲しいと態度に見せればいつでもすぐに笑顔で抱いてくれる。
最初に見た時目つきが悪くてちょっと怖そうとか思ったことが申し訳ない。凄い優しい。
まぁ四六時中と言っても夜と朝はギルバードとアルルに挟まれているし、家にギルバードかアルルがいればどっちかにくっついてることが多いからあまりずっと一緒にいる気はしないけれど。
ルルさんは俺と両親が一緒にいる間に最低限の家事をこなしてしまう優れモノだ。もっとも料理だけは殆どアルルがしているようだが。
問題と言えるものはあまりないが強いて挙げれば、最近になって離乳食が導入されてしまったせいで彼女に抱かれたままミルクを飲むことがなくなってしまった事が非常に残念でならない。
ちょっと急ぎ過ぎじゃない?あと十年はミルクでいけるって!
俺とルルさんは最近はずっとこんな感じ。
他の二人は何やら二人で出かけたり、アルルがお出かけ、ギルバードは鍛錬をしたりしているようだ。
おでかけの後は大抵落ち込んで帰ってくるので俺としてはあまり出かけてほしくない。家の中の雰囲気が悪いとストレスで赤ちゃんの成長になんかありそうだし!!心配とかじゃないし!
そういえばうちの父親は働いているのだろうか?
たまにアルルと一緒に出かけてはいるけどどうにも働いているって感じじゃないんだよな・・・言葉が話せるようになれば聞く機会もあるかな?
それ以前に聞いてもいいんだろうか・・・話せるようになったばかりの自分の子供に「ねぇパパはどうしてずっとお家にいるの?」と聞かれるのは戦慄ものだろう。
...この案件は凍結しておくことにする。
ちなみに呪いのことは未だによくわからない。夜眠る時に聞く二人の話から察するに俺がもう少し成長したあと話すことに決めたようだ。赤ん坊に聞かせてもしょうがないもんね。
あとこの首輪。...じゃなくって鎖付き指輪。こういうのもネックレスでいいのかね。
これを外そうとするとえらい大慌てでみんなが止めてくるからたぶん呪いに関係するものなんだろうと思う。きっとこれを外した途端に俺の中から封印されし闇の焔とかが解き放たれるんだろうな。うん、そうに違いない。
そんなこんなで日々を過ごすことさらに二ヶ月。ついに俺は補助無しで歩けるようになった。
「旦那様、奥様、今日メルディン様が初めて一人で歩きましたよ!」
ルルは帰ってきたばかりのギルバードとアルルに大興奮で伝えに走ると玄関のあたりが騒がしくなってくる
今日はお祝いだ!メルは天才ね!!そんな嬉しそうな声が聞こえてくるとギルバードが駆け寄ってきて俺を抱き上げる。
「メルはこんなに可愛いのに天才でもあるのか!エルの子供は一歳になってかららしいからな!」
俺は今日ついに歩くことに成功した
昼からいつものように練習を始めたのだがあら不思議。昨日は立ち上がっても足ががくがく震えてすぐに転ぶばかりだったのだが今日はほとんどぶれることなく足が安定していた。
なんか変だなーとは思いながらも踏み出してみたら普通に歩けてしまったのだ。
一日でこんなに変化するって赤ちゃんの体ってホントに不思議ね。
とは言っても長い距離を歩くことはまだできない。階段を上るのも無理だろうな。でもまぁ歩けるようにはなったし上れる日も近いのは間違いない。
その日家族で食べる夕飯はいつもより豪華だった。
俺は離乳食である。...うらやましくなんてないやい。
翌日、俺は階段を上りきった
昨日までのように昼頃から練習を始めようと思ったのだが、もう歩くことはできたの次は試しに階段上ってみることにしたのだ。もちろん傍らにはちゃんとルルがいてくれる。元の体では経験があるけど階段から落ちるのは凄い痛いからな。
赤ん坊のうちにあまり強い衝撃を受けると骨格が歪むと聞いたこともあるし、慎重にな。
いくらなんでも成長早すぎないか?
それとも赤ん坊という生き物はここまで突如変化するものなんだろうか
...考えても仕方ないと割り切ることにする。
もしかしたら本当に才能あるのかも!なんてことを思いながら周りを見る。
一階のリビングから続く長い階段を登りきると、両脇に向かって廊下が伸びて家の外周部分を一周しているようになっている。
ここから廊下を右に歩いていけば左から帰ってくる構造だ。こういうのも回廊っていうのかな?
書斎はどこにあるのか探そうとすると不意に後ろから抱き上げられた。
「昨日の今日でもう階段を上るなんて・・・メルディン様はすごい赤ちゃんですね」
笑いながら俺を抱き上げたのは保護者役のルルだ。
そうか、二階へ行くのは危ないから禁止みたいなもんなのか
くっ・・・せっかく階段を上れたのにこれじゃ意味がない!
一縷の望みをかけて俺は赤ん坊特有の喃語で情に訴えかけることにする
「あうー・・・」
出来る限り可愛く見えるように!それでいて駄々っ子風で!!相手の目を上目遣いに見ながら!!
俺の知識を総動員する姿はそれはそれはかわいい赤ちゃんのそれだろう。
でもなんだかこれは自分にとってとても大事なものを削っている気がするな...
・・・ええい!堕ちろ!堕ちろ!!
「仕方ありませんね、すこーしだけですよ?」
本気出せばこんくらい軽いもんっすよ
自由に探索することを許された俺は階段から見て左脇の部屋に入ろうとして愕然とする。
ドアノブに手が届かない!!!
こうなったらもう一度だ媚びる他ない
そう思って振り返り俺はまた大事なものを捨てた
大事な何かを捨てただけあってそこはちゃんと書斎だった。よかった本当によかった。
これ以上あの魂を削る行為は耐えられそうになかったからな・・・
気を取り直して部屋を見る。八畳くらいの部屋の周りには本棚がいくつかならんでいて、中央に大きい木製長机を挟んで革張りの長椅子が置いてあるだけの簡素な部屋のつくりだ。
(金持ちだと思ってたけど本は少ないな・・・)
そんなふうに本を眺めていると「本に興味がおありですか?」と言いながらルルが本棚から一冊選んで持ってきてくれる。当然読めない。
困っていると読めるわけがないことに気づいたのか俺を膝の上にのせて長椅子にこしかけると読み聞かせを始めてくれた。聞かされても普通の赤ん坊じゃ理解できないと思うんだが・・・まあ小さいころから本を読ませるのは発育にいいかもしれないなんて考えているのかもしれない。
選んでくれたタイトルは「魔王と七つの妖精」というおとぎ話のようなものだった。
鈴の音のような透き通った声で読み始めてくれると俺はすぐに物語の世界へと入りこめた
昔々のお話
世界には七つ種族とそれを守る妖精がいて、みんな笑って手を取り合いながら暮らしていました
魔力も体も弱いけれど
頭が良くていつも新しいことをしていた
人族 そしてその妖精ルシナ
魔力は弱いけれど体がとっても強くて頼りにされていた
鬼人族 そしてその妖精オグ
魔力が強いけれど体が弱くて
あんまり長くは生きられなかった
魔人族 そしてその妖精バデ
魔力は弱いけれど体が強くてなかでも足がとってもはやい
獣人族 そしてその妖精ビスト
魔力も体も強いけれどちょっとだけ怖いでも優しい
魔神族 そしてその妖精ゴドバ
魔力も体も強くて優しくてみんなに愛されていた
女神族 そしてその妖精アルス
魔力も体もとっても強くてみんなを守っていた
龍神族 そしてその妖精ドラグ
七つの種族とその妖精はみんなみんな仲良く楽しく生きていました
そんな日々の中ある日誰かが言いました
「なんで僕たちはこんなに仲がいいのにこんなに違うんだろう」
この言葉でみんなは疑問を持ち始めます
なんであの人は僕よりも足がはやいんだろう
どうしてあの人は私よりも魔力が高いんだろう
なんであの人は自分よりも頭が良いんだろう
「どうして、なんで」の言葉は次第に「うらやましい」の言葉に変わっていきました
あの人は僕よりも足がはやい、うらやましい
あの人は私よりも魔力が高い、うらやましい
あの人は自分より頭もが良い、うらやましい
「うらやましい」の言葉も次第に変わっていきました
あの人よりも僕は足がはやい
あの人よりも私は魔力が高い
あの人よりも自分は頭が良い
そうして誰かがささいな口喧嘩した時に言いました
_________お前なんて僕より体も魔力も弱いくせに
言葉をかけられた人は酷く怒り、悲しみました
その時の喧嘩はすぐに収まりましたが、その場に居た人の心にはなにかしこりが残りました
そのしこりは時間をかけて段々と広がっていきました
そしてある時誰かがまた言いました
_________あんたなんて私より体も魔力も弱いくせに
今度の喧嘩はこの一言のせいですぐには収まりませんでした
言われた相手も黙ってはおらず相手の悪いところを言い返します
それを聞いては怒り、言い返すといった悪循環になってしまいました
その日はずっと言い争っていた二人でしたが疲れたのかどちらからでもなくやめになり家に帰りました
二人は仲直りができませんでした
二人の会話は聞いていた人の心のしこりをもやもやしたものに変えました
もやもやはいろんな人に伝わってしまって、いろいろなところで喧嘩が起きるようになっていきました
妖精達は自分の種族を守ることに忙しくてどうしようもありませんでした
これはいけないと思った人族の男は自分の妻とともに七つの種族をたくさん集めて話を聞いてもらおうとしました
幸い、男は周りからはとても好かれていて七つの種族は大勢集まりました
そして大勢の前で男は言いました
違いがあってもいいじゃないか
僕たちは今まで仲良くしてこれた
これからも仲良くできるはずだ
そう言いました
その言葉に大勢の人は納得して胸のもやもやは収まりました
なんで今までこんなにもやもやしていたんだろうね
今までバカにするようなこと言ってしまってごめんなさい
足が速いのは羨ましいけれど俺は力が強いから一緒だよね
大勢のそんな言葉が聞こえてくる中で、男の言葉に納得していなかったその人は言いました
___________体も魔力も弱い人族のくせに
その言葉でせっかく取れかけていたもやもやは強くなってみんなの元へ戻ってしまいました
もやもやのせいか他のところからも声が上がります
なんで一番弱い人族がそんなに偉そうなんだ
どうして弱いのにみんなをまとめようとしているんだ
心ない声に男とその妻は傷つきました
でも声はどんどん大きくなっていくばかりで収まる様子はありませんでした
結局その場を収めることはできないまま男は家に帰りました
人々の心のもやもやは強くなっていくばかりでした
そうしてある日、どこかの人が誤って異種族の友達を殺してしまいました
それは事故でしたが、その友達の家族はそう思ってはくれませんでした
その人はたくさん責められ続けて疲れてしまいました
そして疲れた心の中のもやもやは、言ってはいけないことを彼に言わせました
__________どうせお前らは俺より劣っているんだから我慢しろよ
その言葉に友人の家族は激怒して、集団で彼を殺してしまいました
彼の家族は突然身内を殺されて、黙ってはいませんでした
そうして家族の間で戦いが始まってしまいました
やがてそれは誰かが死ねば知り合いが恨みを持って誰かを殺す
そういったものが人々に伝播していって、争いは七つの種族間で行われる大きな戦争になってしまいました
そんな時、前に種族を集めて話をした人族の男の友人である魔神族の男はこのままでは未来がないと考えました。人族の男はとうに死んでしまいましたがその男がしたように七つの種族を集めて話を聞いてもらおうとしました
魔神族の男は人族の男と同じように好かれてはいましたが、どうにも人を集めるのはあまり得意ではないようでした。そこで男は自分の妻にも協力をお願いすると、妻は快く引き受けてくれてそのあとは七つの種族の大勢を集めるのは簡単にできました
魔神族の男は妻とともに大勢の前で話し始めます
このままではこの世界に明るい未来はない
どうかお互いを認めあい、手を取り合って生きていこう
そう言われても大勢の人たちは納得がいっていないようでした
あいつらが悪いんだ、俺の家族を殺したから
あの種族は悪魔のようだわ、私の恋人を殺して笑ったのよ。絶対許せない
魔神族の男の言葉だけで止まるにはもう、心のもやもやは大きくなりすぎていました
そんな言葉が飛び交っていくとその場の悪意はふくれあがっていきました
そうしてそれは魔神族の男と妻に向けられました
偉そうに言って、本当は力の弱い俺達を心で笑っているのだろう
戦いをやめろっていうならあんたが責任とってあいつらを殺してよ
家族や友人を殺されたことがないからそんなことが言えるんだお前に俺の気持ちがわかるものか
魔神族の男と妻は生まれて初めて受ける大きな悪意にうろたえることしかできませんでした
ふくれあがる悪意はとどまることを知らず、集められた大勢の人のなかには魔神族の男と妻に向かって攻撃をする人まで現れ始めました
俺の家族は魔神族に殺されたんだ。だったら責任とってお前は死ね
魔神族が僕の友人を何人も殺したんだ、そんな奴のいう事が聞けるものか
そうして、男と妻へ向けて当たれば死ぬかもしれないような魔法まで使われ始めました
ここはもう危険だから下がらなくてはと思った男は妻の手をとって走って逃げようとします
しかし彼女の腕は男が振り返った途端に魔法によって焼かれるところでした。
男は体を盾にして守るように移動しようと考えました。ですがあまり効果はなく、無惨にも誰かの攻撃が妻の胸を突き破ってしまいました
男は涙しました。同時にどうしようもない憤りも感じました。
その時男の胸の中にもやもやが生まれました
魔法の雨の中で、妻は何かを言いかけましたがそれは口に出されることなく静かに息を引き取りました。
男はたくさんの涙を流して後悔しました。体の弱かった妻に手伝ってもらった事、七つの種族を集めて話をしたこと。男は妻が死んでしまったのに攻撃をやめない大勢の人達が嫌いになりました。
そうして飛んできた一つの火の魔法が妻の遺体を焼こうとした時、男の中で芽生えたもやもやが形を持ちました。
男は叫びました
その男の叫びに飛んできていた全ての魔法はかき消されました
それどころか男は自分でも気づかない間にとても黒い魔力を纏っていて、大勢の人はそれを見ただけで恐怖しました
男は、その力を使って妻に命を与えようとしました
力を与えられた妻の体は男以外の周りの命を無差別に奪っていきました
やがて近くにいた大勢の人たちが全員倒れると、妻はゆっくりと目を開けました
男が自分がやったと告げると、妻は泣いていました
男は妻のしていた二つの指輪に自分の魔力を纏わせると途端に妻の力は抑えられ、それを決して外さないように言いつけてから妻を隠しました。
大勢の人たちの家族は激怒しました。
そしてみんなで集まって男を殺すことを協力することにしました
男はとても強くなかなか倒れませんでした。そして男には七つの妖精が味方したのです。
妖精は決して誰も傷つけることはありませんでしたが、七つの力で男に死なない加護を与えました。
そして妖精が味方してから男は魔王と呼ばれるようになっていきました。
そして何年かを経て魔王はとうとう追い詰められました。魔王は自分が死のうと思わない限り死なない加護を持っていたのですが、七つの種族から強いものが選ばれ協力して戦う姿に満足して死にました。
そして魔王の死後、七つの種族で戦争が始まりました
理由は七つの種族で集まって魔王を倒したので、一番功労した種族の長を王にするという話がもつれたものからでした
戦争は長く続きました
魔神族と女神族と龍神族はお互いを滅ぼしあい殆どが死んでしまいました
人族と鬼族と獣人族と魔人族は力が弱かったので集まって残りの種族より力を大きくすることにしました
そして戦争が終わると、種族の守り手である妖精達は世界を八つに分けることにしました
それぞれの種族が住む世界と、異種族が集まる世界です。
妖精達は世界を分け終えると、異種族が集まる世界から争いを無くすためになにができるか考えました。
そうして妖精達は魔王が居た頃は種族が一つになっていたことを思い出します。
妖精達は力を束ね、異種族が集まる世界に後に迷宮呼ばれる七つの種族共通の敵であるモンスターを生む場所をたくさん作りました。
モンスターを生むことに力を使いすぎてしまった妖精達は、光となって空に溶けていきました。
迷宮のおかげで種族間を滅ぼすほど大きな争いは無くなっていきました
めでたしめでたし
俺はまず思った
暗すぎるわ!!!
赤ん坊に読み聞かせる話じゃないわこれ!ルルさんはどういう神経してんだ!抗議しようと見上げると
ルルさんは涙目になっていて、あの妻の人は幸せになれたのかしら・・・なんて言ってるよ。
いや、確かに悲しいお話だったけどさ・・・
あれ、もしかして俺が間違ってるのか?これは赤ん坊に聞かせるような話なのか??
困惑しているとルルさんが話の続きのように語り出す
「この話は、実際にあったのかもしれないと言われています。いつどこで誰が書いた話なのかはわかりませんが、とても広く伝わっていて現在伝わっている種族や大陸に関しては概ね正しいからですね。ただ、言語について触れられていないことが信ぴょう性にかけると指摘されることもあります。もしかしたら昔は統一言語があったのかもしれませんが、今は各種族に言語がありますからね。もっとも、魔神族・女神族・龍神族はその数が少ないこともあって種族言語を使うのは稀だと聞きますが。」
ということはモンスターと迷宮はあるってことなのかな?
男子としてはちょっとだけ心躍る言葉ですね。
「さて、今日の読み聞かせは終了です。そろそろ旦那様と奥様が帰られる頃合いでしょう」
そういうと俺を抱き上げたまま書斎を離れてしまう。あぁもっと色々読みたかったな・・・
こんばんは、これを書いてるときは寝たかったんですけど書き始めちゃうと楽しくてつい寝ないで書いてました(笑)
今回のはどうでした?ようやくこの世界の情報が家庭から飛び出して少しだけ出てきましたね!
楽しんでよんでいただければ幸いです。冷やかしでバカにしながら読むのでも全然うれしいです(笑)
あと、やっぱり長めだったので誤字脱字等あれば遠慮なくコメント欄にてご指摘お願いしますね。