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旅立ちの日①

 挿絵(By みてみん)

 

 目の前には大きな背負い鞄と、腰に巻ける中くらいの鞄が置いてある。

 中には食糧、水、焚き火の材料、貨幣、各種図鑑等々etc……。

 最終点検の結果、必要な物は全て揃っていた。そして、これで全ての確認作業がようやく終わり……、

 ついに、この日はやって来た。

 準備万端、体調万全!

 心が踊って仕方がない……さあ、いざ行かん!


 まだ見ぬ世界へ、旅立ちの時だ!!


 ……と、僕が新たな未来に胸を膨らませていると、部屋の外から短い破裂音とほぼ同時にドンドンと大きな音が鳴り響いた。

 遅れてきた振動につられて窓の方を見ると、空に大きな花火が何発も打ち上げられていく。

 その光景に、もうそんな時間だったのか……と、僕は移動して窓を開いた。


 聞こえてくる喧騒。

 ここまで漂う美味の煙。

 階下の街中に溢れる人々。

 幾度となく上がる花火。


『帝国建国300年祭』


 この過酷極まりない世界で、多くの命が繋いできた歴史に感謝と喜びを……。

 僕の目に映る全てが、この偉業の素晴らしさを物語っている。


 ……だから、もうちょっとだけ眺めていよう。


 だって、この光景が、この国で見る最後の景色になるかもしれないから……。 


 目に焼き付けよう。

 脳裏に刻もう。

 夢破れ、追われる身となってしまった僕だけど、

 この国の、

 この祭りの一助に、

 自分自身も加われていたのだという誇りを忘れないでいよう。


 願わくば、我が故郷にもう300年の平穏が続きますように……。


 それが、

 僕……"ソルハート"の、

 帝国騎士としての最期の願いです。

初めましての人は初めまして、

知ってる方はどうもです!

自身二作目となる連載を投稿させて頂きました!


さて、いきなりですが、この作品についてさらっと説明を……。

まず、一話一話が短いです。

更新は多分早目です。

冒険紀行ですので、主人公目線の日記みたくなります。

……と、いう感じで進めていきたいと思います。


なるだけ読みやすいよう頑張りますので、僕の連載しているもう一つの作品共々、お付き合い頂けると嬉しいです!

では、また~ノシ


※追記

 小説の無断転載が発覚しましたので、イラストの掲載は停止致します。

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