土蜘蛛の一日
地上から地底へと続く道には大きなクモの巣が張ってある。
クモの巣の主は土蜘蛛の少女の黒谷ヤマメ。ひと昔前に地上で病で人々を苦しめていたため地底に封印されてしまったのだ。
だが、ある一件でその封印は解け今では自由に地上と地底とを行き来している。
今日も地上にいる友達に会いに向かっていた。
ヤマメが向かったのは幽香の花畑。
彼女の友達とは...
「あ!ヤマメだ!」
「やあリグル。なんだか賑やかじゃないか」
「うん!今みんなでアルマの料理を食べてるの!」
アルマの名前が出るとヤマメの目の色が変わり、顔が赤く染まった。
「え?ア、アルマいるの?」
「うん。呼ぶ?」
「え、いや、その...」
「アルマ〜!ちょっと来て〜!」
「ちょ、ちょっと!」
ヤマメの制止も聞かずにリグルはアルマを呼んだ。すると、幽香の家からエプロン姿のアルマがめんどくさそうに出てきた。
「なんだよ...今2品目作ってるのに...ってヤマメじゃん」
「や、やあ!げ、元気だったかい?」
「まあね〜ヤマメも元気そうだな」
「う、うん...」
顔を真っ赤に染めてぎこちない喋りのヤマメにアルマは心配そうにした。
「大丈夫か?いっつも顔が真っ赤じゃん」
「そ、それは...お前と...一緒に...」
「ん?なんだって?」
「な、なんでもない!!」
「そ、そうか。今、2品目作ってるけど食うか?」
「食べる!」
そして、ヤマメは少し幸せそうな顔でアルマの料理を食べたそうだ。
少し急ぎ足ですいません




