アルマの手料理
不運の魔王ここに至る!
アルマは一人。料理をしていた。
と、言うのも幽香達に会いに来た途端、弾幕を放たれ料理を作れ!と謎の理不尽を受けたのだ。
つくづくこの魔王は不運だ。
だが、内心ホッとしているアルマ。幽香とリグルの二人が料理を食べなくてすんだからだ。
ダークマターについては本編をどうぞ。
「さてと...何を作ろうか。楽に作るか?それとも凝るか?」
ウンウンと唸るアルマの後ろでパルスィはそっと様子を伺っていた。
きっと一緒に作りたいのだろう。彼女の性格上自分から言い出せないようだ。
「う〜ん...なぁ〜パルスィ〜?」
「ひゃ、ひゃい!?」
気づかれていたことにおどろいたパルスィは変な声を出した。
「なんで驚いてんの。何作る?」
「え。じゃ、じゃあ肉じゃが?」
「あ〜いいね。そうしようか」
必要な材料を集めてテーブルの上に並べる。
そして、アルマは包丁を手に取るとボーッとしているパルスィに言った。
「手伝ってくれないの?」
「え?」
「いや、手伝ってくれるために来たのかと」
「ち、違うわよ!ただあなたもダークマターを作るんじゃないかと心配になっただけよ!」
素直になれないパルスィは本心とは全然違うことを言ったが、やはりアルマ。本心に気づいた彼はニヤニヤと笑いながら彼女に頼んだ。
「じゃあ、ダークマターができないように手伝ってくれよ」
「い、いいわよ?」
「よし。じゃあ皮剥いて〜」
「はいはい」
こうして二人は肉じゃがを作って幽香とリグルに食べさせたそうだ。
味は昔よりも美味しかったらしい。
肉じゃが食べたい




